ある小説の中に、世界を旅して「何を祀ってあるのかわからないんだけど、地元の人が拝んでいるものには手を合わせることににました。そうしたら、なぜか商売がうまくいくようになったんですよ」というフレーズがありました。SFだし、本筋とはまったく関係ないんだけど、心に残った一節です。そんなわけで(どんなわけで?)、日々の何気ないできごとを綴ってみようかと思います。
2010/12/15  (水) 

今年最後の贅沢

東銀座界隈をウロウロしていたのは、ここ数年、恒例となった築地ツアーに行ったからでした。義理堅い姉やんが、お世話になった人たちに新巻鮭を送りたいというので、物色の旅に参加させてもらいました。最近は、大家族が少なくなって、鮭を1匹もらっても困っちゃう家が増えたということでしょうか、お歳暮=新巻鮭という風習は廃れつつあるようにも思います。築地でも鮭を商っている店は少なくなっているような。しかし、やはり鮭の尾頭付きは見事に美しい姿でした。鱗がきれい! 「めちか」というのだそうです。目近。目が近いからだとか。近眼ではなくて、距離の話です(笑) 価格は4,000円弱ぐらいから、大きなものでは1万円ぐらいまで。けっこう、縁起物的な意味で購う人も多いようです。
 
実は買い物をすませる前に、まずご飯を食べに行きました。お昼が近くなるとあちらこちらで行列ができてしまうので、早めの時間に着いて、まずはご飯というわけです。昨年は海鮮のフライを食べて、これはこれでおしかったのですが、今年はナマモノ狙いです。評判のお店は、すでに数人の行列はできていましたが、素早く立ち回った成果があり、1組ぐらい待てば入れました。今年最後の贅沢!という感じで、今回は「市場すし」というお店でにぎり鮨をチョイス。
 
しかし、私は高級な食べ物には向かないタイプで(^_^;)、トロは脂っこくて苦手。赤身でもマグロはほとんど食べないので、マグロ漁が禁止されても困らないぞ〜と(笑) そこで、せっかく高級な鮨を注文しても、大トロとか中トロとか、その類のものは、姉やんに「食べて!」と押し付ける、と。 姉やんは、お腹いっぱいになりすぎて、困ってました(笑) 生牡蠣のにぎりというのを初めて食べましたが、これはおいしかった! 本当につるりといった感じです。好きなものだけ頼めばいいのですが、外を見ればもう行列だし、のんびりお好みっていうのも迷惑な話かなぁと……。しかし、スカイツリーから飛び降りるような贅沢をしたのだから、やっぱり好きなものだけを頼めばよかった……。
 



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2010/12/14  (火) 

首級、討ち取ったり!

東銀座あたりを歩いていたら、太鼓の音とエイエイオーの掛け声が……。何かお祭り? と思えば、吉良の首を取った赤穂浪士の面々が意気揚々と行進していました。今日は、義士祭だったんですね。泉岳寺に行ってみようとは思っていましたが、こんなところで浪士のみなさま方に遭遇するとは思いもよりませんでした。今日は、討ち入りの日だったんですね。パレードはどこから来たのでしょうか、ちょうど集合して、築地警察署のおまわりさんと交通安全キャンペーンの写真を撮っているところ。赤穂浪士と交通安全、どうやったらこじつけられるのか、ちょっと楽しみです(^_^;)
 
パレードを先導していた巡査に、「この浪士の方々は、ここから泉岳寺まで行くんですか?」と聞いたら、「警察は順にバトンタッチをしますが、パレードは第一京浜を通って泉岳寺までいきます」とのこと。では、では、ちょっとついて行ってみましょう。と、思ったのですが、みなさん、ゆっくり歩いているので、先導する形になっちゃいました(笑) どんどん先に歩いて……、気がついたら、浪士の面々ははるか後ろに……。結局、先に行って出迎えようと、スタスタと泉岳寺まで歩いてしまいました。4キロぐらいでしょうか。
 
