ある小説の中に、世界を旅して「何を祀ってあるのかわからないんだけど、地元の人が拝んでいるものには手を合わせることににました。そうしたら、なぜか商売がうまくいくようになったんですよ」というフレーズがありました。SFだし、本筋とはまったく関係ないんだけど、心に残った一節です。そんなわけで(どんなわけで?)、日々の何気ないできごとを綴ってみようかと思います。
2012/07/16  (月) 海の日

I SPY 、YOU SPY

クラフト作家やまがたあけみさんの本「どこ?」の英語版のタイトルが、「I SPY 、YOU SPY」。スパイって……、007とか? その意味しか知らない単語でした。絵の中から、何をスパイしろというのだ?(笑) と、思いました。スパイという言葉には、もちろん密偵とか、調査員という意味があるそうですが、普通に「探す」という意味もあるそうな。つまりは「私は探したよ、あなたも探してね」という感じのタイトルだったのですね。この英語版は、奇しくもオーストラリアで発売されていますが、日本ではなかなか手に入りません。八重洲ブックセンターでもギブアップされてしまったので、作家本人用の本をあけみさんから略奪してきて、カレンに見せました。

  
これが大受け! です。すごく喜んでくれて、友だちにも見せまくっています(笑) 「この作家と友だち」なんて言ったら、それだけで「すごい! すごい!」と感心されました。いえ、いえ、私が作ったわけじゃないから……(笑) なんか、七光りみたいな感じです。さっそく版元をメモして帰った人がいるので、オーストラリアでもヒットするかも? みんなに「宣伝しておいてね!」と営業しておきました(^-^;) 版元も西オーストラリアの都市のようですが、パースではなく、私の知らない街でした。もちろん地元の人は知っているのでしょう、「へぇ〜、ふ〜ん」という感じ。
 
パースは西オーストラリア州の州都ですから、この辺では、一応、いちばん大きな街。一応とつけてしまうのは、大きいといっても街周辺の人口は1万人弱。日本で考えると小さな地方都市の感じです。ですが、オーストラリアでは4番目に大きい都会だったと思います。なにせ世界で6番目に広い国土を持ちながら、総人口が2千万人ちょっとですから、人口密度は当然、低いですよねぇ。道路の広さや家の広さ、庭の造り方、あっちこっちにあるだだっ広い公園や空き地なんかをみると「土地が余ってるなぁ~」と実感します(笑) 都市の中心部には集合住宅もないわけではありませんが、家はほぼ平屋。2階建ての家を発見すると「ほぉ〜?」って感じです。最近は、海辺や立地条件のいい地域では2階建ても増えてきてはいるようですが。
 
ところで、このブログはベッドの中で書いています(-_-;; 思いっきり風邪をひきました。カレンの家は、寒いっす(笑) 基本的に暖かい、暑い時期が長いので、ここら辺の家は「涼しさ」を求めて作られているようです。せっかくお日様が輝いているのに、家の中に日差しはまったく入らない……。しかも、この家には暖房用品ってのが、まったくないのですよ〜。ストーブか、せめて電気毛布でもくれ〜と言いたいところです(笑) 自分で買ってきちゃうのは簡単ですが、いずれもランニングコストがかかるものなので、居候の身としてはそうワガママも言えません。家主が厚着でしのぐなら、ゲストも厚着でしのぎましょう! と、思ったのですが、ちょっと失敗。本日の午後は、ベッドの中で葛根湯を飲んで過ごしました。明日は、完全復活の予定(笑)
 



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2012/07/15  (日) 

ロッキングハム

家主のカレンの友だちの日本人がロッキングハムというきれいな海岸の近くに住んでるというので、遊びに行ってきました。冬だし、天気もイマイチだったので、きれいな海岸を満喫することはできなかったのですが、夏になると多くの人々が集まってくるパースでも人気のある海岸だそうです。波の向こうに見える島は、ペリカン島だと教えてもらいました。近くでグワッとペリカンに大きな口を開けられると、けっこう怖いんですけどね(笑) ペンギンもいるそうですが、ペリカンとペンギンが同居なんて、ちょっと考えられません。
 
この島までの海底はすごく透き通っていてきれい。カラフルな魚も泳いでいます。泳いでも行けるんじゃないかと思うくらい近く感じるので、実際、夏になると泳いで渡ろうとする人がいるそうです。しかしながら、海底は落差あり、穴ぼこありで、大変危険なので、絶対に泳いで渡らないように! という注意書きがあちらこちらに掲げてありました。それでも、行っちゃう人って、きっといるに違いありません(笑)
 
