ある小説の中に、世界を旅して「何を祀ってあるのかわからないんだけど、地元の人が拝んでいるものには手を合わせることににました。そうしたら、なぜか商売がうまくいくようになったんですよ」というフレーズがありました。SFだし、本筋とはまったく関係ないんだけど、心に残った一節です。そんなわけで(どんなわけで?)、日々の何気ないできごとを綴ってみようかと思います。
2008/08/31  (日) 

今日もずぶ濡れ

といっても、今日は覚悟をしていたので、ちゃんとカッパを着ていました。久しぶりの横浜スタジアムです。そして、集中豪雨を浴び、集中砲火も浴びました(-_-;) チケット持ってる日に限って雨中止が重なり、2週間ぶりぐらいになったのですが、初めて聞く応援歌が歌われていました。取り残された気分だなぁ(笑)
 
「♪不器用でカッコ悪くても選手を信じ声を枯らし」というような歌詞で、「俺たちが変える。思いよ届け、君のもとへ」とアカペラで歌うんですね。なんだかマリーンズ的な感じがしないでもありませんが、この状況の中でこの歌、私はカッパの影で泣きました(笑) 思いは届かなかったですけどねぇ。
 
スコアは17対5で、ヒット数は22対8、5点のうち4点はソロHRだというのだから、どういうチーム?って感じです。相川捕手のHRは、これだけすごい投手陣の球を受けているんだから「ヤケの一発だねぇ。いいぞ、開き直れ!」などなど。暗〜い空の中に少しでも明るい材料を探そうとしている健気なファンの一群は、昨日も一昨日も大雨の中、カッパ観戦です。キミもボクもワタシも、マゾッ気ある?
 
隣に座っていたメガネ紳士が「ベイスターズファンは、辛抱強くなるなぁ」とのたまいましたが、「いえいえ、辛抱強い人だけが残るのです」と(笑) 雨ニモマケズ、微笑ヲタヤサズ……宮澤賢治ですね、まったく。修行の世界ですから(大笑)
 
観戦仲間?の、今年80歳になるおばあちゃまが、腰を傷めて歩けなくなりました。いつも余ったチケットをくださったりしていた方で、大変お世話になっている方です。先日、お見舞いに行ったのですが、ときおり「寂しいよー」と電話がかかってきます。「また顔を見に行くから……」というと、「いいんだよ、遠いんだから」と。実際、2時間コース。で、「手ぶらで来てね」と……。やっぱり、来いってことじゃない(笑) 
 
今日、再び顔を見に行ってきました。自慢の息子に十分世話をやいてもらっているのだけれど、浜スタどころか外へも出られないというのは、つらいことでしょう。たまにしか顔を見ない人は、「がんばれ、がんばれ!」と無責任に励ましていればいいのですが、お家の方も大変だろうと思います。
 
新聞の川柳の欄か何かに「長生きしてごめんねと母が言う」というのがあり、秀逸に選ばれていたような気がしますが、川柳というか……、これってもうブラックジョークじゃないかと思いました。笑えない……。みんな長生きになって、世話しているほうも「高齢者(前期?)」なんていわれる年になってたり。38年に1度しか優勝しないとすると、あと28年……。間に合わない人がいっぱいるよ、ベイスターズ!
 



縁起物のお買い物なら縁起堂本舗へ 送料無料&最大3割引!
縁起物のお買い物なら縁起堂本舗へ 送料無料&最大3割引!

