赤坂サカス
赤坂サカスができてから一度も行ったことがなかったので、イルミネーションもやっていると聞き、行ってみました。地下鉄の赤坂駅から地上に上がる階段の側面にさまざまな色やイラストレーションが描き出されるのに、まずびっくり。踏む段ではなく側面なので、その上を歩いてもどうということはないのですが、なんとなく避けて通る人が多いですね。もちろん、私も避けました(笑) 階段の脇にたくさんの人が並んでいるのは、ライブハウス「赤坂BLITZ」への入場を待っている人たち。SOFFetのライブのようでした。すごい人気です。若い女性の姿が多いようですが、けっこう年配の方も見かけました。
広場に上がると雪が! といっても人工雪。軽井沢に降っているのと同じ雪だそうです。大きな雪だるまも出現しています。雪の上で遊ぶのもOK。昨日と今日、「信州フェア」が行われていたのでした。というと、知らずに出かけていったように思えるでしょうが、実は知ってて行ったのです(笑) 長野県観光協会で仕事をする友人から「東京へ行くから遊びに来いよ〜」というお声がかかって。
今回の「信州フェア」は主にスキーリゾートのキャンペーンのようでした。観光協会の友人が、いろいろなスキー場の方を紹介してくれました。私が徒党を組んでスキーをやっている団体に属していると言うと、「ぜひ、滑りに来てください」とたくさんのリフト券交換券をくださいました。白馬スキーエリア、黒姫高原スノーパーク、タングラム斑尾のみなさんです。これは所属する団体のスキー大会の景品にする予定。何か貰いたくていったわけじゃないんですけど(^_^;)、信州の方々は本当に優しくて親切な方が多いんですよね<プレゼント貰ったから言うんじゃありませんよ(笑) 長いこと冬になると信州へ行く生活をしていたので、なんだか第二のふるさとのような気がします。
誰でもリフト券をもらえる抽選会もやっていました。最近は若い人のウインタースポーツ離れがはなはだしくて、スキーばかりではなく、スノーボードをする人の数もめっきり減ってきています。しかも、こんな経済情勢だし。ひとりでも多くの人に来てもらいたいとスキー産業に従事する方々も必死ですよね。1枚のリフト券を提供して、何人かの仲間を募って遊びに来てくれるなら……というところでしょう。そんな気持ちにつけこんだようで、はなはだ申し訳ないのだけれど、こちらもいただいたリフト券を景品にスキー大会に参加してくれる人を釣り上げようと必死です(笑) ほんとに大会参加者も年々減少するばかり……。
それはそれとして、サカスのイルミネーションもきれいでした。あまり派手ではないのですが、ビルの谷間に光の林が出現したようです。イルミネーションを見ながらおしゃべりのできるコーヒーショップなどもあり、夜の散歩コースとしてはいいかもしれません。寒いといえば寒いですけど。今日は全国から雪の便りどころか、ブリザードの便りまで届いているようですが、東京は穏やか。今週はずっとお天気がいいようで、ありがたいです。
私的CHANGE part2
今年、最初の寒波がお出でましになるそうですね。関東は上手に避けてくださって、むしろ西のほうが寒いのだとか。ここ数日は、東京の外れでもけっこう穏やかな日が続いてました。とはいえ、そろそろ街路樹のイチョウが色づきはじめています。今日は信号待ちの間にクルマの窓から眺めただけですが、今週末か、来週か、ぼちぼちイチョウ並木を散策に行こうかなという気になりそうです。
クルマともイチョウともまったく関係ない話ですが、今日、コンビニで3600円の買い物をしました。レジのおにいさんが間違えて400円のレシートと3,200円のレシートの2枚に分かれてしまいました。そして、私は5,000円札を出しました。さて、おつりはいくらでしょうか? おにいさんは、おもむろに電卓を叩き始めたのです。
「1,400円のおつりでしょ?」と言ったら、お客は信用できないのでしょう、とにかく電卓で足し算をして、それから引き算をして「1,400円のお返しになります」とおつりを渡してくれました。20代半ばぐらいの年齢かなぁ。感じのよい青年ではありましたが、この程度の計算を暗算でできないのかなと、あんぐり(笑) 端数はないし、難しい問題ではないと思うのだけれど。
テレビのクイズ番組で小学生の算数ができないタレントを見て、日常生活上では頭が悪いというわけでもなさそうなのに、「よっぽど勉強してこなかったんだなぁ」と感心してたりしたのですが、この程度は普遍的にいるのかも、と。日本の初等教育、考え直したほうがいいかもね(笑)
そういえば、例えば67−19= なんて引き算をするとき、67−20+1と計算すると習いましたよね? 人間の頭はどうも引き算より足し算にすばやく反応するようで、ざっくり引いてあとで足すほうがはやいはずです。4,563−1,988だったら、2,000を引いて12を足す……。先日、友人と計算の遅いタレントの話をしていて、そんなことを言ったら、「それ、インド式?」と言われました(笑) いや、日本式だと思います。小学校で習ったと思うのですが、習ってませんか?
