夏至
夏至は二十四節気のひとつ。今年は正確には6月22日の03:06だそうです。昨年は6月21日の21:26でした。北半球では1年中でいちばん昼が長く夜が短い日。でも、これは日の出の時刻がもっとも早い日、および日の入りの時刻がもっとも遅い日ととは一致しないのだそうです。日本では、もっとも日の出が早い日は夏至の1週間前頃、もっとも日の入りが遅い日は夏至の1週間後頃だとか。
東京(北緯35度)の場合、夏至の日の太陽の南中高度は78度もあって、ほとんど頭上から照りつけているようなもの。暑いはずですなぁ。冬至の太陽の南中高度は32度なので、その差はなんと46度もあります。夏至と冬至を比べると、昼間の時間差は4時間50分もあるそうです。今日明日が日の長いピークで、これからますます暑くなってくるのに日は短くなっていくっていうのも不思議な気分ですね。
暦の上では夏にあたりますが、実際には梅雨。ここ数日は晴れたり曇ったりでしたが、週末はまた雨の予報ですね。あと1ヵ月もすると太平洋高気圧の勢力が強まり、梅雨が明けて本格的な夏になります。梅雨明け後の十日間ほどは「梅雨明け十日」と呼ばれて、おおむね晴天の日が続くそうです。つまり日中は「猛暑」、夜は「熱帯夜」。
はぁ〜、いまから想像するだけも嫌ですね(-_-;)
夏至の日の夜につんだクローバーは縁起がいいという話を聞いたことがあります。
五大堂
本尊は秘仏で33年に一度のご開帳だそうで 、前回は2005年だったそうです。ということは次は2038年。某プロ野球チームの優勝周期よりは短期間ですが、いずれにしても一生に2度見られる人は稀、3度は絶望的といったところですね。
五大堂へ行く道には透橋(すかしばし)がかかっています。床が格子のように空いていて、あら、下は海? 昔は丸太だけの橋で、不便だったので板を渡して作られたといいますが、いまでも高所恐怖症の人は怖くて渡れないかも?
松島
野球を見るためだけに、わざわざ仙台まで行くなんて酔狂な? いえいえ、ちゃんと観光もしてきました。日本三景松島です。松島はン十年前に一度、行ったことがあり、そのときは「これが芭蕉を感動させた風景?」という感じで、普通に港じゃないかと思いました。
遊覧船を隠せば?
まあ、その印象は今回もあまり変わりませんね。なんか派手な遊覧船とか……侘びさびの世界とはイメージが違いすぎる!って。
いちばん美しかったの瑞巌寺の本堂へと続く杉並木の参道でした。早朝とはいわないまでも早い時間に行ったので、人気(ひとけ)もなく、清涼感がありました。帰りにはもう観光バス派と遭遇して賑やかになってましたけど(-_-;)
江戸時代には道の左右に13の塔頭が並んでいたそうです。もう一つの道には、修行僧が生活した岩窟があり、苔むした洞窟と石像などがあり、ちょっとだけ異次元ムードです。
瑞巌寺の正式名は松島青龍山瑞巌円福禅寺(宮城県宮城郡松島町)。平安時代に建てられたもので、江戸時代に伊達政宗の肝いりで復興され、臨済宗の瑞巌寺となったそうです。当然のことながら、伊達政宗の菩提寺とか。幅は39メートル、奥行き25.2メートル、入母屋作造で本瓦葺きの本堂は、国宝になっています。本堂の横にある庫裏も国宝です。
牛タン
で、仙台といえば、牛タンでしょう、やっぱり。約2日間で3店舗の牛タン定食を食べてきました(^_^;) 旅行ガイドを見たり、タクシー・ドライバーにご意見をうかがったりしましたが、やっぱり観光客はどうしても有名店舗ってことになってしまいますね。
老舗と言われる「太助」の本店は、やっぱりナンバーワンかな。お客さんがちょっと並んでいましたが、お酒を飲むところではないので回転がはやく、ほどなく入ることができました。カウンターに座ったのですが、目の前で焼いてくれた牛タンは柔らかくてしかも牛タンらしい歯ごたえもあり、すごくおいしかった! 焼いている方の手つきは、まさに職人芸。
次は「喜助」でしたね。これはテーブルだったので、「目の前でジュージュー」点が差し引かれただけかもしれません。おいしかった! テールスープはこっちがナンバーワンかもしれません。まあ、味覚というのは個人差があるので、勝手に順位なんかつけちゃいけないけど、今回同行の仲間4人は、ほぼ同意見でした。写真は「喜助」の牛タン定食。
そしてもう1件は「利久」というお店です。ここだっておいしかったのよ。でも、土曜日のお昼に、着いてすぐ行ったお店だったので、印象が薄れたかも。それとスタジアムでも売っていて、「どこでも食べられるんだぁ」と思っちゃったから、ありがたみが減ったかも(^_^;)
ガイドブックに載っている店だけでも、食べつくすには2週間ぐらい滞在しないと……だし、タクシー・ドライバーの方がついに教えてくれなかった地元の他人がよく行くお店なんてのも入れると1ヵ月ぐらい滞在しないと食べつくせないかも。
フルキャストスタジアム宮城
東北ゴールデンイーグルスと横浜ベイスターズの試合を見に、仙台まで遠征してきました。フルキャストスタジアムを見てみたいというのと、ちょっと早い夏休み、半分以上は「仙台へ行って牛タンを食べよう!」という動機だったりもしますが。
家族連れでいっぱい
フルスタは、新しいこともあって(改装ですが)、明るくて楽しいスタジアムでした。野球場というばかりではなく、周囲ではイベントがたくさん行われており、子どもの遊び場があり、キャラクターが歩いていて一緒に写真を撮れたり、電気の汽車にのって場内を一周できたり、まるでちょっとしたテーマパークのようです。
野球を見るばかりではなく、さまざまな工夫がされていて、スタジアムに入場してからも出入りが自由。家族連れなどで1日が十分楽しめますね。
おばあちゃん(らしき人)が昔話を語りながら場内を一周しているのがユニークでした。家族連れが話を聞きながら後ろをついて歩いていました。あまり聞き取れなかったのだけど、東北の民話だったのかな?
パリーグの球場は、人を集めるためにいろいろアイデアを出しているところが多いですが、ここは後発だということもあるのでしょうか、敷地も広いし、スタッフもみんなフレンドリーで親切でした。また、行く機会があるかどうかわからないけど、好印象。とくに各自でゴミ処理をしましょうというのが徹底しているのは素晴らしい。出口にはゴミを分別して入れるボックスが設置されていて、けっこう行列になっちゃうのですが、みんなちゃんと分けて捨てて帰っていました。