ある小説の中に、世界を旅して「何を祀ってあるのかわからないんだけど、地元の人が拝んでいるものには手を合わせることににました。そうしたら、なぜか商売がうまくいくようになったんですよ」というフレーズがありました。SFだし、本筋とはまったく関係ないんだけど、心に残った一節です。そんなわけで(どんなわけで?)、日々の何気ないできごとを綴ってみようかと思います。
2017/06/22  (木) 

木曽駒

富士山の裾野、紅葉台というところで、木曽馬に乗せてもらいました。日本の在来種で、西洋馬のサラブレッドなどとは違い、身体が小さく、足が太く、顔がデカク、ずんぐりむっくりした馬です。ほっ、人間にも適用しますかね? 日本の在来種(笑) 速く走ることに突出して品種改良されてきたサラブレッドはお尻と腰、上肢の筋肉がとても発達していて、歩いたり走ったりする際には、背中が前後左右にうねります。これとは違い、そもそもは使役馬ですから、背中が平らで、歩き方も小またでゆったり。
 
こんなラクチンな馬たちに乗って、一列に並んで樹海のほとりを歩き回ってきました。馬たちは訓練が行き届いていて、道も知っているし、自分たちが何をすべきかもわかっているようなので、何もしないで、ただただ馬の背に揺られて清涼な空気と初夏の緑を楽しむことができました。ただし、道の傍に生えている草を食べるのが得意。ホンモノの道草です。草に向かいそうになる顔をまっすぐ向けることだけが乗り手のお仕事(笑) 私たちは、ウエスタンスタイルの鞍をつけてもらって乗りましたが、和鞍をつけて流鏑馬なんかのお仕事もするそうです。
 
前後と途中に牧場の人がついて誘導をしてくれるのですが、先頭のお姉さんがかっこよかった! 自在に馬を操り、乗り手を鼓舞し……という感じで、なんだかアテルイとかモレとかいう名前が頭をよぎりました(笑) 東北の馬とは種類は違うのでしょうけど、ずんぐりした馬がずんぐりとは見えないような、蝦夷のジャンヌダルクといったような(^_^;; お姉さんは、すらっとしていて、日本の在来種っぽくは、なかったですけど(笑) 牧場では、ちょうど子馬が3頭、生まれたばかり。地面を転がり回って、きちゃないのですが(笑)、きょとんとした表情がなんともかわいらしいものでした。
 



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