カレンの友だちの家では、ご飯に味噌汁、トリと大根の煮物、ほうれん草のゴマ和え、白菜の漬物という、純和風のランチをいただきました。なんだか、こちらに来て、毎日、毎日、和食ばかり食べているような(笑) そのうえ、帰ってきて、夕食は私が焼きうどんとサラダを作ったのですから、本当に今日は、朝から晩まで醤油味(^-^;)
 
この家で、ハニーという名前の4歳のオスのプードルに出会いました。かわいい〜! すごく人懐こくて、みんなの手をペロペロなめるばかりではなく、すぐお腹をみせちゃうような(笑) 一緒に海岸を散歩したのですが、貝殻をなげると追いかけて、すぐ見失っちゃうというくり、けっして賢いとはいえないタイプですが、とにかくかわいい! とくにシッポがキュートです。道路を渡るときには、1回おすわりがあるのですが、この後姿がなんともいえないくらいかわいかったです!
 



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2012/07/14  (土) 

のんびり土曜日

土曜日は、パース在住の日本人の友人、合気道の先生が道場を開く日です。今回は、私がここに来ていることは内緒にしてあって、突然、訪ねて、驚かそうと思っていました(笑) とりあえず、味噌と醤油のお土産を持って、バスに乗り、電車に乗り換え、駅からうろ覚えの道を歩いて道場へ。この辺の道は、道路名と地番が非常にはっきりしているので、住所がわかれば、うろ覚えでもちゃんと到着することます。
 
で、ちょっとウロウロはしたものの、到着できました。お昼過ぎて、ちょうど稽古は一段落したところ。まもなく片付けて帰ろうかという時間だったようです。私はてっきり午後もやっていると思っていたのですが、実は「間に合った!」という感じ。入り口から、のっそりとお邪魔して……、ふたりの友人が口をあんぐりあけて、「何してるの~?」と驚くさまを楽しみました(笑)
 
稽古が終わってから、フリーマントルの市場をのぞいて、ちょっと買い物をし、郊外のレストランでランチ。そのまま友人たちの家におじゃまして、久しぶりのおしゃべりを楽しみ、手作りのパスタをごちそうになりました。材料は同じようなものでも、やはり日本人が作ったものは、オーストラリア人が作ったものと、なんとなく違っています。おもしろいものですよね、ふるさとの味って。オーストラリアは、移民の国といいますか、世界中から人々が集まっていますから、レストランでも家庭でも、それぞれちょっとずつふるさとの味があるような気がします。
 



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2012/07/13  (金) 

餃子作り

家主のカレンは、とても和食が好きで、しかも作り方を覚えたがっています。とりわけ、味噌汁が大のお気に入り。味噌汁の作り方なんて……とくに難しくはないですよね、味噌さえあれば(笑) そういうわけで、昨日は日本の食品を専門に扱っている店があるというスビアコという街に行きました。ファッション、雑貨、食品といろいろなお店が並んでいて、おしゃれなレストランやカフェもたくさんあるにぎやかな街です。日本で言えば、吉祥寺的かもしれません。
 
スーパーマーケットの片隅に日本語で「日本フード」と書いてある店がありました。下に「Japaneseなんたら」と英語で書いてあるのだから、日本語は日本人または日本語のわかる人向けですよね。だったら、「日本の食品」とか書けばいいのに、なぜ「フード」?(笑) それはいいとして、ここで味噌と粉末の出汁、油揚げ、乾燥わかめと「味噌スープ」の材料を調達し、ふと見ると冷凍讃岐うどんがあったので、それもカゴヘ、うどんも作るとなると……そうだ、きのこうどん! ここでは、いわゆるマッシュルームはありますが、えのきだけとか、しいたけとか、シメジやエリンギなどは非常に特殊なきのこで、あまり売っていないし、売っていても非常に高価です。でも、まあ、とりあえず、きのこもカゴヘ。と、気が向いたので高野豆腐。それに加えて、発見してしまった「お〜いお茶、濃い味」のペットボトル1本。
 
これをレジに持っていくと……目が飛び出すとはこのことです! めちゃめちゃ高い! それは、そうかもしれません。こちらから見れば、全部、輸入品。私たちが麻布のインターナショナル・マーケットなんかに行って、ちょっと買い物したって、びっくりするような値段になるのと同じことなのですね。でも、これだけで、日本円で4,500円ぐらいですよ、ひぇ〜! お世話になっているカレンが楽しみにしてくれているので、しかたがないかと涙を隠した私だったのであります(笑) ペットボトル1本が200円以上しますからねぇ、西友なら78円なのに(-_-;;
 
