ある小説の中に、世界を旅して「何を祀ってあるのかわからないんだけど、地元の人が拝んでいるものには手を合わせることににました。そうしたら、なぜか商売がうまくいくようになったんですよ」というフレーズがありました。SFだし、本筋とはまったく関係ないんだけど、心に残った一節です。そんなわけで(どんなわけで?)、日々の何気ないできごとを綴ってみようかと思います。
2008/02/15  (金) 

能勢妙見山東京別院「水行國祷会」

能勢妙見山東京別院は日蓮宗大阪能勢妙見山の全国唯一の別院として、1774(安永3)に能勢筑前守頼直の江戸屋敷に創建されたお寺。お寺なのは確かだと思うのですが、なんとなく神社のような風情もあり……、ちょっと風変わりな感じがしました。2月15日はお釈迦さまの命日にあたるそうで、この日、天下泰平を祈願して「水行國祷会」が行なわれています。
 
陽射しはありましたが、風が冷たく、今年はとくに寒いこの時期に下帯姿の男たちが水行をします。この人たちは100日行をした僧だと聞きましたが、真偽の程は不明。ここはは幕臣・勝小吉が息子の麟太郎(勝海舟)の開運勝利を願って水垢離した場所でもあるそうですが、それと水行が関係があるのでしょうか? 境内には勝海舟の像がありましたが、維新後らしく断髪、洋装姿。珍しいかもしれませんね。
 
水行が開始される30分くらい前に行ったのですが、狭い境内はカメラを持った人々でもうぎっしり。中高年というか、高年ぐらいの方々でいっぱいでした。写真どころか、全然、前が見えない! しかも押されてじりじり後退。後退したところにコンクリートの台があり、そこに乗っていた人がいたので、私もそのとなりへちゃっかり(笑) 
  
準備されている桶などは見えたのですが、水行が始まると前にいる人々が手を高く上げてビデオを撮り始め、さらに一脚にカメラをつけて高く上げる人があり、私が撮った写真に写っていたのはビデオをもっている人の手、誰かの禿頭などなど(笑) しかも私の乗っている台も初老の男性に目をつけられ、さらに後退を余儀なくされ……たところはもう石の塀というか、囲いというか。えーい、そこに乗っちゃえ! で、2回目の水行のときはばっちり写真が撮れました(^_^;)
 
境内に準備された樽には水が張ってあり、氷らしきものも浮いています。そこへ白装束の行者が現われ、着物を脱いで念仏のようなものを一心に唱え始めます。そして、桶で樽の水をすくって向かいの行者へかけ、そして掛け声と一緒に自分も頭からかぶります。これが2回。誰も寒そうな顔はしていませんが、本当はすごく寒いと思いますよ。修行とは大変なものですね。



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