ある小説の中に、世界を旅して「何を祀ってあるのかわからないんだけど、地元の人が拝んでいるものには手を合わせることににました。そうしたら、なぜか商売がうまくいくようになったんですよ」というフレーズがありました。SFだし、本筋とはまったく関係ないんだけど、心に残った一節です。そんなわけで(どんなわけで?)、日々の何気ないできごとを綴ってみようかと思います。
2019/04/13  (土) 

まだ桜は大丈夫

今年の桜は、長持ちしていますね。ちらほらと緑の葉が増えてきているものの、遠景では満開のときとさほど変わらない桜並木が続いています。このところ、ちょっと肌寒かったせいでしょうか。雨が降ったり、強風が吹いたりしていたのに、よく頑張ってるなぁという感じです。私も桜に負けるわけには行かないので、お昼前のひととき、ひとリハビリしてきました(笑) 花筏はところどころに見られるものの、川一面がピンクになるというほどではありません。
 
河原をモタモタ歩いていたら、72歳(聞いたわけではありません、ご本人からの申告です)というご婦人が、「今年の桜は長持ちしてますね」と話しかけてこられました。「そうですね」「お天気がよくて、気持ちがいいですね」「そうですね」と……。この街に引っ越してきて20年になるとかで、昔はあーで、こーで、ここの桜も市が植えているわけではなく(そりゃ、河川管理は都ですから/心の中だけで)、民間の方が植えたものだそうですよ(はい、保存会の方を知っています/心の中だけで)、とかとかとか、ずっと教えてくれ続けます(笑) 
 
「この川は人工の川なんですってね」と、ここで声に出して「いえ、多摩川の支流です。30年年か前に河川工事があって、その前はよく氾濫する暴れ川だったんですよ」と、この返事をした時点で、私よりあなたのほうがここに長く住んでいるかも、と気づいてほしかったのですが……(笑) その後もずっと古今の街の変遷を教え続けてくれました。私、3歳からここに在住です(^_^;; やっと曲がり角でお別れすることができました。モタモタしている私を気遣って一緒に歩いてやろうと思ったのかもしれません。ありがたいことではあります。しかしながら、お許しください、お代官様という感じでした。散歩ひとつでも、いろいろな方と出会います(笑) 
 



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花散らしの雨
ボーっと生きてんじゃねぇ〜よ!