ピンチ
高速道路でガス欠なんかしたら困るなぁと思いつつ、ガソリンメーターの針はEを指していてもまだランプがついていないし、「えい、行っちゃえ」と第三京浜に突入。しばらく走って、都築2キロの標識が出た瞬間に、ガソリンの警告ランプも点りました。ランプがついてから何キロぐらい走れるのだろう? 1リッターぐらいは残っていると聞いたことがあるのですが、いまは借り物のクルマに乗っていて、自分のクルマの燃費も知りません(笑) 都築で降りても、降りたことのない出口なので、どこにガソリンスタンドがあるのかはおろか、降りた先の道の事情もわかりません。
次の川崎なら道がわかるので、「行かせてください」と神に祈り、都築を通過。日頃、神など敬っていないのに、そんな勝手な言い分を神様は聞き届けてくれるものでしょうか(笑) なんとか川崎までたどり着き、有人の料金所で「近くにガソリンスタンドはありませんか?」と聞いたら、知らないと言われてしまいました。大ピンチ。JAFの電話番号を頭に浮かべながら、普段は通らない広い道へ左折。広い道のほうが確率が高そうに思えました。冷や汗が出てくる頃に、小さなセルフのスタンドを発見。「やったー」と思ったら、バイクが行列を作っています。
列は短くても、バイクばかりなので、何台待ち? 並んでいるうちにガソリンを使いきらなければいいなぁと思いながら待っていたら、どうもバイクの集団走行を図っている人たちの集合場所になっているようで(-_-;) なんだか物騒な漢字を羅列したステッカーなどが貼り付けられているバイクばかり……。ひぇ〜、これはこれでどうしたものでしょう(笑) 気がつくと、警察のワゴンが赤灯を回して近くに止まっています。おまわりさんが見張っているなら安心か(^_^;) やっと順番が来て給油し、走り出してから、知っている道のはずなのに道に迷いました。ナビもあるのに。相当、動揺していた模様です(笑)
精進料理
法事があって、深大寺の近くの「柏亭(042-485-1211)」という店で会食をしました。参詣客で賑やかな参道からは少し離れ、クルマの通る道からも少し路地を入った奥にある店なので、静か。さりげなく、風情のある入口は、都会の喧騒を逃れて静けさへいざなわれるという感じです。法事だから精進料理、というわけでもなく、一つひとつが工夫された小鉢は、和食の美しさとおいしさを楽しめ、あっさりと味つけされた野菜料理はダイエットにも最適です(^_^;)
法事と言えば、基本的に年寄りの参加も多いので、低カロリーで少しずついろいろなものが楽しめるのはいいのではないかと思ったのですが、むしろウエイトを気にしているおじさん、おばさんのほうに好評(笑) 若いモンには、ちょっともの足りなかったかもしれませんね。とはいえ、故人の子、孫、甥ぐらいの集まりで、世代別アンケートが取れるほどの人数ではありません。我が家ばかりではなく、最近は法事も大々的にやることは少ないようで、お隣の部屋にも黒い服の人々が集まっていたので仏事関係かと思いますが、5、6人だったようです。
お隣の部屋って……、実は間違えて開けてしまい、「ごめんなさい」だったのですが、しっかり小部屋に区切ってあるので、隣の気配もせず、あらら、お隣にもお客さんがいたんですね状態。考えてみれば、そりゃあ、いますよね。1軒貸し切りではないのだから(^_^;) 予約なしのお客さんを受け入れているのかどうか知りませんが、1部屋に1組だけで、しっかり個室になっているので、世間をはばかる話もできそうです。別にはばからなければならない話があるわけではないのですが(笑)
料理は、写真のほかにも姿の美しい鮎の塩焼きなどを供していただきましたが、食べるのに夢中で写真を撮り忘れました(^_^;) 最後に出てくる手打ち蕎麦に、ここが深大寺だったと思い出さされました。コシが強すぎず、比較的あっさりめの手打ち蕎麦は、「おかわり!」と言いたくなります。言いませんでしたけど(笑) 午後のひととき、数年ぶりに会った従兄弟などとぼそぼそ近況を話したりして、長い時間ではないものの、ゆったりした時間を過ごせたような気がします。
異常以上
あぢ〜!
びっくりした〜
すると、「お茶を飲まないのではなく、ペットボトルなんだよ! だから家に急須がない」とのこと。急須など見たこともないという青少年がいるらしいのです。若い人たちの家庭って、そんなものかなぁと思いました。しかしながら、「親は急須でお茶を入れていたでしょうに」と聞くと、その急須のない家って、両親は60代だそうです。60代の親の家に急須がないから、20代、30代の子どもが急須を知らないんだってば! というわけです。ひぇ〜、そういう文化なの〜? という感じ。その家は特別なのではないかと聞くと、けっこうあるとのこと。だから、ペットボトルが箱で売れているのだとか。
これは、ここ数年来でいちばんの驚きでした。ちなみにそういう家は、ポットもないとか。それは、必要ないかもねぇ(笑) 私もポットはなくて、ティファールに頼ってますが(^_^;) 自分が茶飲みだからかもしれませんが、日本人の食生活というか、日常生活とお茶は切り離せないものだという思い込みがありました。海外にいったときなど、和食レストランを目の色を変えて探す人を「1週間や10日くらい、米のメシを食わなくても死ぬこたぁねぇ〜」とか言っちゃって、「郷に入ったら郷に従え」と現地の食事を食べて過ごす私ですが、実はこっそり緑茶のティーバッグだけは持っていきます(笑)
外国のスーパーマーケットに行って、お茶のペットボトルがない! と衝撃を受けたこともあります(笑) 実は、手に入る国もありますが、非常に高いのです。でも買ってしまったこともあります(^_^;) いや〜、急須のない家がある……、衝撃的です。目からウロコ……とは言いませんね、こういうことに対しては(笑) しかし、身近なことでも世の中には知らないことがたくさんあるものですねぇ。私だけ?