花粉はいつまで?
5人いたら、3人は花粉症で苦しんでいるような割合ではないでしょうか。私は「花粉症にはならないことに心を決めておりますから」とか言って、「花粉症になるのは気合が足りない!」などと優位性を誇っておりますが、もはや冗談を言っている場合ではないくらいに花粉症が世の中を席捲していますね。ある意味、花粉症になっていないのは流行遅れ?(^_^;)
それにしてもみなさんの惨状を見ていると、「デビューしたくない!」と思います。デビューを果たした人も、なりたくてなったわけでもないでしょうが。こうなると、デビューはしていなくても、誰もがすでに舞台の袖で立っているようなものですよね。いつスポットライトが当たってしまうか……。今年はセーフでも来年のことはわかりません。
花粉を防御する鼻栓が発売されたそうです。外からはほとんど着けていることがわからないのだとか。もう、マスクじゃ間に合わないのですね。そして、ゴーグル状のメガネもはるそうです。大きなマスクをして、ゴーグルをかけて、帽子を目深にかぶり……、「まるで怪しい人みたいじゃないですか!」とモモタロウはいいますが、この際、恥も外聞もありませんよ。
職務質問でもされたら、マスクを取って、くしゃみの一つもしてみせれば無罪放免は間違いなしです。それより、そんな格好のできない交番勤務のおまわりさんの同情してあげたいもの。あと10日か2週間もすれば、花粉の嵐も収まるようですね。花粉症のみなさん、もう少しの辛抱。頑張って!
吉野梅郷
青梅市にある梅園、吉野梅郷へ行ってきました。運動不足解消の意味もあって電車で行ったのですが、遠かった〜。中央線に揺られ、立川で青梅線に乗り換え、青梅で単線の多摩線にさらに乗り換え、「日向和田」という駅で降りて徒歩10分あまり。日向和田は「ひなたわだ」と読みますが、鄙の日向という感じで駅舎も可愛らしく、梅祭り開催時以外はきっとひっそりと駅をやっているのだろうと思わせるたたずまいです(笑)
吉野梅郷は丘陵地帯にあるので、てっぺんから見下ろす梅林の広がりは見事。桜は一面の薄ピンクという感じになって、それはそれで美しいものですが、梅は白、薄いピンク、濃いピンク、赤というさまざまなコントラストが緑の木々の間に広がるのがなんとも華やかな風景です。日本人は桜を好み、中国人は梅を好むといわれますが、いやいや日本人だってなかなかの梅好み。平日だというのにけっこうな人出でした(^_^;)
青梅市がもっている梅の公園には約25,000本の梅が植えられているそうです。普段は入場無料ですが、梅祭り開催中は200円。まあ、これだけの梅の木を管理したり、ご案内の人が出ていたりするのですから仕方がないですね。東京都内ですが、都心部より標高が高いからでしょうか、いまが満開! 露店やみやげ物店も出店していて賑わいを見せています。
日曜日には、郷土芸能や野点、琴の演奏などのイベントも行われるとか。間の悪い私にしてはタイムリーヒットでした。梅林の中に、「さんしゅ」も存在感を際立たせていました。ピンク系の公園の中に唯一、黄色い花が輝いています。
この公園のほかにも、オープンガーデンと称してお寺や個人のお庭が解放されていて、梅をはじめさまざまな花が目を楽しませてくれます。駅へ向かう途中のお宅の庭に咲いていた「みつまた」は、1本の木に白い蕾、黄色い花、赤い花と3色がちりばめられていてユニークな姿を見せています。なかなかおしゃれ心のある木で、道行く人の足を一様に止まらせるコツを身につけているようです(笑)
青梅や奥多摩には平将門の伝説が伝えられています。平将門の乱というくらいで、朝廷にとっては反逆者ですが、関東の人にとっては英雄。もっとも有名な伝説は金剛寺の伝説です。金剛寺に、夏を過ぎても青い梅がなっている梅の老木があり、将門が植えた梅と伝えられています。 戦に破れて青梅に逃れた将門が、一枝の梅をさして「私の願いが成就するのならば芽をふけ」と言ったところ、梅は芽をふいて成長し、成熟しても青いままで落ちない梅を実らせてたとか。それが、この地を青梅と呼ぶようになった由来だとか。青梅はマラソンなどで昨今、けっこうメジャーになっていますが、「あおうめ」だと猛毒ですよね(^_^;)
