ある小説の中に、世界を旅して「何を祀ってあるのかわからないんだけど、地元の人が拝んでいるものには手を合わせることににました。そうしたら、なぜか商売がうまくいくようになったんですよ」というフレーズがありました。SFだし、本筋とはまったく関係ないんだけど、心に残った一節です。そんなわけで(どんなわけで?)、日々の何気ないできごとを綴ってみようかと思います。
2008/04/05  (土) 

千松院(甲斐霊場第52番)

第51番の遠光寺から歩いて5分ぐらいのところにある千松院。50番代の寺院は比較的、密集していて、歩いて霊場めぐりをする人にも便利です。JR甲府駅に近く、街中で激狭の道もないので、運転手的にもラッキーです。
 
千松院も1945(昭和20)年の甲府空襲で本堂などをすべて焼失してしまい、コンクリート造りで再建されたもの。山門も立派で、全体的に新しい感じがします。本堂の前には石造の聖観音像があるが、戦前には立派な観音堂があったといいます。 
 
釈迦如来をご本尊とする曹洞宗のお寺ですが、甲州水子水子地蔵尊として有名。本堂の脇にある水子地蔵の周辺には子どものおもちゃやぬいぐるみなどがぎっしりと置かれていました。この日は本堂から静かな読経の声が聞こえていましたが、ひょっとしたらお子さんを失くした方の法事かな……なんて。
 
16世紀半ばの創建で、お墓所には甲府勤番の武士たちの墓が多いとのことです。甲斐武田家が荒川の水難よけの寺として、建立したとか。甲斐百八霊場の52番であるだけではなく、甲斐府内33か所観音霊場の振り出しのお寺。江戸時代には巡礼で訪れる人々で賑わったといいますが、最近は、水子地蔵にお参りに来る人が多いそうです。



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遠光寺(甲斐霊場第51番)
東光寺(甲斐霊場第56番)