そして、今日はお腹をすかせるために、午前中はキャリーアップという海岸に散歩に行きました。キャリーアップといっても何かを持ち上げるわけではなくて、まったく違ったスペルでしたが、何度聞いても「キャリーアップ」としか聞こえない(-_-;; しかたがないですね、かなり耳が悪いので。そこは、夏になるとカレンがいつも泳ぎに来るお気に入りの海岸だそうです。いつも陣取っているのは岩陰の一角。なぜ岩陰かというと、ここにはサメが出没するのだそうです。こんな透き通った穏やかな海なのに! 今年もすでに何人か被害にあっているのだとか。日本の海のクラゲも嫌ですが、サメだと、泳ぐのも命がけという感じです。
 
伊勢丹+パルコ×2+西友×2みたいな広大なショッピングセンターに立ち寄って、少し買い物をした後、家に帰ってランチ。作りましたよ、きのこうどん。菜ばしがないので、まるでスパゲティを作るようにうどんを作る……(笑) スープの中を泳いでいるヌードルというのは、けっこう珍しいもののようです。「どうやって食べるの?」状態。しかもスプーンで(笑) それは、フォークのほうがいいかも〜。う〜ん、フォーク+スプーンかな〜。
 
夕食は餃子作り。大量のキャベツを刻んでもらったのですが、「こんなに?」という反応。大丈夫、絞るから。リクエストえび餃子だったので、次はえびを刻みます。そして、しょうがを少し。塩、胡椒とゴマ油。カレンは、一生懸命にメモを取っていますが、あくまで私流のなので……、冷凍餃子を買ってきたほうがおいしいかもよ(笑) 餃子を包むのも一苦労。私は決して器用なほうではありませんが、初めてやる人に比べれば、一日の長あり、です(笑) 偉そうに包み方を教えたりして。
 
焼く段になって気づいたのですが、西洋人には「焦がす」という発想はないのかもしれません。火が通れば、「できた!」という感じで火を止めようとします。「いや、もう少し強火で、焦がしたいのよ」という意味がなかなか伝わらす……。しかもコンロの火力が弱いので、なかなか思ったようには仕上がりませんでした。みんな、フライパンにくっついちゃう……。できあがりは、見事に型崩れしていびつな餃子に(笑) でも、「おいしい、おいしい」と言っていっぱい食べてくれたので、よしとしましょう。高野豆腐の煮物も好評でした(^-^;)
 



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2012/07/12  (木) 

カジノ

木曜日は、カジノで特別な催しがあるとのことで、家主のカレンと友だちのマリアは、毎週、出かけていくのだそうです。今日は、私も連れて行ってもらうことになりました。カジノがあるのは、バーズウッドというホテルで、パースでは3本の指に入る、まあ、一流ホテルです。当然のことながら私は泊まったことはありませんが、ワイルドフラワーの季節になると日本人のツアーもたくさん入るはずです。ふたりの会話は当然、ナチュラルスピードの英語なので、何を言っているのか、さっぱりわかりません。ただただ、ジャパニーズスマイルでごまかすのみ!
 
カジノには、すごく大勢の人が集まっていました。やはり、木曜日は特別な日だからかもしれません。いわゆるスロットマシンやルーレット、ブラックジャック、ポーカーなどなど、たくさんの遊びが用意されています。一般の人が遊んでいるのは、1ドル(約80円)のスロットマシンや2ドルぐらいから遊べるらしいルーレットなどですが、奥の特別な部屋では、最低でも50ドルとか100ドルとかから始まるルーレットやカードゲームのテーブルが並んでいます。とりあえず、見学(笑)
 
カジノのメンバーになると何か抽選で当たるとか、いろいろな特典があるらしいので、ちゃっかりメンバーズカードまで作ってもらっちゃいました。作るのは無料ですが、パスポートを見せろとか、作るときはなかなか物々しい感じです(笑) せっかくカードを作ったのだからと、スロットマシンに挑戦。あっというまに1ドルを失って、本日はこれで打ち止めにしました(^-^;) どのみち、新メンバーは、初日は5ドルぐらいまでしか遊べないらしいです。
 



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近所の公園
香取神道流