日日是好日（にちにちこれこうじつ）

先日、長崎に遊びにって来た友人から、ちゃんぽんの生麺をいただきました。茹でてから炒めるという、いささか面倒な手順があるのですが、麺類は大好きなので多少の手間は苦になりません。袋には、作り方のほか、何を入れたら｢長崎ちゃんぽん｣になるのかが書かれています。冷蔵庫をのぞくと、なかなかレシピ通りには材料がありません。ま、具は適当で……と作り始めてしまうところに我が身のいい加減さを感じつつ、野菜と冷凍のシーフードで。きくらげは、横浜に足しげく通っている私の常備食品のひとつです。
 
出来上がったちゃんぽんを食べ始めてから気がつきました。おいしいのですが、何か物足りない……。そうだ、かまぼこ！　かまぼこは我が家の常備食品ではなかったので、なくてもいいでしょうと思ったのですが……、ちゃんぽんって、かまぼこが入らないと、本当に｢らしくない！｣という感じになってしまうのです。ほんの彩りぐらいにか感じていなかったかまぼこですが、その存在感はちゃんぽんそのものといってもいいくらいです。豚肉はなくてもまったくきになりませんが、かまぼこはないとダメ！(笑)　いまさら、かまぼこを買ってきて作り直すわけにもいきませんが、かまぼこを常備食品にしておかなかったのは、大失敗でした(笑)
 

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朝起きて、テレビをつけてびっくりしました。しかも、聞き覚えのある地名ばかりが叫ばれています。少し前までは足しげく通っていた場所ばかりです。まず、長野市内の友人に電話。こちらは自宅は物が数点落ちたくらいで、大きな被害はなかったそうですが、会社のビルの上層階で、ほどんどすべて物が落下散乱し、しばらくは片付けに追われそうとのことでした。何年もの間、毎週末お世話になっていた戸隠の宿へ連絡。こちらは横揺れが激しく、1階なのに、台所の食器類が壊滅状態になったとか。怖かった〜と言っていました。どこも後片付けにおおわらわといった様子ですが、とりあえず、けが人もなく、家も壁にひびが入ったところもありますが、住むのに支障がないようで、不幸中の幸いです。
 
さて、白馬。こちらにも若い頃からずいぶんお世話になった宿があります。知り合いでお世話になっている人がたくさんいるので、きっとみんなが電話をかけまくり、迷惑になっているんじゃないかなと……。それにど真ん中という感じで、電話も通じるかどうか……。と、かけるのが怖いような気もして……。で、いちはやく様子を知っているのではないかと思われる先輩に連絡してみました。すると、やっぱり知っていて、知り合いの家は、すべて無事とのこと。よかった〜。スキーヤー用語で言うと、八方より五竜のあたりが被害が大きかったらしいとのことです。神城断層といわれてもピンとこない……。ペンション街のあたりですね、神城って。
 
神城断層というのは初めて聞きました。静岡から大町あたりを通って糸魚川に抜ける、確かフォッサマグナという地溝があると学校で習ったような気がしますが、これは地震とは関係ないのかしら？　長野県北部もけっこう地震の多いところのようです。栄村もあったし。それにしても、日本のあちこちで揺れています。本当に地震列島になってしまっているようです。噴火も。蔵王も嫌な感じのようですし。気候も含めて、自然災害が多すぎます！　誰に怒っていいのかわかりませんが、なんか空に向かって、助けてくれ〜と叫びたいような日々ですね。
 

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ちょっと長めに海外にいると、むしょうにラーメンが食べたくなるときがあります。基本的に郷に入れば郷に従えスタイルの食生活なので、和食が食べたいと思うことはないのですが、ラーメンだけは別物です。って、ラーメンも和食ですか(笑)　世界文化遺産に登録されたとかいう和食ですが、高級な料理ではなくても、もっとも味を象徴するのは醤油でしょうね。魚を生で食べる文化が発達したのも、醤油があればこそ、と思います。そういう意味では、醤油味ラーメンが好きな私は、どこにいても日本の味の呪縛から解き放たれないひとりかもしれません(^_^;;
 
