ある小説の中に、世界を旅して「何を祀ってあるのかわからないんだけど、地元の人が拝んでいるものには手を合わせることににました。そうしたら、なぜか商売がうまくいくようになったんですよ」というフレーズがありました。SFだし、本筋とはまったく関係ないんだけど、心に残った一節です。そんなわけで(どんなわけで?)、日々の何気ないできごとを綴ってみようかと思います。
2010/11/15  (月) 

七五三

今日は、正式な意味で七五三だったんですね。神社では着飾った子どもやご両親の姿を見受けました。おじいちゃんやおばあちゃんが多かったりして(^_^;) ひとりの子どもに両親とジジババ4人がくっついていたりすると、やっぱり少子高齢化が実感されます(笑) 私も子どもの頃に七五三で、着物を着せられて神社にお参りに行ったようですが、そんなに派手なものではなかったような気もします。だんだん派手になってくるのは、子どもの数が減っているからでしょうか。
 
神社庁の資料では、男の子は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳の11月15日に、成長を祝って神社などに詣でるとありますが、私は男の子は5歳だけで、女の子が3歳と7歳と教わったようなきがします。旧暦の11月15日は鬼が出歩かない日と言われ、何をするにもいい日であるため、お祝いごとはこの日に!という感じらしいです。もともとは5代将軍犬公方さまの子、徳川徳松の健康を祈って、1681(天和元)年11月15日に始まったとされるとか。しかし、徳松は2歳で綱吉の実家である館林城主を継いだものの、5歳で夭折したというのですがら、あまりご利益はなかったような(笑) 本来は数え年で祝うものですが、現在は満年齢で行われる場合が多いようです。日にちも旧暦ではなく新暦で行われるのですから、まあ、どっちでもいいことで(^_^;) 気持ちの問題といいますかね。
 
それにしても、今日に限って、寒くなりましたねぇ。お天道様が姿を見せないと、急に気温が下がるようです。夕方にちょこっと外に出たら、雨まで降っていて、犬のようにブルブルっと(笑) でも、まだヒーターは入れていません。なぜならば、フィルター交換サインがでているから……。はやく交換しないと、朝夕は寒さに震えることになりそうです。 エアコンを入れればいいのですが、はやく温まるのはやはりガスファンヒーター! 私はそっち派です(笑)
 



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2010/11/14  (日) 

里もそろそろ紅葉

テレビでは、連日、箱根や日光の紅葉が紹介されています。きれいですねぇ! 行ってみたいけど、週末は人を見に行くような……。今日の高尾山の映像でも、人の姿のほうがたくさん映ってました。ミシュラン現象は今年もまだ続いているみたい。かといって、平日にドライブしたら、高速料金は高いですし。週末なら1,000円で行けると思うと、正規料金を払うのがもったいないような……。はやく無料化してくれ!(笑) 
 
遠くまで行かなくても、そろそろこの辺りでも色づいているのではなくかとフラフラと出歩いてみました。うん、うん、一部は紅葉が始まっているようです。しかし、気候不順の影響なのか、紅葉はしないで青葉から直接、枯葉になってハラハラ落ちている姿もあります。まあ、それもよしとしましょうか。
 



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2010/11/12  (金) 

ポリスフル(笑)

かなり久しぶりに幼なじみと新宿でランチをしました。新宿は、数本の鉄道が通っていますから、改札口もたくさんあるのですが、どこの改札を出ても、警察官がいっぱい立っています。「なにかあった?」と思ったのですが、事件ではなくてAPECの余波ですね。横浜は厳重な警戒という話は見聞きしました、新宿よ、お前もかって感じです(笑) そういえば、何日も前から、ゴミ箱は姿を消しているようでありました。
 
テロ警戒って言われても、あまりピンと来ないので、大袈裟だなぁという感じがしてしまいます。まあ、多くの国のエライ人がいっぱい来ているのだから、何かあっちゃこまりますから、警戒の必要はあるのでしょう。そのわりに立っている警察官にはあまり緊迫感がないような(^_^;) 道を聞かれちゃったりしてましたからねぇ(笑)
 
制服が立っているだけでも、ある種の抑止力はあると思うので、ご苦労さまという感じです。あまり物々しくないのは、かえっていいかもしれません。鉄砲担いだ軍人が、街の角々に立っているなどという風景は、あまり見たくないものですから。国際会議が開かれるというのはいいことでしょうけど、早く終わってほしいというのもあります(笑) おじいちゃん、おばあちゃんは、「孫は来てほしいけど、早く帰ってほしい」と思うという話を聞いたことがありますが、そんな気分かな(^_^;)
 



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2010/11/11  (木) 

尖閣ビデオ流出事件

ちょうど北京に行くことを決めた頃、尖閣問題が勃発しました。この時期に行くのもどんなものかなとは思ったのですが、まあ、いいやとばかり決行。石でも投げられるかと思いきや、北京は平穏でした。ガイドさんは「一部の人が騒いでいるだけ」と言っていましたが、はたしてそうなのでしょうか? 中国人の腹の中はわからん(笑)  逆に私は北京に行って、「2度と行くもんか!」と思って帰ってきました。2日目にはもう帰りたいと思っていた旅行なんてはじめてです(笑) 同じツアーの老ご夫妻の中にもそう言っていた方々がチラホラ。
 
