ある小説の中に、世界を旅して「何を祀ってあるのかわからないんだけど、地元の人が拝んでいるものには手を合わせることににました。そうしたら、なぜか商売がうまくいくようになったんですよ」というフレーズがありました。SFだし、本筋とはまったく関係ないんだけど、心に残った一節です。そんなわけで(どんなわけで?)、日々の何気ないできごとを綴ってみようかと思います。
2013/06/12  (水) 

小岩菖蒲園

月に1度のクリニック友だちとの城東地区探索。今月は小岩菖蒲園に行ってきました。堀切菖蒲園は有名で、以前に行ったこともあったのですが、小岩菖蒲園というのがあるのは知りませんでした。テレビの情報番組か何かで「菖蒲祭り」をやっているという話を小耳にはさみ、絶好のタイミングでした。江戸川の河原ちかくに、たくさんの菖蒲が植えられていて、小さなスペースではありますが、散策にはちょうどいい感じです。
 
入場料もとっていないので、近所の少年たちがザリガニとりに来ていたり。観光化されている堀切より、のどかで人も少なく、のんびりした気分に浸れます。菖蒲にはそれぞれ名前がつけられているようですが、シロウトにはみんな似たような花に見えてしまって(笑) そういえば、アヤメと菖蒲の違いは……というのも、以前に解説を読んで「なるほど」と思った覚えはありますが、内容はすっかり忘れてしまいました。学習能力ゼロです(-_-;)
 
そんな専門知識はわからなくても、「わぁ〜、きれい!」でいいかと(^_^;) 水の中に花を咲かせている菖蒲や睡蓮はいいものの、近くに咲いていた紫陽花は、降水量不足の影響で、かなり可哀相なことになっていました。蕾をつけても、そのまま咲かずに枯れかけている花もあります。今日は、やや雨模様という感じで、菖蒲には似合いの天気ではありましたが、結局、傘をさすことはなく……。豪雨は困りますが、少し降ってあげないと植物には過酷ですね。
 



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2013/06/10  (月) 

不穏なお天気

渇水、渇水と言われていると思ったら、台風の直撃の可能性があるとか。今日は雨は降らなかったものの、なんとなく気分の悪くなるような空模様でした。気持ちの悪い風も吹いていたし、暑いような涼しいような……。いまさら異常気象もないもので、異常が当たり前になりつつあるような環境の変化です。こればかりは、どうしていいかわかりません。そう考えてみると、自分でどうにかできることなど、ほとんどないですね。どうにかできるものなら、ゴキブリと蚊を絶滅させたい(笑) 今日、雨戸を閉めようとしたら、外からゴキブリが飛んできて、反射的に「ギャ〜」と叫んでしまいました。助けてくれる人など誰もいないのですが、近所の人に殺人でも起きたかと思われたかもしれません(-_-;)
 



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2013/06/09  (日) 

さようなら、旭川

旭川を後にする時間まで、どこかに行くには中途半端な時刻になってしまったので、早めに空港まで行き、レストランで宴会状態に(笑) クルマを返してアルコール解禁となった私も、とりあえずビールと。疲れと、運転手を任された緊張感から開放されたせいでしょうか、一杯ですっかり酔っ払いになりました(^_^;) お土産を見に行ったり、わいわいと長居をしているうちに落日。空港からの夕日が、とても美しく印象的でした。短い滞在ではありましたが、楽しかったなぁ〜、旭川。旭川を思い出すときには、必ずこの夕日も一緒に思い出しそうです。
 



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2013/06/08  (土) 

北海道美術工芸村

美術品や北海道の物産がたくさん並んでいるところかと想像して行ってみたのですが、まるで公園のようなところでした。可愛らしい建物がいくつか散在していて、結婚式場にでもなりそうな。最近、ちょっと着物に興味をもち始めた私は、優佳良織の資料館へ行ってみました。とはいえ、入場料を惜しんで、ロビーと売店を見物するにとどまるところが、中途半端な人柄を表していますね(笑)  優佳良織は北海道で唯一といっていい、有名なつむぎです。手触りもよく、色合いも美しいのですが、小さなバッグが1万円以上……。貧乏人には手がでません(-_-;)
 
朝から動物園やら、酒蔵やらを巡って歩き疲れていたので、庭の見えるベンチで足を投げ出し、ほとんど昼寝状態。長老のほうがよっぽど元気でした(笑) 気温が低いので、日のあたるベンチで寝転んでいるのは快適。また来ることができるかどうかはわかりませんが、今度来たときにはじっくり見て回ろう、とか(^_^;)
 



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2013/06/07  (金) 

酒は天下の男山!

旭川は、どちらかと言えば小さな街で、旭山動物園を堪能してしまうと、行ってみたいと思うところは、そう多くはありません。文学館、記念館の類は、対象に大きな興味をもっていなければ、猫に小判ですしねぇ。そこで、のん兵衛の長老が興味を持ちそうな、男山酒造り資料館へ行ってみることにしました。なんてったって、試飲し放題です(笑) こじんまりとした資料館と風情のある庭があり、なかなか楽しい場所でした。
 
資料館とはいえ、つまりはお酒の販売所。入口を入ると、すぐに試飲のカウンターがあり、さまざまな種類の「男山」が展示され、販売されています。普通の清酒は無料で試飲し放題。高級なお酒や希少なお酒は、試飲でも有料でした。といっても100円ぐらいのようでしたが。まずは無料のカウンターへ流れると、「ドライバーさんはどなたですか〜?」と最初に確認されました。運転者には絶対、飲ませないぞ!という固い決意がそこに(笑) 「は〜い!」と手を上げて明るくお返事をした私は、ハナから飲む気はありませんから、ご安心ください(^_^;) 
 
みなさんが、あれこれと試している間に、2階と3階にある資料展示室を見学して歩きました。お酒にはたくさんの人が群がっているのに、資料室はシーンとしています。みんな、目当てはそっちじゃない(笑) 「男山」という酒は、かなり歴史の古い酒で、もともとは江戸で造られていたようです。資料館には数々の浮世絵が飾られていましたが、その中には「男山」と書かれた菰樽が描かれているものもありました。歌麿や北斎などの貴重な作品も所蔵されているそうです。昔の酒造りの道具や樽なども展示されていました。
 
のん兵衛のみなさん、のん兵衛ではなくとも、お土産や贈答としてお酒を選んでいるみなさんはなかなか時間がかかるので(笑)、資料館をあとに庭に出てみました。むかしの樽や桶が並べられていて、水車などもあり、散歩には気持ちのいい庭です。一角には大雪山連峰の万年雪がしみこんだ伏流水を汲み上げている「延命長寿の水」、これで「男山」を仕込むそうですが、これも提供されています。もちろん飲み放題(笑) そうは飲めるものではありませんが、地元の方々がたくさんのペットボトルをかかえて汲みに来ていらっしゃいました。
 



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