むかし、むかし、ニュージーランドでラーメンを求めてさすらったことがあります(笑)　クライストチャーチで見つけましたが、ラーメンとは名ばかりの別物でした(-_-;;　最近は、世界のさまざまな都市で、日本人、あるいは日本で作り方を習ったという人が、ラーメン店を開いているそうで、どこへ行ってもラーメンを食べられる時代になったというのは、うれしいことです。ロンドンでも、数件のラーメン屋さんを見つけました。こってりした豚骨味が外国人好みなのでしょうが、いずれも豚骨系のラーメン。私はさっぱりした醤油ラーメン系が好みなのですが、残念ながら東京ラーメンも喜多方ラーメンも見つかりませんでした(笑)　それでも、試しに豚骨ラーメンのお店に入ってみました。スタッフは少しは日本語を話す外国人で、日本風のはっぴなどを着ています。作っているのは日本人だと書いてありました。日本酒もたくさんの種類があるみたいです。スープはこってりしすぎている感はありましたが、まあまあ。しかし、麺が硬いだけで腰がなく、勘弁してください状態(笑)
 
日本に帰ってきて、やっぱりすぐにラーメンを食べに行ってしまいました。喜多方ラーメン。チェーン店で、ちょっと塩気がきついのですが、身体に悪かろうが、太ろうが、これこれ！という感じ(笑)　とはいえ、最近はラーメンもなかなか値段が高いので、もっぱら家でインスタント･ラーメンを食べています。今日は、｢生麺の味｣とうたっているもの。普通の乾麺よりはちょっと高い、といっても、1個あたり60円ぐらい？　それにあれこれ具をのせても150円ぐらいで完成を見るのではないでしょうか(^_^;;　やはり生麺そのものというわけにはいきませんが、この価格でこの味なら、まあOKという感じです(笑)　料理はいい加減に作るくせに、ラーメンだけはちゃんと作るんだなぁ〜、私(^_^;;
 

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吉祥寺から府中に行こうと、井の頭線に乗りました。乗換駅の明大前についたら、人身事故のために京王線はストップしていました。｢ただいま線路内で救助しておりますので……｣というアナウンスがあったので、ほんとに｢いま！｣という感じみたいです。もう一本早い電車に乗っていれば、セーフだったかも〜。復旧には1時間近くかかる見込みというので、｢さて、どうしよう｣です。自分の家に帰るのであれば、いくつかのルートは思い浮かぶのですが、府中って……。京王線以外でたどり着く方法は？　数人の駅員さんと事務職さんらしき人が、振替乗車券を配っていたので、行き方を聞くためにも、とりあえず長〜い行列に並びました。
 
30分歩いて、折り返し運転をしている駅に行くか、吉祥寺に戻って、JR中央線に乗り、国分寺で降りて府中行きのバスに乗りなさいとのご指示でありました。しかたない、戻りましょう。パスモで乗っていたので、吉祥寺ですんなり下車することはできません。吉祥寺で、また長〜い精算の列に並び、次に｢裏が白い乗車券｣なので、JRの有人改札(1箇所しかありません)の長〜い列にならび……。振替乗車のお客さんで混んでしまった電車に乗り合わせたことは何度かありますが、自分自身が振替してもらったのは、ひょっとしたら初めてかもしれません。もしかしたら、明大前でぼんやり復旧をまっていたほうが目的地に早く到着できたかも(-_-;;　
 
人身事故というのは、要するに飛び込み自殺で(ホントに事故なら死傷事故というそうです)、私だってたまには飛び込みたくもなりますが、鉄道利用者にとっては、いい迷惑ですねぇ。16時過ぎですが、朝晩のラッシュアワーじゃなかっただけ、まだマシだったかもしれませんが。終活というのが流行っているみたいですが、間違っても鉄道だけは選ばないようにしたいものです。では、どうやって死のう？　他人に迷惑をかけない死に方って、ありそうでなさそうな気もします。
 

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