お守り
私は天保十三年の生まれなので、寅年です。
誰だ、計算したのは? 合ってるよ! たぶん(^_^;)
寅年の守り本尊は虚空蔵菩薩で、伊勢の金剛證寺、京都の法輪寺などに祀られているのが有名なようですね。「虚空」は宇宙。それを「蔵する」わけですから、宇宙のような無限の叡智と慈悲を持った素晴らしい菩薩様なんですよ。
そんな菩薩様にあやかりたいと、身代わり瓢箪なんか、もってみたりするわけです。願い事の多い人は白色、安泰に過ごしたい人は緑、積極的に生きたい人は橙なんていいますが、これは色のイメージだけから考えられたことかも。
お守りや縁起物などはプラス思考が基本です。無事安泰ならこれはお守りのおかげ、もしアクシデントに見舞われたら、お守りのおかげで大難が小難ですんだと考えると、持っている意味があるそうなんですよ。とらわれずに心のよりどころと考えればいいのでしょう。
昨日は歯医者さんの日で、電車に乗って出かけていきました。受付で診察券を出そうと思って、ぎゃ〜。診察券の入ったカード入れを家に忘れてきた! それどころか、お財布も!
スイカやパスネットがあるので、現金がなくてもはるばる出かけて来られちゃうんですね。いいのか、悪いのか……。
日頃から「忘れ物の天才」と呼ばれている私は、お財布を忘れて出かけるなんてことは日常茶飯事。クルマの助手席に放り出しておいて、隣に停めてるおにいさんに「危ないですよ」なんて笑われたこともたびたび。だから、わざわざカード入れにもちょっとは現金をしのばせてある。街に出てから、銀行に走るなんてことは珍しくないし(^_^;)
しかし! 両方忘れたというのは、はじめて。いよいよアルツが進行したか? 164歳だもの、そのぐらいのことはありそう(-_-;)
幸い、ドクターがスキー友だちだったりしたもんで、ドクターから借金して診療代を払い(これも妙な話だね)、歯医者さんが「ツケ」になるという快挙は免れました〜???
昨年公開の「オールウェイズ3丁目の夕日」という映画で、おかあさんが息子の服のツギあてに現金を縫いこんで「いざというときの備え」にし、それが役に立ったというシーンがありました。時代劇でも着物の襟にお守りと一緒に現金を縫い込むという場面を見たことがあります。非常に実用的な「お守り」ですねぇ〜。
私も下着に諭吉を縫い込むか〜?<洗濯はどーする!
伝統行事
最近は、各地で伝統行事が復活している、あるいは拡大しているような感じがしますね。バブル期には豊かになることだけを考えて、華やかに贅沢であることを目指していたんだけど、ここ数年は「あれ、身近にこんなこともあったんだ」って、気づいたって感じかな。
高校生の和太鼓の演奏をみせてもらったことがありますが、おじいちゃん、おばあちゃんと、孫たちが一緒になってやってるって感じで、真ん中の世代がいないんだよねぇ。この世代がバブル期にジュリアナで踊ることしか考えなかった人たち?(笑)
まあ、村おこしや町おこしで観光化されている側面もあるんだろうけど、観光として成り立つってことは、興味を示す人が増えてるってことでもあるんでしょう。そういえば、学生時代に訪ね歩いた夏祭りとか、まだやってるんだろうなぁ。再び、行ってみたい気がします。
あけましておめでとうございます
ブログが、では、ありません。
昨日は、旧暦の元旦でした。テレビの報道で中国の旧正月の風景が報道されていましたが、日本以外のアジア諸国では、ほとんどが陰暦が生きていて、さまざまな節句の行事が行われているようです。グレゴリ歴だけで動いているのは、日本だけかも。
そういう意味では明治維新で近代国家を目指した薩長のみなさんは、徹底したもんだよね〜。
で、商売繁盛の神様で知られる愛知県の豊川稲荷に初詣に行ってきました。
昭和の時代には、境内に所狭しと露店が立ち並び、にぎやかな旧正月風景だったそうです。今年は2月も下旬になって正月気分もすっかり抜けたころの旧正月で、景気もねぇ、本当にいいんですかぁ、という世相もあり、参拝客もそう多くはなく、露店も数えるほどしか出ていませんでした。これじゃあ、縁日というには寂しいなぁ。
祈願の幟がずらりと並ぶ、裏の小道はちょっと怖いぐらいに静謐。心なしか空気も冷たく感じました。
名物のおいなりさんは食べ損ないました〜。が、豊橋名産のちくわと白はんぺんをおみやげに買ってきました。これはなかなか。スーパーで売っているものに比べれば、ホントに魚で作ってるよ、これ! という感じでおいしかったっす。