ある小説の中に、世界を旅して「何を祀ってあるのかわからないんだけど、地元の人が拝んでいるものには手を合わせることににました。そうしたら、なぜか商売がうまくいくようになったんですよ」というフレーズがありました。SFだし、本筋とはまったく関係ないんだけど、心に残った一節です。そんなわけで(どんなわけで?)、日々の何気ないできごとを綴ってみようかと思います。
2008/12/17  (水) 

海鮮丼!

年末恒例の築地市場めぐりに行ってきました。恒例といっても、今年で2回目ではありますが(^_^;) 合言葉は「海鮮丼を食べよう!」です。昨年は、「あんまり並んでいるところはイヤ」という軟弱な姿勢ゆえ、場外の適当なお店で食べましたが、イマイチでした(笑) そこで今年は場内へ。魚冶鮨の御曹司に「どこがおすすめ?」と聞いたら、「大和寿司」とのこと。「並ぶの?」と問えば、「うまい店は並んでるなぁ」とのこと。では、今年は並ぶのをいとわず、頑張ってみることにしましょう。
 
平日で、しかも雨だというのに、やっぱり並んでました! それでも列は短いほうなのかもしれません。でも、お寿司屋さんは「注文するにもコツがある」という話だったので、「丼」のほうも偵察。「仲家」というお店が口コミでは好評のようなので、そこへ行ってみました。数人の列。これが、行き過ぎて戻ってきたら十数人になっていたので、あわてて並びました。待つこと10分ぐらいでしたでしょうか。うにの入った海鮮丼をいただき、満足。写真を撮りたかったのですが、店内には「撮影禁止」と書かれた紙が何枚も貼ってあったので断念しました。でも、どうして自分の食べる丼の写真を撮ってはいけないのでしょうかね? こんなようなゴミブログに載せられたくない?(笑) となりで写真を撮ろうとしていた日本語が通じない国の方も「ノー、カメラ!」と怒られてました(^_^;)
海鮮丼はとてもおいしかったです。量もたっぷり。手狭だし、後にも並んでいる人がいるので、せかされるというわけではありませんが、つい早食いになって落ち着かないという難点はありますが、これは致し方ないことなのでしょう。満腹になって、お店をでると、なんと列が5倍ぐらいにのびていました。もうちょっと遅かった大変なことになっていた(笑) 私たちが行ったのが10時半ぐらいだったと思います。11時を過ぎたら、海鮮丼ひとつ食べにいくにも相当な覚悟が必要かも。行くなら「お昼を食べに」ではなく、「朝食を食べに」が正解のようです。
 
そして、その後はちょっとした買い物。3人で行きましたが、いずれも主婦という立場を経験したことのないものたちで、年末のお買い物というわけではありません(^_^;) 昨年、食べてみておいしかったというちりめんじゃこの店へは一緒に行きましたが、あとは「はぐれよう!」と決めて、それぞれが好き勝手なところへ(笑) 私はじゃこと昆布で力尽きて、はやばやとコーヒーショップに沈没していたのでありました。
 
行ったのは昨年と同じ日ですが、今年は悪天候のせいか昨年よりは人が少なかったようです。景気の影響はあるのでしょうか? 築地やアメ横、本格的に混雑するのは来週ぐらいからではないかと思いますが……。
 



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2008/12/16  (火) 

「252 生存者あり」

何の予備知識もなく観た映画だったので、252の意味は観るまでまったく知りませんでした。だいたい252がタイトルの頭についていることさえ、気づかずにいたというか。内野聖陽が出てるから観てみようという軽いノリで(^_^;) 内野くんはちょっと演じすぎかなぁ〜という感じでした(笑)
 
遭難者の中に元レスキュー退院と医者の卵と発明家はできすぎでしょ(笑) ハイパーレスキューのかっこよさは十分伝わりました。消防庁のみならず、警察でも、たぶん自衛隊でも、殉職ということにはさまざま葛藤があるのだろうなぁと思わされるところはありましたが、この映画で何か感動を与えようと思ったのなら、ちょっと失敗かな(笑) 気象庁は何となく意地悪なだけみたいだし(^_^;)
 
