ある小説の中に、世界を旅して「何を祀ってあるのかわからないんだけど、地元の人が拝んでいるものには手を合わせることににました。そうしたら、なぜか商売がうまくいくようになったんですよ」というフレーズがありました。SFだし、本筋とはまったく関係ないんだけど、心に残った一節です。そんなわけで(どんなわけで?)、日々の何気ないできごとを綴ってみようかと思います。
2011/02/16  (水) 

痴漢対策

今日の新聞に、京王線で痴漢対策のために車両に防犯カメラを設置したという記事がありました。私鉄では初めて……ということは、JRにはあるんでしょうか? というか、いまやJRも私鉄ではないの?(笑) それはさておき、設置は何号車と決められているそうで、これは痴漢をお縄にするためというより抑止力にしようという狙いでしょうね。賛否両論ありそうですが、まずは痴漢行為を阻止するのは大事なことかと思います。
 
同時に京王線は、痴漢の検挙率第1位ということも書かれていました。検挙率第1位ということは、京王線にはそれだけ痴漢が多いということ? ではないだろうと、思います。首都圏近郊を走る私鉄、JRを含めても、京王線が痴漢列車だという話は聞いたことがないので。痴漢列車という汚名は、東上線とかJR総武線とかいう話を耳にしたことがあります。違っていたら、ごめんなさいm(_ _)m
 
痴漢の数がナンバー1ではないけれど、お縄にしてるのがナンバー1ということですね。確か「女性専用車両」を最初に導入したのも京王線だったと思います。ある意味、女性に優しい電鉄会社を目指しているのでしょうか。若い女性にとっては、ありがたいことですね。私はいまは通勤時間に電車に乗ることはめったにありませんが、朝っぱらから痴漢騒ぎは過去に何度も見聞き、体験してきました。まったく、冗談じゃない!という感じです。痴漢は犯罪ですよ!と、最近はポスターにも書いてありますね(笑)
 
いろいろな方法で、痴漢撲滅のために電鉄会社が努力するのはいいことですね。京王線、大好きです(^_^;) しかしながら、その前に、痴漢をするような輩は何を考えているのでしょうか。顔を洗って出直して来い! とか、オトトイお出で! とか、言いたくなりますね(^_^;)
 



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2011/02/15  (火) 

大雪!

夕べ、霙から雪になりかかりの時間に帰宅し、「寒い! 寒い 寒い!」と叫んで、家の中で丸まっていました。窓からはコンコンと降る雪の花びらが見え、どうやら屋根が重くなっているようです。オンボロの家はミシミシッ(笑) 空気が乾いていたので、お湿りはありがたい。降るなら雨より、雪が美しい……などとほざいているうちに、とんでもなく積もったようです。東京では、雪がセンチを数えれば、もう「とんでもなく」大雪ですから(笑)
 
朝起きてみると一面の雪景色。雪国と違って層が薄いので、下の汚い色が見え隠れしているところが哀れですが、それでも雪景色は雪景色! 通勤や通学の方々は難儀なことでしょうが、私は、本日、久しぶりの寝て曜日で、ぬくぬくと暖まりながら窓から雪景色を楽しんでいました。気温が高くなり、雪景色が長持ちしないのは残念ですが。夜になると雪の上を吹き抜ける風が冷たくなりそうです。
 



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2011/02/14  (月) 

旅館明治

湯村温泉は、井伏鱒二や太宰治など、多くの文人が滞在したことでも知られています。私たちが泊まった「旅館明治」は、まさに太宰治が滞在していた宿で、2階には小さなものではありますが、「太宰治資料館」という展示室が設えてありました。太宰治が初めて湯村を訪れたのは、1938(昭和13)年に甲府で見合いをし、結婚した翌年、甲府に新居を構えてからのことだそうです。
 
小説「美少女」は甲府の新居で「明治温泉」をモデルにして執筆されたもので、『湯村の大衆浴場の前庭にはかなり大きい石榴の木が在り、かっと赤い花が満開であった』というくだりの「明治温泉」が「旅館明治」であるそうな。太宰は東京に移転した後、たびたび湯村にやってきて、この旅館に滞在したそうで酢。そして、1942(昭和17)年2月中旬から下旬まで「旅館明治」に滞在したときに、「正義と微笑」を執筆。翌年3月中旬には「右大臣実朝」を執筆したとか。当時、湯村温泉はいくつかの源泉をはさんで10軒ほどの旅館が建てられていたといいます。
 