上に戻る




2008/08/30  (土) 

今日はずぶ濡れ

中野で某会議に参加し、すぐ帰ってくればいいのに、駅前でちょっとお茶を飲んでいました。たまにはバスでかえろうかと吉祥寺に回ったら、空が暗くなってきて……。ま、まずい。傘がない(-_-;) こんな天気模様の日に傘を持たずに出るというのは、大バカものですが、出がけは晴れていたのでうっかり忘れたのです、今日は。天気予報は見ていたのですが(^_^;)
 
バス停で待っていると、ドッカーン! 光と音が同時に来ました。バス停のすぐ側の建物の避雷針に落雷した模様。バスを待っていた人たちはみんな飛び上がりました。そしてポツポツと……。みんなで雷に驚いたために連帯感が生まれたようで(笑)、知らない同士が傘をさしかけ合い、「どちらまで?」「なかなかバスがきませんね」「降らないうちに来ないかしら」などとあちこちで会話が始まりました。なかなかおもしろい現象ですね。
 
私も前にいた女性に傘をさしかけてもらったところで、やっとバス到着。まだポツポツ程度だったのに、乗客が乗り終わって出発し、最初の信号で止まったときにはバスの窓は滝の中にでもいるようなありさまでした。どうなっているんでしょうね、ここ数日の天気は。今日も広範囲で水の被害が出ているようで。
 
こんなにいっきに降ってるのだから、降りる頃には小止みになって……、などという期待はむなしく、降りるバス停についてもやっぱり滝でした。そりゃ、そうですね、20分ぐらいしか乗ってないし(-_-;) 濡らしてはいけない書類はビニールの袋に入れて、自分は雨の中をとぼとぼ帰りました。走ったって無駄だし〜。家まで3分ぐらいでしたが、玄関で衣類を全部脱いでお風呂場に飛び込むハメに。つい先日も同じようなことをやった気が……。
 



縁起物のお買い物なら縁起堂本舗へ 送料無料&最大3割引!
縁起物のお買い物なら縁起堂本舗へ 送料無料&最大3割引!

上に戻る




2008/08/29  (金) 

嵐の夜に

すごい雨ですね、そして雷。あちこちで大雨洪水警報がでているようです。昨日も、今日も。1日そういう日があると翌日は晴れることが多いと思うのですが、2日も続いて同じような天気。そして、明日も晴れにはならないようですね。本当に地球は壊れかかっていると実感させられるような……。
 
昨日は昼間から雨の予報が出ていたので、傘を持って歩くのが大嫌いな私も、しぶしぶ傘を持って出かけました。お日さまが出たり、ザーッと降ったりしていたときは建物の中。友人たちとの食事に出かけたときは雨はなく、食事中は降ったりしていたようですが、店から出たときはやはり雨はなく。私が忘れ物大将であることを知っている友人たちに「傘は!」と怒られながら駅へ。忘れちゃいけないと傘を握り締めて駅を降りると、道路は濡れているものの雨はなく……。いやいや持って出た傘を、ついに一度も広げることはなく午前様になりました(^_^;)
 
家に着いて、しばらくたつと頻繁な雷と大雨です。なんという一日でしょう。我が家の裏は川が流れているのですが、窓から見るとあっという間に水かさが……。改修されてから決壊したことはないけれど、子どもの頃には床上浸水も体験しているだけにあまりいい気持ちはしません。まだ夜が明けるには時間があるっていうときに、突然、ブチッと停電するし(-_-;) 電線がやられちゃったんだと時間がかかるなぁと思っていたら、40分ぐらいでしょうかねぇ、電気は回復。こんな嵐の真夜中に外で仕事をしてくれている人もいるのだろうなぁ。ありがたいことです。
 
今日もまた、夜はこれからという時間になると、まるで花火大会でもはじまったかのように空が明るくなり、ドドーンと雷鳴が響き始めました。電車もあちこちで止まっているようです。水の被害の「速報」もひきもきらず。自然相手だと、手も足もでませんね。PC使っているときに停電でブチッは嫌なので、今日はとっとと寝てしまうことにしましょう。ほんとかな?(笑)



縁起物のお買い物なら縁起堂本舗へ 送料無料&最大3割引!
縁起物のお買い物なら縁起堂本舗へ 送料無料&最大3割引!

