2008/11/17 (月)
搾菜
博物館に行った帰りにアメ横をのぞいてみました。師走にはまだ時間があるというのに、けっこうな賑わいをみせています。もっとも年の瀬になってしまったら、歩くどころの騒ぎじゃないのかもしれません。写真なんか撮っていたら、踏み潰されるのかも(笑)
あちこちからタイムセールの声がかかり、お客さんを呼び込む声も元気いっぱいです。本当に景気が悪いんでしょうか、日本は? まあ、歩く人の数が多くても財布の紐はかたく閉められ、お店のほうは売上も利益も寂しい状態なのかもしれません。
わー、豚の足を見つけました。原形! その昔、台湾で食べたことがありますが、どうも原形は……(-_-;) 味はともかく、なかなか食べ物だとは思えなくて(笑) その隣には上海蟹が、こちらも原形。蟹は原形でも別に驚かないので(^_^;)、食習慣というのはおもしろいものですよね。
海産物などは安いし、おいしそうなものもたくさんありました。しかし、これをもって電車に乗って帰るのはちょっと……、という感じで結局、見て歩いただけ。帰ろうと思ったところでまるごとの搾菜を発見。近所のお店ではスライスして味つけしたようなものしかなくて、実はこの原形(笑)を探していたのです。中華街まで行かないとないのかなぁと思っていたところだったのですが、私にとっては現時点で横浜方面はシーズンオフだったりするので(^_^;)
大きな塊が3つ入っていて200円は安いのではないでしょうか? 買ってきた搾菜は、ちょっと切り取り、ちょっと塩抜きして細切りにし、まずはスープでいただきました。この独特の味と触感は、他のものでは代用できないように思います。日持ちがするのでしばらくは楽しめそうです。
あちこちからタイムセールの声がかかり、お客さんを呼び込む声も元気いっぱいです。本当に景気が悪いんでしょうか、日本は? まあ、歩く人の数が多くても財布の紐はかたく閉められ、お店のほうは売上も利益も寂しい状態なのかもしれません。
わー、豚の足を見つけました。原形! その昔、台湾で食べたことがありますが、どうも原形は……(-_-;) 味はともかく、なかなか食べ物だとは思えなくて(笑) その隣には上海蟹が、こちらも原形。蟹は原形でも別に驚かないので(^_^;)、食習慣というのはおもしろいものですよね。
海産物などは安いし、おいしそうなものもたくさんありました。しかし、これをもって電車に乗って帰るのはちょっと……、という感じで結局、見て歩いただけ。帰ろうと思ったところでまるごとの搾菜を発見。近所のお店ではスライスして味つけしたようなものしかなくて、実はこの原形(笑)を探していたのです。中華街まで行かないとないのかなぁと思っていたところだったのですが、私にとっては現時点で横浜方面はシーズンオフだったりするので(^_^;)
大きな塊が3つ入っていて200円は安いのではないでしょうか? 買ってきた搾菜は、ちょっと切り取り、ちょっと塩抜きして細切りにし、まずはスープでいただきました。この独特の味と触感は、他のものでは代用できないように思います。日持ちがするのでしばらくは楽しめそうです。
2008/11/16 (日)
「大琳派展」
日本画に趣味があるわけではありませんが、なんだかとても人気だという「大琳派展」、見に行ってみようかなと思いつつ、すごく混んでるみたいだし……と優柔不断でいたところ、最終日一日前になって、入場券をいただいてしまいました。
混んでるという噂なのに、さらに最終日で日曜日、大変なことになりそうだなぁと思いましたが、いただいたものを無駄にするのは性に合わないので、古い友人を誘って出かけていきました。混んでいることは混んでいましたが、あいにくの雨模様が幸いしたのか、20分待ちぐらいで入場することができました。
友人は茶道の心得があるせいか、器や掛け軸には興味津々だったようです。不調法な私といえば、わけはわからないなりに目の保養をさせていただきました。光悦、宗達、光琳から近代の作家まで、なるほど一連の流れのようなものはあるのですね。無教養の私でも尾形光琳の名前ぐらいは知っていると思ったら、かの人はその時代の寵児、言ってみればちょっと前のイッセー・ミヤケみたいな存在だったらしいです。
風神雷神のダイナミックな屏風もいいですが、雲母を散らした紙に書が記されているというような柔らかい感じのものがなかなか素敵でした。濃淡だけの柔らかい線で描かれた掛け軸の絵なども美しくありました。日本画の世界というのも奥が深いのでしょうね。ただ、眺めて、「へぇ〜」「ふぅ〜」と言っているのも情けないような気がしますが、それでも2時間かけてじっくり楽しませていただきました。