実は、そんなことはちっとも知らずに「旅館明治」に泊まったのですが、「明治」という名称からして、古い宿なのではないかと思っていました。確かに、明治時代から営業しているそうです。何度か改葬されているようですが、廊下や階段が磨きこまれた木製であるのにちょっと感動。古びた感じはしませんが、階段や踊り場にの広さに古き良き日本家屋というのか、和風旅館の趣があります。
 
太宰治が滞在した部屋も残されているそうですが、私たちはあいにく?その部屋に泊めてもらうことはできませんでした(笑) 新館もありますが、ちょっとわがままを言って、古いほうの部屋に泊めてもらうことに。窓枠などは年代物で、隙間風が入らないとはいいませんが(^_^;)、部屋は広くて、次の間もついており、おっきな暖房器具が設えてあります。明治とはいわないまでも昭和の香が漂う、なかなか居心地のいい部屋でした。たぶん近年に改造したのでしょう、よく椅子とテーブルがちょっと置いてある張り出しのようなところの隅に、ちゃんと洋式トイレもついていました(^_^;)
 
お祭りとあって、泊り客はたくさんいたのですが、部屋や廊下などが広々としているせいか、外の喧騒とは裏腹に静か。ましてや昭和初期、ここなら太宰治も落ち着いて執筆することができたのではないかと思われます(笑)
 



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2011/02/13  (日) 

湯村のお地蔵さん

毎年2月13日の昼12時から翌14日12時までの24時間、甲府の湯村温泉郷にある塩沢寺で厄除地蔵尊祭りが開催されます。塩沢寺は甲斐108霊場の63番目で、以前に霊場めぐりで訪れたことがありました。そのときは静かなたたずまいを見せていましたが、さすがは有名なお地蔵さんのお祭り、多くの人が行列を作ってお参りをしています。10万人以上の人が訪れると言われますが、今年は13日が日曜日だったこともあり、かなりの賑わいでした。埼玉や神奈川から来ているという人にも出会いましたが、建ち並ぶ露店のおじさんの話では、年々、人手が少なくなっているとのこと。「やっぱり景気が悪いからねぇ」と、売上のほうも前年比、かんばしくないそうです。
 
国の重要文化財に指定されている塩沢寺の地蔵堂に安置されているご本尊は、県の指定文化財になっている石造地蔵菩薩座像。いつもは耳を塞いでいるのに、毎年、この24時間だけ耳を開き、善男善女の願いを聞きいれ、厄難を逃れることができるという言い伝えがあります。かつては夜通し人出が耐えなかったそうですが、いまでは23時を過ぎれば人影はまばらに。公認の夜遊びという感じで、夜が深まってからは若い人たちの姿が多かったようです。
 
露店は門前から1キロぐらいは並んでいるのではないでしょうか。焼きそばやたこ焼きといった縁日につきものの屋台をはじめ、御守を売る人、甲府名物B級グルメ鳥もつ煮などの看板を上げる店、ありとあらゆる露店が勢ぞろいという感じで、お参りの後、ブラブラと参道を歩くのも楽しみの一つになりそう。広い道ではないので、お地蔵さまの耳が開いた直後は、人間が渋滞するほどの混雑になりますが(^_^;)
 
屋台の焼きそばなんて、こういっちゃなんだけど、だいたい味はイマイチと相場が決まっているんですよねぇ。と、思いつつも、やっぱり買い食いしてみないと気がすまない私は、大盛り焼きそばに挑戦(笑) まあ、思った通りの味ではありましたが、これが縁日の楽しみといえば、楽しみなのですから、完食!
 



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2011/02/12  (土) 

エジプトは

毎日、夜中までCNNにかぶりつきです(笑) これからエジプトがどうなるのかはわかりませんが、ひょっとしたら世界が変わる前兆を目撃しているのかもしれないとも思います。このムーブメントの是非は時間がたたないとわからないことだと思いますが、なにはさておき、民衆のエネルギーのすごさを感じますね。日本人にはもう、こういうエネルギーはないでしょう……。戦後とか、60年代にはあったようにもかんじられます、これに近いエネルギーが。もう歴史の世界ですが(^_^;)
 
エジプトの政権交代は、どのようなかたちになるかは別として、もう決定的でしょう。世界はどんな地図に塗り替えられるのでしょうか。さて、日本もアメリカさんの言うことだけを信じていたら、エライことになりかねませんよ、と。次は中国さんの言うことに従わなくてはならなかったりして(笑) 笑いごとじゃ、ないか〜(-_-;)
 



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雪は降ったけれど
気がつけば春の足音