赤い大根のその後
調子に乗って、緑の大根も塩漬けに。こちらはおろしにするとおいしいよと聞いていたのに(笑) もちろんおろして、厚揚げと一緒にもいただきました。確かにおろしのほうがきれいでおいしかったです(^_^;) けど、塩漬けも悪くはないです。なによりも赤と緑の大根漬けという色彩を大いに楽しみました。
辛味大根はお蕎麦を茹でて一緒に、普通の大根はサラダと煮物に、葉はやはり漬物に。このところ大根パレードの我が家の食卓です(笑) 白菜は鍋にしても炒めても、しゃっきり感があるし、もちろんほうれん草はお浸しにしても炒めても、「らしさ」を失わず、とてもおいしくいただいています。一部は冷凍庫がまだその味を楽しんでいるところ(^_^;)
そればかりではなく、Nu-Faceさんからは長野のリンゴとラ・フランスをいただき、本当にいろいろな産物を楽しませていただきました。ラ・フランスは山形県のものだと思い込んでいたのですが、長野産のラ・フランス、かなりのものです。甘みもしつこくないし、歯ざわりもやわらかい中にしゃっきり感があり、ほどよいデザートになりました。
かつては1年の1/3ぐらいは長野県にいたような気もします。だから、贔屓目? 長野の食べ物はなんでもおいしい!(^_^;) スーパーマーケットのリニューアルオープンセールでいっぱい買い込んじゃったこともあり、現時点で我が家の冷蔵庫も冷凍庫も満載。物価も上がっていることだし、しばらくは買い物に行かないぞ、っと(笑)
CHANGE
今日は、立冬。季節もCHANGEですね。明日からしばらくは本気で寒くなりそうだとか。スキーヤーとしては雪乞いでもしたいところですが、暖冬傾向は続いているようで、雪が降ってもまた暖かくなってとけてしまったりしそうです。スキーヤーとしては、などと言えるほど最近はスキーをしていないことに思い当たりました(笑) そうであれば、冬は寒くないほうがいい……?
そして、私はクルマをCHANGE。けっこう気に入っていたんですけどね、スカイライン。本日、車屋さんから突然のお達しがあり、MAZDAのMPVになりました。しかも色は真っ赤だったりします。これまでほとんどニッサン車に乗ってきたので、MAZDAのユーザーになるのは初めて。ミニバンタイプも初めてです。他人のクルマという意味ではいっくらでも乗ったことはありますが(^_^;) サイズが長さで8センチ、幅で8センチ大きくなり、思いっきり狭くなったガレージに入れるのに四苦八苦(-_-;) なのに性能はランク落ち(笑) まあ、冬山仕様ということで、半年ほどミニバンにCHANGEも楽しんでみようかと思っています。
日蓮上人祖廟
鮮明に記憶に残っている寺院もあり、印象の薄いお寺もあり。108寺も回れば、中には「行きましたっけ?」というのも出てきます(笑) 成果といえば……、やけに甲府近辺の道路に詳しくなったとか(^_^;)
最後の久遠寺は、本堂もさりながら日蓮上人祖廟、つまり「上人の霊廟」がいいよ」と、何度も身延山に参っている日蓮宗の破戒坊主(笑)に言われていたので、今回はそちらに足を延ばしてみました。
足を延ばして……といっても、まあ、隣にあるわけですが、いかんせん広大な寺域。徒歩だったら、絶対に「行く元気がない!」と思うほど、駐車場からの相当に距離もあり、しかも思いっきり坂道です。駐車場の売店の方に伺ったら、狭いけどクルマの通れる道があるとのこと。すれ違いはできないけれど、奥はちょっと広くなっており、平日ならたぶんクルマで行っても大丈夫とのこと。たとえ延々バックが待っていようとも、ためらいなくエンジンをかけました(^_^;)
幸いすれ違いもなく、御廟に着くと、廟といってもなまじのお寺よりずっと広く、立派な坊があります。久遠寺に来て、ここをお参りしないのはもったいない! 大勢の人が訪れる本堂周辺と違って、こちらに来るのは熱心な信徒さんだけなのでしょう。静かで、川のせせらぎが聞こえ、手入れの行き届いた参道は風情があります。
お経を寄進した方がいたようで、霊廟ではちょうどお経があがっていました。日蓮宗のお経は木魚の音が甲高く、どちらかという賑やかなお経のように感じられますが、ここは鉦の音が深く、木立に染み入るようないいお経でした。お経をBGMにそぞろ歩くという不埒な観光客ですみませんという感じ(笑)
久遠寺を訪れたときは、ぜひ立ち寄ってみてください。お勧めです。
大国魂神社「一の酉」
府中に行く用事があって、ふらふらしていたら、大国魂神社の賑わいに出会いました。今日は「一の酉」だったのですね。浅草の鷲神社に比べれば、熊手を売っている露店は少ないのですが、参道にはけっこう屋台も出ています。私が行ったのは昼間ですが、夕方になるにつれ、だんだん人出が増えてきそうです。
熊手が売れるとシャンシャンと手打ちがあるのはどこも同じでしょうが、こちらでは拍子木を打ってる店があって、なかなか賑やかでおもしろかったです。景気が悪くて、この場合、熊手は売れないのでしょうか、それとも、だからこそ売れるのでしょうかね?