駅までの道筋には「着物博物館」もありました。武家の婚礼衣装や元皇族の衣裳などが保存、展示されているとのこと。着る物にあまり興味がないので、入館料800円を惜しみました(^_^;) 外に並べて売られている藍染めの衣類や小物だけを見て満足。草木染の作務衣に心ひかれましたが、こんな経済情勢ですもの、財布の紐は緩めるわけにはいきません。って、3,800円も入っていなかったかも(-_-;)
多摩川の上流の流れも清らかに春の訪れを喜んでいるような。写真には撮れなかったのですが、水の上を真っ白なゴイサギが羽を広げて優雅に飛んでいる姿は思わず立ち止まって見とれるほどです。
春を探して
ずっと家の中にいると気温の変化がわかりにくいので、お天気が悪いから寒いかなと思って冬装備で出かけたら、けっこう暖かくて、「もう春なのだなぁ」と。普段は通らないような住宅街の狭い道を歩いてるとひっそりと窓が閉ざされている家の庭にピンクの可憐な花が開いていたり、どこからともなく花の香りが漂ってきたりします。「やっぱり春なのだなぁ」。
もう夕暮れどきに近かったので写真は撮れませんでしたが、白モクレンの大木が見事な花をつけているのを発見。なんだか薄暗いところだなぁと思えば、もう誰もいない学校。桜の古木が早く咲きたがっているように枝を広げていました。学校と桜って、つきもののようですね。そういえば、私が学んだ寺子屋にも樹齢100年という大きな桜の木が校庭を占領していました。根元に死体が埋まっていたのでしょうか(笑)
かみさん
関東ではちょっとダンディを気取る風の人は「家内」とか「ワイフ」とか、「女房」というのも一般的かもしれません。それも「にょうぼう」ではなく、「にょうぼ」と詰まってしまって。先日、何かのトーク番組で、伊集院光が「かみさん」と言っていました。「おっ、江戸っ子だね」という感じで、なかなか好感がもてる感じ。実際は彼がどこの子かは知りませんが(^_^;)
妻とか夫というのは、なかなかこなれてない言葉のようで、女性にとっても配偶者をどう表現するかはけっこう創意工夫の世界のようです。フツーに「主人」なんていう人も多いですが、そういう人には「あんたは、奴隷かい?」と突っ込むことにしています。ときには心の中だけでt(-_-;)
私の知っている範囲でおもしろかったのは、「ロク」と呼ぶ人。これは「宿六」の略なのだそうです(笑) 「敵」とおっしゃる老婦人もいらっしゃいました。長い結婚生活で、さぞやさまざまな攻防があったのでしょう(笑) 「旦那」という人は多いようです。まあ、「主人」に近い感じもしますが、奴隷からオタナモノへ昇格したぐらい?(笑) 「うちの」とかいってごまかす人も多数(^_^;) 私の周りでは最近は「夫」と呼ぶ人が多くなりました。
自分の配偶者もそうですが、相手の配偶者を呼ぶときはもっと厄介ですねぇ。「夫さん」はいかにも心地が悪いです(笑) 私はときには「配偶者さま」と言う場合もありますが、相手の姓を呼ぶことが多いですね。通称でも改姓していない人に対してはこれが楽です。まず配偶者の名前を聞いて、「波平さん」的に呼ぶことも。
幸いなことに?自分の配偶者を表現する言葉はいらない境遇なのでした(笑)
まっちゃ色
「真っ」がつく色といえば、真っ白、真っ黒、真っ赤、真っ黄色、真っ青……ぐらいでしょうか、つまりは原色のみ? 「真」というぐらいだから、その色らしいその色ということになるでしょうが、実際にイメージする色は人によって違うかもしれません。真っ白、真っ黒はともかく、真っ赤になるとどんな赤をイメージするでしょうか。
私は薔薇の花びらのような、どちらかといえばマゼンダ系の赤を思い浮かべてしまったりするのですが、だるまのような金赤系をイメージする人もいるはず。色のイメージを共有するのは意外に難しいのかもしれません。絵の具や色鉛筆でも、24色ぐらいまでは共有できそうですが、50色にもなれば……。
どんな微妙な色の違いでも、色にはそれぞれ名前がつけられているようです。だいたいは知らない人のほうが多いのでは? もちろん私も知りません(^_^;) 「なるほど」と思うような絶妙な命名もありますが、「えっ、そんな色?」というのもありそうです(笑) 色を説明するときは普通は「薄い」とか「濃い」とか、「柔らかい」とか「硬質な」とか、適当な形容詞で説明し、聞いたほうも勝手にわかったような気分になってますよね。 真っ茶色、結局どんな色か定かにはならず、勝手にジャージー牛の色を当てはめて自分なりに納得しておきました。