博物館の外へ出てくると、上野のお山もそろそろ紅葉が始まる気配です。まだ鮮やかというわけにはいきませんが、色づき始めた木々が小雨に打たれている姿に晩秋を感じます。
混んでるという噂なのに、さらに最終日で日曜日、大変なことになりそうだなぁと思いましたが、いただいたものを無駄にするのは性に合わないので、古い友人を誘って出かけていきました。混んでいることは混んでいましたが、あいにくの雨模様が幸いしたのか、20分待ちぐらいで入場することができました。
友人は茶道の心得があるせいか、器や掛け軸には興味津々だったようです。不調法な私といえば、わけはわからないなりに目の保養をさせていただきました。光悦、宗達、光琳から近代の作家まで、なるほど一連の流れのようなものはあるのですね。無教養の私でも尾形光琳の名前ぐらいは知っていると思ったら、かの人はその時代の寵児、言ってみればちょっと前のイッセー・ミヤケみたいな存在だったらしいです。
風神雷神のダイナミックな屏風もいいですが、雲母を散らした紙に書が記されているというような柔らかい感じのものがなかなか素敵でした。濃淡だけの柔らかい線で描かれた掛け軸の絵なども美しくありました。日本画の世界というのも奥が深いのでしょうね。ただ、眺めて、「へぇ〜」「ふぅ〜」と言っているのも情けないような気がしますが、それでも2時間かけてじっくり楽しませていただきました。
博物館の外へ出てくると、上野のお山もそろそろ紅葉が始まる気配です。まだ鮮やかというわけにはいきませんが、色づき始めた木々が小雨に打たれている姿に晩秋を感じます。
2008/11/15 (土)
季節はずれ神代水生植物園
神代植物園はそれなりに有名で、私もちょこちょこお邪魔してますが、近くに神代水生植物園というのがあるのをわりに最近になって知りました。入場無料です。近くを通りいかかったので、ちょっとのぞいてみることにしました。ここには深大寺城跡というのもあるのですが、ここらへんにお城があったなどということも知りませんで、誰のお城?
しかしまあ、これだけ季節外れの水生園見物も珍しいでしょう。梅雨時にはきれいな花を浮かべる池や湿地も、林や草もすべてが枯葉色。かなり寂しい光景です。しかも、こんなときにフラフラしている見物客は……、マイクロで小さな葉を撮っているアマかプロかはわかりませんがカメラマン1名のみでした。こういう寂しげな木道を色白で可憐な乙女が物思いにふけりつつ歩いているというなら絵にもなりましょうが……、歩いていたのはどう見てもどの条件にも当てはまらない人だし(-_-;)
ちょっとした岡を登っていくと、そこに 深大寺城跡と書かれた石柱がありました。その近くには空掘が。そういわれてみないと見落としそうなくらいの規模ですが、確かに堀のあとのようです。家に帰って、調べてみると、「天文六年扇谷家の上杉朝定が、同年没した河越城城主である父朝興の意志を継いで北条氏と戦うため、深大寺とかやいへるふるき槨を再興」したとかいうお城らしいです。16世紀半ばのお話。不勉強につき、知らない名前ばかり(-_-;) 結局、北条氏綱と戦って敗れたとのことなので、きっとこのお城も落とされたのでしょう。
いまは城郭跡というところが芝生公園になっていて、その横には近所の小学生が作っている蕎麦畑がありました。もう収穫も終わって、掘られた土だけがむなしく広がる畑になっています。どうしてまあ、よりによって何もない季節に立ち寄ってみる気になったのか、我ながら「アホちゃうか!」という感じです(^_^;)
しかしまあ、これだけ季節外れの水生園見物も珍しいでしょう。梅雨時にはきれいな花を浮かべる池や湿地も、林や草もすべてが枯葉色。かなり寂しい光景です。しかも、こんなときにフラフラしている見物客は……、マイクロで小さな葉を撮っているアマかプロかはわかりませんがカメラマン1名のみでした。こういう寂しげな木道を色白で可憐な乙女が物思いにふけりつつ歩いているというなら絵にもなりましょうが……、歩いていたのはどう見てもどの条件にも当てはまらない人だし(-_-;)
ちょっとした岡を登っていくと、そこに 深大寺城跡と書かれた石柱がありました。その近くには空掘が。そういわれてみないと見落としそうなくらいの規模ですが、確かに堀のあとのようです。家に帰って、調べてみると、「天文六年扇谷家の上杉朝定が、同年没した河越城城主である父朝興の意志を継いで北条氏と戦うため、深大寺とかやいへるふるき槨を再興」したとかいうお城らしいです。16世紀半ばのお話。不勉強につき、知らない名前ばかり(-_-;) 結局、北条氏綱と戦って敗れたとのことなので、きっとこのお城も落とされたのでしょう。