泉岳寺では、屋台もいっぱい出ていて、お祭りモード最高潮。赤穂義士の墓所には、線香を手向けようという人で長蛇の列ができています。忠臣蔵が大好きな人って、本当にたくさんいるんですねぇ。いったんは並ぼうかと思ったのですが、なにせ列が長いし、大石さんたちのファンというわけでもないので、やーめたっと。でも、この日でなければ、墓所を見ることはできないのかもしれません。どっちを取るかと……さして迷いもせず、屋台へ直行(笑)
 
一度、食べてみたいと思っていたラーメンバーガーに挑戦。なるほど、確かにラーメンといえばラーメンの味。スープがたれに濃縮されているため、ちょっと味が濃いかなという感じです。もちろん、たこ焼きも(笑) たこ焼きの中にタコといっしょにウズラの玉子が入っているものを食べてみました。おいしかったのですが、ジャンクフード趣味の私もさすがに全部は食べきれませんでした(笑)


 



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2010/12/12  (日) 

チョコレートが咲いてた!

八重洲から宝町駅に向っていると、歩道の脇に小さくてカラフルな販売ブースが出ていました。ここは明治製菓の、たぶん、本社じゃないかと思うのですが、ビルの一角にカフェがあり、その前。あまり目立たない小さな店で「チョコレート・カフェ」という看板が見えました。この道は何度も通っているのですが、ちっとも気がつきませんでした。普通にコーヒーを飲むところではなく、チョコレートのケーキやクッキーなどを楽しむところみたいです。パフェなんかもあるかもしれません。
 
カラフルなパッケージは全部、チョコレートのようです。ちょっと興味をひかれたのですが、人だかりがしているし……。つつっと通り過ぎて信号を一つ渡ってから、やっぱり考え直して、逆戻り。ちょっとした手みやげによさそうではありませんか。50種類以上あるパッケージのチョコレートは、全部、味が違うようです。「どれが人気がありますか?」と聞いたら、「和三盆」と「ストロベリー」とのこと。和三盆? 和菓子の材料ですね、おもしろそう(笑)
 
その「和三盆」と「ストロベリー」に加えて「メープル」をチョイス。もう一つ、基本となるのはこれでしょうという感じで、1926年の明治チョコというのを選びました。それこそ、明治時代のチョコレートの味? 目的地はnu-faceさんだったので、着くと同時にチョコレートを広げて薀蓄を披露(笑) 集った4人で味見をしてみることにしました。
 
それぞれのチョコレートは1枚のいわゆる板チョコ。正方形です。nu-faceのお姉さまがナイフをもってきて4つに切り分けてくれました。そのとき、ナイフを対角線上に入れたので、「ふーむ、理科系らしいな〜」と感心してしまいました(^_^;) ふつう正方形の板があったら、なんとなく縦横にナイフを入れて、小さな正方形を4つ作ろうとしてしまうものではありませんか? その形のチョコレートを見慣れているし。対角線に切れば、2等辺三角形が4つでき、確かに内容量は同じになりますね。子どもじゃあるまいし、大きい小さいでまさかケンカはしないでしょうが(^_^;)
 
「和三盆」味チョコレートは、マイルドですが、和三盆の味といわれてもよくわかりません。Nu-faceの社長いわく「オレ、ネスカフェの宣伝には出られないなぁ」。そう、違いがわからないのです(笑) 1926年チョコよりはマイルドでした。メープルは口に含んだだけでパッと独特の味と香りが広がります。ストロベリーは、まさに苺がいっぱいの感じ。これ、なかなかおもしろく、いろいろ試してみたくなります。話題づくりにもなり、明治製菓さん、グッジョブ!(笑) ここでしか、買えないのかしら?
 