ここに来て、今度はビデオの流出事件。政府は、「中国の対日感情を悪化させたくない」という立場なのでしょうが、はっきり言って日本人の対中感情は悪化の一途じゃないんでしょうかね? 中国におもねるような日本政府の態度は気にくわんと思っている人もけっこう多いような。ビデオをユーチューブに載っけちゃった人は、表に出てきたら、ひょっとしてヒーローになりかねませんね。それはそれで、あまりいいことではないような……。
 
ビデオは見せてもらうべきものだったとは思いますが、武官が文官のコントロールを逸脱してものごとをやってしまうというのはいかがなものかとも思います。それって、プチクーデターでしょうが(笑) その保安官の動機の解明や入手ルートに血道をあげるのではなく、まず、政府から正式にビデオをきちんと公開し、何が起こったのかを国民のみならず、世界に説明してほしいような気もしますが……。
 



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2010/11/10  (水) 

再び、王府井

翌日の夜も、味を占めて、再び王府井へ出かけることにしました。行きがけに、降りるべきホテルのそばのバス停の名前をノートに書き写したのは、いうまでもありません。ツアーの中で、京劇に行かないと言ったのは、私たちのほかに1組の老ご夫妻がいました。たまたま観光のバスで席が隣り合わせていたので、「一緒に王府井に行きましょう!」ということに。裕福な方々だと思うのですが、「せっかく来たのだから、庶民の足にのってみるのも一考」と、バスの冒険?に付き合ってくれました。行きのバスは、経験済みで「任せてください!」という感じです(笑) 
 
4人になって気が大きくなったというわけでもないですが、路地から路地へと探索。相変わらず、買い食いもしてました(^_^;) 量り売りをしているお菓子屋さんもたくさんあるのですが、前日は行かなかった路地でピーナッツ・キャンディを発見。これは、バスの中で、ガイドさんから「おみやげに最適。6箱買えば割引。街で売ってるのと違って、作りたて」と月餅とともに北京名産として思いっきり推薦されていたものです。老ご夫妻は、すでにガイドさんから購入したとか。しかし! 箱には入っていませんが、値段はバスの1/3ぐらい。「友だちにおみやげにするのに、箱に入っている必要はないしねぇ」と……。3倍は、箱代にしては高すぎます。ちょっと買って行こうということになり、つられて私も買っちゃいました。あまり甘くなくて、なかなかイケます。
 
王府井は、小さなお店や屋台が並んでいる狭い路地の連なりですが、ちょっと広くなっているところでは、イートインというのかな、フードコートというのかな、お店の前に椅子やテーブルが出されていて、いくつかの店で好きなものを買って、その場で食べられるように設えられている場所もあります。京劇みたいな衣装を着た歌手の歌のサービスもあったりして。結局、目的だった万里の長城をのぞけば、北京でいちばん楽しかったのはここかも。
 帰りは、老ご夫妻が疲れちゃったというのでタクシーに乗ることにしました。たくさん停まっているタクシーにホテルの名前を示すと、「行かない」といいます。そして、隣りに立っている人に何かを言うと、その人が手帳を出して、70と書きました。70元なら行くというということでしょう。そこでハタと気づいたのは、ホテルの人が紙に書いた30は、歩いて30分ではなく、タクシーなら30元という意味だったのでは、ということ。つまり、ここでの値段は、倍以上をふっかけられているということではないかということです。
 
そんなご無体な……。大きなホテルの前なら、ちゃんと営業しているタクシーが来るのではないかと、北京飯店というホテルまで行ってみました。ここが★いくつなのかは知りませんが、ここではベルボーイも英語を話します。タクシーが来るまでここで待てといわれましたが、待てど暮らせど……。どのくらい待てばいいのかと問うと、ベルボーイさんも「さぁ……」という感じ(笑) とても感じのいい、親切な方ではありましたが、タクシーの動向まではわからないと。それは、そうですね。
 
老ご夫妻は、「ぼられても、東京の初乗り運賃くらいだし、あっちのタクシーに乗りましょう」と言われました。歩く、という選択肢はないようです。当然ですね、貧乏たれの私どもとは違いますから(笑) そこで繁華街の入口まで戻って、タクシーと交渉。60元で妥結しました。すると、タクシーに乗せるのではなく、「こっちへ来い」と案内されたところには乗用車がありました。白タクだったのです。タクシーが看板のように停まっていて、タクシーに乗りたいお客さんを値段交渉して白タクに乗せるというシステム。タクシーはメーターで走っているようなので、山分けしてもタクシーも白タクも儲かるという具合になっているようです。なるほどねぇ。
 



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バスで王府井
暑いのか、寒いのか