テレビでのPRを見ているだけですが、最近、台風や津波もそうだけど、ウイルスなどが襲うという映画が多いような気がしますね。地球環境の破壊について、漠然とした不安があるからでしょうか。「近未来に何が来るか?」という恐れが人々の心のどこかにありますものねぇ。
 
環境破壊を止めるには人類が壊滅するのが手っ取り早いという話を聞いたことがあります。そうなんでしょうねぇ。壊滅まで行かなくても、減少させれば解決する問題も多いのかも。地球に生息する適正人員数を超えているのでしょうか。あるいは日本でいえば江戸時代ぐらいの暮らしをしておくれということでしょうかね。駕籠ならふたりで担いでもCO2は息だけですから(^_^;) 産業革命がいけなかったんでしょうねぇ(笑) 
 
人間の身体には自然治癒力があるといいます。地球にも自然治癒力があって、それを発揮して、人類という傷を治そうとしているとしたら? 本当に来るでしょう、地震も津波も台風もウイルスも(-_-;) 実際、桁外れの自然災害が地中上のいたるところで起きているようです。でも、どうすりゃいいのよ、私たち? という感じ。ゴミは分別してます。エコバッグもマイ箸ももってます。なるべくクルマは乗りません(ほんとかな?)。でも、エアコンはフル稼働(-_-;)
 
252の正体は、ハイパーレスキューの通信信号「トントン・トントントントントン・トントン」だったのです。この信号が仲間に「生存者あり」を伝えるものだそうです。覚えておきましょう(笑) とはいえ、私たちは瓦礫の下に埋まったりする事態が起きた場合、救ってもらう一方の立場ですから、これを覚えるよりSOSの「トントントンツーツーツートントントン」を覚えておくほうが救ってもらえる確率は高いかも(笑)
 



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2008/12/15  (月) 

目覚まし工事

春頃に、宅地に売却するから立ち退いてくれと言われた駐車場。我が家は6月に立ち退きましたが、最後のクルマが立ち退いたのは8月頃でした。そして、「戸建住宅が建ちますよ」という案内板が出て、そのあとにリーマンショックです。その後もどんどん景気は悪くなる一方のようで……。土地は囲われたまま、12月を迎えました。もう、家は建たないのかぁと思っていたら、つい先日から工事が始まったようです。
 
景気回復の足音(笑) なんて、笑って入られません。その工事現場と我が家の間には家が一軒あるのですが、これが平屋。そして、私の寝室は、そっち側の2階なのです。ということは? けっこう朝もはよからトンカントンカン……(-_-;) トンカン程度ならいいのですが、いまは地ならしをしているらしく、ドンドンと重い音が絶えず聞こえてきます。ネボスケで名を馳せるさすがの私も、目覚まし時計がいらない! 
 
そういえば、我が家のガレージを作っていたときに、大工さんのトンカンがうるさいといって怒鳴り込んできた人がいました。その人の部屋のあるマンションも、たぶん、遮蔽物なしで音が通るところではないかと。まあ、我が家の工事よりはちょっと距離は遠いかもしれませんが、重機が大きいから音は大きいのではないかと……。また、怒鳴り込んでいるのでしょうか(-_-;) それともこんなうるさい地域には住めないと思って引っ越したかな?
 