上に戻る




2008/08/27  (水) 

南松院(甲斐霊場第102番)

南松院の住所をナビに打ち込むと……、地図上にお寺のマークはありますが、「近くに案内できる道路がありません」という表示がでました! 古いナビではありますが、道路がないという表示を見たのは初めて。これまでは、軽自動車しか通れないような崖っぷちの道を通るようなときでも、一応、案内はしたのに。近くまで行ったら「目的地周辺でス」と突き放されることはあっても、です。これはいよいよ道なき道か……。
 
「この辺!」とカンで曲がったところの郵便局で道を聞き、細いわき道に入っていきました。右側は川。「通れるのかなぁ」という心配をよそに、細い道は細いまま、どんどん登っていきます。バックで戻るのはいやですよぉ〜。と、大きな金色の仏さまが出迎えてくれました。門前に町の「憩いの家」というのもあり、UターンOK。よかった〜。
 
山門はそう古いものではなさそうですが、むかしは武田の使者のみがくぐることができたという「武田門」のあったあたりに建てられたもの。武田菱が堂々と輝いています。南松院は、武田家の一門の領主であった穴山信友夫人の葵庵理誠禅尼の菩提所で、禅尼の子どもである穴山信君(梅雪)が16世紀半ばに開山したお寺。南松院の名は、庵の南に禅尼が愛でていた老松があったことによるといいます。 
 
京都「退蔵院」の庭を模したという石庭は、小石の中に大きな石が配してあり、お天気がよければコントラストがきれいだったかもしれません。残念ながら、ここ数日、雨模様の日が多かったので、全体的にどんよりした感じ。お寺さんもお留守のようで、なんとなくうら寂しい感じのするお寺でした。
 
かつては、甲斐の臨済宗妙心寺派の三大寺で、多くの末寺や修行僧を抱えていたそうですが19世紀半ばに焼失。1894(明治27)年に再建したそうですが、昭和になって無住の期間も長くあり、1989(平成元)にやっと本堂、庭などが整備されたそうです。庭に立って耳を澄ますと本堂の裏手からせせらぎの音が聞こえてきました。



縁起物のお買い物なら縁起堂本舗へ 送料無料&最大3割引!
縁起物のお買い物なら縁起堂本舗へ 送料無料&最大3割引!

上に戻る




2008/08/26  (火) 

上沢寺(甲斐霊場第101番)

上沢寺は、大きな「さかさ銀杏」の案内板があるので、すぐわかりました。観光バスもきています。「そんなに有名なお寺なのかな?」と覗いてみると、本堂の前に人はなく、庫裏の奥、この「さかさ銀杏」の前に群がっていました。
 
サカサイチョウは、オハツキイチョウとも呼ばれ、史跡名勝天然記念物になっています。これはイチョウの変種で、葉の上に実をつけるイチョウのこと。いまはちょうど実をつけている季節で、実際に見ることができるはずです。が、葉の上に実がついているのは木の上部だけだそうで、目で見える範囲のギンナンは、普通に葉の根元に結実しています。梯子でもないと……。
 
サカサイチョウは、葉や実に消毒効果があるといい、別名「毒消し銀杏」とも呼ばれています。上沢寺は昔から薬坊としても有名で、いまも「さかさ銀杏」と漢方薬を調合したさまざまな薬を売っています。庫裏は薬坊「法喜堂」。ここには、実際に葉の上につけた実の標本などもあり、住職さん(だと思うのだけど)が、イチョウや薬の説明をしてくれました。この薬を求めて、観光バスなども来るそうです。電話で「送ってくれ」という注文も多いそうですよ。
 
法喜山上沢寺はかつて真言宗の道場だったそうですが、1274(文永11)年に日蓮宗。  その後3回の火災に見舞われたため、山門も本堂も比較的、新しい建物で、鐘楼は改宗750年記念にと1999(平成11)年に建てられたものだそうです。
 



縁起物のお買い物なら縁起堂本舗へ 送料無料&最大3割引!
縁起物のお買い物なら縁起堂本舗へ 送料無料&最大3割引!

上に戻る




大聖寺(甲斐霊場第100番)
蛇!