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2010/12/11  (土) 

観戦仲間と忘年会

今日は、浜スタ観戦仲間との忘年会。来年のチームの展望は……なんて話はあまり出なかったなぁ〜(笑) 明るい話題は、ひちょりくんと渡辺直人くんの入団ぐらいですかって感じで、極力、野球の話には触れないように(^_^;) 私がユニを買ったりして応援していた選手は、そして誰もいなくなった……です。今年は集合メンバーも少なかったのですが、奇しくもひちょりの中華街ユニーク入団会見と同じ日になったようで、そっち優先だった我らが座長が、会見終了後に駆けつけてくれたので、賑やかになりました。
 
去年、というかまだ今年の新年会ですが、参加してくれたメンバーに1歳児の男の子がいます。もうすぐ2歳かな。あれ、2歳になったのかな? 前回は赤ちゃんの感じだったのに、1年経ったら、すっかり少年の顔になっていました。そして、2ヵ月半の妹ができていて、もう「お兄ちゃん」です。おとなは1年ぐらいでは、そう大きな変化は感じられませんが、子どもをみると、その分、確実にトシをとっているのだなぁと……。困っちゃいますね(笑)
 
場所はいつも同じ中華屋さんですが、ここの餃子はキャベツや白菜のかわりにタマネギを使っているというユニークなものです。甘くておいしいと、評判はいいようです。タマネギが苦手な私としては、まあ、そんなにタマネギ臭くなくて食べられるという程度で……(^_^;) それよりお腹がすいていて、チャーハン! チャーハン!
 
空腹に昼間からビールなどをいただいてしまって、解散する頃には半分、眠っている感じでした。それで電車に乗ったものだから、川崎で降りる予定が気がつくと次は品川……。慌てて降りて、混んでいる山手線に乗り換えるハメになりました。まあ、南浦和まで行っちゃわなくてよかったというべきか(笑) 明るいうちに別れたのに、家に到着する頃には真っ暗になっていました。知らないうちに1年でいちばん陽の短くなる日が近づいていますね。
 



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2010/12/10  (金) 

深大寺「だるま展」

昨今は、深大寺といえば「ゲゲゲ」みたいなところもありますが、本当は深大寺と言えば「だるま市」です(笑) だるま市は3月3日と決まっているのですが、それに先立って、かなり先立っているかもしれませんが、深大寺の「曼珠苑ギャラリー」というところで、「だるま展」を開催していました。友人の友人がかかわっているというので、ご案内をいただき、ちょっとのぞきに行って参りました。友人の友人と言ってもまったく知らない人で、それを言い出したら、きっと誰にだってアルカイダの友人の友人のそのまた友人ぐらいはいるかもしれませんけどね(笑)
      
日本全国、あるいはアジア方面からもさまざまな「だるま」が集められていて、中には、「これ、だるま?」というようなユニークなものもあります。関東の人間は、だるまの顔は高崎系がなじみがあるような気がしますが、関東圏だけでもいろいろな顔のだるまさんがいるので、ちょっと驚きました。可愛らしい顔もあれば、不気味なものもあり、中には笑い出しそうなものもあります。
 
だるまは、まず木型を取って、それにあわせて作っていくというのが主流らしく、ギャラリーの内外に「だるまの素」ともいえる木型がいくつか展示されています。木型はだるま職人の命だそうで、「木型を他人に渡すときは廃業するとき」といわれているとか。もちろん「顔も命」なのでしょうが、その前段階にも魂が込められているということになりますね。
 
ギャラリー内で、小さな「だるま」が手作りされています。ひとつひとつは小粒ながら、ずらっと並べられている姿はなかなか壮観。1個500円で販売されています。それぞれがいろいろな表情を持っているので、選んでいくのも楽しいのではないでしょうか。12日の日曜日には、全日本だるま研究会の方による「日本のだるま」とテーマにしたギャラリートークもあるそうです。ちょっと先約があって行かれないのは残念。


 



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H.I.S.ってどういう会社?
世田谷代官屋敷跡