近隣で家を建てたり、建て直したり、どこかで槌音が聞こえてくるというのはよくある話です。永遠に続くわけではないし、お互い様というところもあるので、しばし我慢というところですね。早起きのよい習慣がつくかもしれません(^_^;) しかし、建築業の方々は、みんな朝が早いですよねぇ。お豆腐屋さんと勝負するほどではありませんが(笑)
 



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2008/12/14  (日) 

サザンテラス

ずっと工事中で鬱陶しいような新宿駅南口ですが、今年もサザンテラスが盛大にイルミネーションで飾られています。昨年はグリーン基調だったような気がするのですが、今年はブルーとホワイト。きれいではありますが、なんだか寒そうな配色で。世相を反映してますか? というか、夜は東京も本当に寒くなってきました。寒い夜に青と白では、よけい寒い感じがするというか(笑) でも、両脇に光の花が咲く小道など、とてもきれいです。 


橋を渡った高島屋とか東急ハンズの側は、暖色が多用されていて好対照です。そちらは暖かそうではありますが、比べてみると、寒色系のほうがスキッとして美しく見えてしまいます。そのあたりは、好みの問題でもあるのでしょうが。
 
新宿駅からサザンテラスを奥のほうへ歩いていくと「祝福の泉」という小さなドームがありました。たくさんの人が並んでいるので「なんだろう?」と思って近づいてみました。このドームの下で何かスイッチのようなものを押すと、ドーム全体の色が何色かに変わるようです。それが、ふたりの未来をあらわす……とか。
  
それで、たくさんのカップルが並んでいたのですね。小さな坊やとおばあちゃんらしき人がスイッチを押している姿もあって、ほほえましかったです。これを考えた人の趣旨には反するのかもしれませんが(笑) 人が入れ代わるたびにいろいろな色に変わるイルミネーションは、しばし、見とれます。
  
経済は日に日に悪くなっていくようで、2009年は大失業時代かと思わせるような情勢ですが、こんなに華やかなイルミネーションがあっちこっちで展開されているのですから、日本経済、まだ傷は浅いんでしょうかね? そうでもないような気はしますが……。よい未来を占ってもらったカップル、そのまま明るい未来が開けるといいですね。
 



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2008/12/12  (金) 

五條天神社&花園稲荷

上野へ行くには、我が家からは1時間以上かかります。そのためか、たいだい2年に1度か、それよりもっと少ない回数ぐらいしか行くことはありません。用もないのに大仏さまを見に行くなんて酔狂なことをしたら、なんと本日は上野へ行く用事ができてしまったのです。毎週です(笑) 今年だけで3度目の上野。そんなタイミングってあるんですよね、世の中には。
 
大仏さまの先には五條天神社があります。医薬の神様なのだそうです。あっちこっち痛めていて、最近は薬のお世話にもなっているので、ちょっと参っておきましょう。日本武尊が薬祖神を祀られたというのですがら、まさに本道です。漢方薬愛用者の私にはぴったり(笑) 日本橋にある薬事協会ビルの屋上には、薬祖神社として分霊もお祀りされているそうで、医薬の関係者には、大切にされている神様のようです。
 
大晦日には古札焼納式があり、夕方7時から元日早朝までお焚き上げがあるそうです。もう薪が積み上げられ、準備万端ですね。でも、大雨などが降ったらどうするのでしょう。ちょっと心配(^_^;) 半年間の穢れを祓う茅の輪も準備されていました。まだ通行止めですが、新年には多くの人がお祓いに訪れることでしょう。
 
五條天神社の横の階段を登っていくと、花園稲荷があります。古くは忍岡稲荷と呼ばれ、五條天神社よりも歴史が古いとか。石窟の上にあったことから穴稲荷ともいわれています。ここは彰義隊の最後の激戦、穴稲荷門の戦があったところ。こんな手狭なところで? という感じです。原田左之助もここで戦ったのかなぁ、とか。また妄想ですね(笑) 
 
池を回って信号を待っていると、「くさっ!」と思わず叫んでしまうような臭いが……。
振り返ってみると黄色の絨毯の上で何やら探し物をしている人がいます。ああ、ギンナンを拾っているのですね。見渡せば、あちらにも、こちらにも……。私はギンナン拾いをしたことはないのですが、好きな人は毎年、朝もはよから精を出すようです。
 



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上野大仏
六本木ヒルズ