搾菜
あちこちからタイムセールの声がかかり、お客さんを呼び込む声も元気いっぱいです。本当に景気が悪いんでしょうか、日本は? まあ、歩く人の数が多くても財布の紐はかたく閉められ、お店のほうは売上も利益も寂しい状態なのかもしれません。
わー、豚の足を見つけました。原形! その昔、台湾で食べたことがありますが、どうも原形は……(-_-;) 味はともかく、なかなか食べ物だとは思えなくて(笑) その隣には上海蟹が、こちらも原形。蟹は原形でも別に驚かないので(^_^;)、食習慣というのはおもしろいものですよね。
海産物などは安いし、おいしそうなものもたくさんありました。しかし、これをもって電車に乗って帰るのはちょっと……、という感じで結局、見て歩いただけ。帰ろうと思ったところでまるごとの搾菜を発見。近所のお店ではスライスして味つけしたようなものしかなくて、実はこの原形(笑)を探していたのです。中華街まで行かないとないのかなぁと思っていたところだったのですが、私にとっては現時点で横浜方面はシーズンオフだったりするので(^_^;)
大きな塊が3つ入っていて200円は安いのではないでしょうか? 買ってきた搾菜は、ちょっと切り取り、ちょっと塩抜きして細切りにし、まずはスープでいただきました。この独特の味と触感は、他のものでは代用できないように思います。日持ちがするのでしばらくは楽しめそうです。
「大琳派展」
混んでるという噂なのに、さらに最終日で日曜日、大変なことになりそうだなぁと思いましたが、いただいたものを無駄にするのは性に合わないので、古い友人を誘って出かけていきました。混んでいることは混んでいましたが、あいにくの雨模様が幸いしたのか、20分待ちぐらいで入場することができました。
友人は茶道の心得があるせいか、器や掛け軸には興味津々だったようです。不調法な私といえば、わけはわからないなりに目の保養をさせていただきました。光悦、宗達、光琳から近代の作家まで、なるほど一連の流れのようなものはあるのですね。無教養の私でも尾形光琳の名前ぐらいは知っていると思ったら、かの人はその時代の寵児、言ってみればちょっと前のイッセー・ミヤケみたいな存在だったらしいです。
風神雷神のダイナミックな屏風もいいですが、雲母を散らした紙に書が記されているというような柔らかい感じのものがなかなか素敵でした。濃淡だけの柔らかい線で描かれた掛け軸の絵なども美しくありました。日本画の世界というのも奥が深いのでしょうね。ただ、眺めて、「へぇ〜」「ふぅ〜」と言っているのも情けないような気がしますが、それでも2時間かけてじっくり楽しませていただきました。
博物館の外へ出てくると、上野のお山もそろそろ紅葉が始まる気配です。まだ鮮やかというわけにはいきませんが、色づき始めた木々が小雨に打たれている姿に晩秋を感じます。
季節はずれ神代水生植物園
しかしまあ、これだけ季節外れの水生園見物も珍しいでしょう。梅雨時にはきれいな花を浮かべる池や湿地も、林や草もすべてが枯葉色。かなり寂しい光景です。しかも、こんなときにフラフラしている見物客は……、マイクロで小さな葉を撮っているアマかプロかはわかりませんがカメラマン1名のみでした。こういう寂しげな木道を色白で可憐な乙女が物思いにふけりつつ歩いているというなら絵にもなりましょうが……、歩いていたのはどう見てもどの条件にも当てはまらない人だし(-_-;)
ちょっとした岡を登っていくと、そこに 深大寺城跡と書かれた石柱がありました。その近くには空掘が。そういわれてみないと見落としそうなくらいの規模ですが、確かに堀のあとのようです。家に帰って、調べてみると、「天文六年扇谷家の上杉朝定が、同年没した河越城城主である父朝興の意志を継いで北条氏と戦うため、深大寺とかやいへるふるき槨を再興」したとかいうお城らしいです。16世紀半ばのお話。不勉強につき、知らない名前ばかり(-_-;) 結局、北条氏綱と戦って敗れたとのことなので、きっとこのお城も落とされたのでしょう。
いまは城郭跡というところが芝生公園になっていて、その横には近所の小学生が作っている蕎麦畑がありました。もう収穫も終わって、掘られた土だけがむなしく広がる畑になっています。どうしてまあ、よりによって何もない季節に立ち寄ってみる気になったのか、我ながら「アホちゃうか!」という感じです(^_^;)