いまは城郭跡というところが芝生公園になっていて、その横には近所の小学生が作っている蕎麦畑がありました。もう収穫も終わって、掘られた土だけがむなしく広がる畑になっています。どうしてまあ、よりによって何もない季節に立ち寄ってみる気になったのか、我ながら「アホちゃうか!」という感じです(^_^;)
2008/11/14 (金)
伝宝院庭園
奥山風景を楽しみながらフラフラしていると「大絵馬寺宝展と庭園拝観」と書かれた入口があって、十数人の人が並んでいました。有料ですが、伝宝院のお庭はいつでも入れてもらえるというわけではないので、ちょっと拝見することにしました。浅草寺の本堂落慶50周年大開帳記念のイベントの一つのようです。
伝法院は浅草寺の院号だったそうが、いまは住職の居住する本坊の称号となっています。お庭は、大泉池を中心とする廻遊式庭園。江戸時代初期の築造で、小堀遠州作といわれています。五重塔を映し出す池は美しく、風情があります。が、この日はたいそうな人出で、情緒を味わうどころではありませんでした(^_^;)
絵馬展は撮影禁止なのでお見せすることはできませんが、江戸時代の風物が描かれたさまざまな絵馬は、美しいものあり、不気味なものあり、なかなかに見ごたえがあります。これも多くの人の頭越しになるのが残念。
短期で公開されるさまざまな催しは、どうしてもどっと人が集まるのでつらいところがありますね。説明書きも十分に読めないとか。ま、いたしかたのないことでしょう。空いているときに見たければ、朝一番などを狙えばいいのでしょうが、それができない自分に罪があるというわけで(笑) 早寝早起きできる薬草か何か、どこかに売ってないものでしょうか?
2008/11/13 (木)
奥山風景
とくに予定はしていなかったのですが、久しぶりにお天気がよくなったので、浅草へ行ってきました。いま浅草では大観光祭をやっていて、浅草寺境内に江戸の町「奥山風景」が再現されていると小耳に挟んだからです。
平日だというのに仲見世は相変わらずの混雑。外国人の姿も多いようですね。本堂の裏では平成中村座「隅田川続俤 法界坊」が上演されています。小屋の前まで行ってみたのですが、やはり「本日の当日券は完売です」と。そうだろうなぁと思っていました。プレオーダーだって、取れなかったのですから(-_-;) 歌舞伎座でも非常に取りにくいのですから、こういう特別公演のようなものは、まなじりを決して取りにいく覚悟がなければ、まず観ることはできないと思います(笑)
「浅草大観光祭」では、浅草寺本堂西側一帯に「浅草奥山風景」が展開されています。このあたりは通称「奥山」と呼ばれているそうで、江戸時代から見せ物小屋やいろいろな店が立ち並び、江戸の繁華街であったそうです。そのあたりに大木戸や辻番所が再現され、江戸小物や玩具、扇子、布物などの店が軒を連ねています。店といっても小屋がけの感じ。本当にこんなだったのかなぁ、江戸の浅草って。
時代劇でよくみかける感じの茶屋もありました。「ねえさん、団子一皿」とか言ってみたくなるような。でも、席は満員だったので、焼いたお団子を一串、買い食いしました。しかも歩きながらというお行儀の悪さです(笑) お店の人は和服を着ていたりして江戸情緒たっぷり、といいたいところです……、が、現代人がぞろぞろ歩いているもので、あまり情緒はなかったような(^_^;)
平日だというのに仲見世は相変わらずの混雑。外国人の姿も多いようですね。本堂の裏では平成中村座「隅田川続俤 法界坊」が上演されています。小屋の前まで行ってみたのですが、やはり「本日の当日券は完売です」と。そうだろうなぁと思っていました。プレオーダーだって、取れなかったのですから(-_-;) 歌舞伎座でも非常に取りにくいのですから、こういう特別公演のようなものは、まなじりを決して取りにいく覚悟がなければ、まず観ることはできないと思います(笑)
「浅草大観光祭」では、浅草寺本堂西側一帯に「浅草奥山風景」が展開されています。このあたりは通称「奥山」と呼ばれているそうで、江戸時代から見せ物小屋やいろいろな店が立ち並び、江戸の繁華街であったそうです。そのあたりに大木戸や辻番所が再現され、江戸小物や玩具、扇子、布物などの店が軒を連ねています。店といっても小屋がけの感じ。本当にこんなだったのかなぁ、江戸の浅草って。
時代劇でよくみかける感じの茶屋もありました。「ねえさん、団子一皿」とか言ってみたくなるような。でも、席は満員だったので、焼いたお団子を一串、買い食いしました。しかも歩きながらというお行儀の悪さです(笑) お店の人は和服を着ていたりして江戸情緒たっぷり、といいたいところです……、が、現代人がぞろぞろ歩いているもので、あまり情緒はなかったような(^_^;)