舞台では里神楽が演じられていて、若い人たちもけっこう集まっていました。じっと見ている人は少なくて、ケータイでパシャッと写真を撮るとすぐにいなくなってしまうのですがね(笑) 私もそうだから、他人のことは言えない(^_^;)
大国魂神社の本殿の脇に大鷲神社があります。小さな社で、いつもはひっそりとしており、お参りする人も少ないのですが、今日はこちらが主役。明々と提灯が掲げられ参拝者を集めていました。
境内で小規模ですが、菊展が催されています。去年はずいぶん菊展を見て歩いたのですが、今年は初めて見ました。春には桜、秋には菊。日本人の花に対する感性は、ここに集約されるのでしょうか?
久遠寺(甲斐霊場第108番)
甲斐霊場巡りの終着点、身延山久遠寺にやっと行ってきました。前に行ったことのあるお寺だったこともあり、ついつい延び延びになっていたのですが、107で尻切れトンボにするのも気持ちが悪いので、「そろそろ山も色づくころかな」を見込んで決行。いちばんきれいだったのは甲州街道の街路樹で、山はもう一つというところでしたが。
やっぱり日蓮宗の大本山だけあって、大きなお寺ですね。本堂がとりわけ壮大というわけではありませんが、山全体が寺域というのがスケールの違いを感じさせます。本堂のあるところだけでも、本堂、祖師堂、仏殿、納牌堂、梵鐘と建ち並んでいて、境内はちょっとした運動会ぐらいできそう(^_^;)
1624(寛永元)に造られたという梵鐘は、かつては明六つ、暮六つという感じで近隣に時を告げていたようですが、いまは大晦日に撞かれるだけのようです。落ち葉を掃いていた寺男(というのでしょうか)のような方が、「除夜の鐘を聞きたかったら、大晦日の朝から来てなきゃ、ダメだよ」と教えてくれました。さぞかし、混雑するのでしょう。
クルマで裏から回ってきちゃったので上りませんでしたが、正面の石段は287段あるそうです。「菩提梯」と呼ばれているのだとか。400年近く前に、信者が先祖の菩提を弔うために発願し、数代かけて完成したものだといいますが、いや、菩提は弔わなくても……と思わず尻込みするような急な石段です。ここまで来るまでにも山門からずいぶん坂を登り、石段を踏みしめという感じですから、クルマのない時代は信心だって健康じゃなくてはできなかったんですよね、きっと。
石段を登りきったところに新しい五重塔が完成しています。明日(11月5日)がお披露目だそうです。かつて身延山には五重塔があったそうですが、何度が火災で焼失。やっと新しい塔が復元されるというので、竣工式が執り行われるのだとか。ご落慶法要は来年の5月だそうです。きっと多くの方々が駆けつけ、にぎわうことでしょうね。ということで、その日は避けて今日にしたという(笑)
裏手のロープウェーで山頂まで行ってみました。ここには奥の院、思親閣があります。ロープウェイから眺める山々は秋の気配を濃厚にみせつつ、まだ持ちこたえているといった風情。一面の紅葉という風景ではなくてもなかなか風情があります。自分の乗っているロープウェイの影がくっきりと木々の上を走っていくのもおもしろい風景でした。
小春日和だった今日は、空も春霞のようで、ちょっとぼんやりはしているものの富士が姿を見せていました。雪を頂いているときのほうがきれいですが、改めて稜線の美しい山だなぁと感じます。
樹齢700年を越す「日蓮お手植えの杉」というのが4本、残っています。日蓮上人って、なんとなく伝説の人物のように感じていたのですが、確かに「ここで生き、笑ったり、泣いたりしていた生身の人だったんだ!」と太い杉の木を見て改めて思ってしまったのでした(^_^;)