電話、電話、そしてネットワーク
まず、朝起きたら、友だちに電話をかけなければなりません。ホテルの電話をとって、ありがちの0発信。でも、まったく繋がらないどころか、発信している気配もありません。よくわからないから……、公衆電話を探しに行くことにしました(笑) 公衆電話の使い方も覚えておかなくてはいけませんしね。
フロントで公衆電話の場所を聞いて、コインを入れて、番号をまわして……。まったく、かかりません。そうか、これは日本から国際電話をかけるときの番号だから、どこか、途中からまわせばいいに違いない。まわせばって、もちろんプッシュ式ですけど(^_^;
いろいろなとこで区切ってみたけど、まったくダメで、とりあえず徒歩1分でホテルに帰り、フロントのお姉さんに再び、「どこから?」と電話を指差して、番号を見せて聞きました。区切り方を教わって。再び公衆電話へ。コインを入れて……、かかった! けど、相手の声が聞こえたとたんに切れてしまいます。さあ、困った。今度は何が違うんだろう。もう一度、フロントに戻って聞くことになります。
日本の公衆電話は、まず10円を入れて、話の長さによってコインと追加するという感じですが、こちらはとにかく最初に50セント入れないとつないでくれないそうです。そうか、10セントしか入れてなかったから……。50セント入れて、教わったように番号を押して、やっと友人の声を聞くことができました。ありがたや、日本語(笑)待ち合わせ場所を決めましたが、またフロントへ行って、この辺の地図はありませんかと聞かなければならない大仕事が残ってます(^_^;
その前に。ホテルで使えると聞いていたワイヤレスネットワークが不良。ひぇ〜。また聞かなきゃならないの(涙) フロントの方は、こっちのPCに出る表示が日本語なので、読めません。いまPCが何を言っているのかを、こちらが英語で伝えなければならないという作業。もう、ほとんど無理!という感じです。が、どうしても連絡しなければならない相手もあり、やるしかないので……、やりました。
もはや以心伝心みたいな感じで、なんとか繋がったときは、泣きました(笑)
ドジにつける薬はない?
実は、当日トランジットははじめての経験です。もし、1番目の飛行機が遅れたら、2番目の飛行機は待っていてくれるのでしょうかね? などという心配は余計なお世話で、NH89はちゃんと定刻にクアラルンプールに着きました。空港混雑のため、上空で10分旋回、国内線用の一番はずれのゲートで飛行機から下ろされることになりました。なんだか、静かでとっても寂しい感じのところなんですけど。
飛行機は定刻に着いても、トランジットに失敗する可能性もあるということを身をもって体験するハメになりました。自分が悪いんですけど……(@_@; 手荷物を持って降り、長い長い廊下を歩いているうちに、ハッと気づきました。携帯電話がない! いつもパンツの前ポケットに入れているのですが、座っているとずり上がって落ちることがあるのです。私が電話を落としてバタバタしていたのを目撃した人は数人はいるはずで……、きっと、懲りないやつだとお思いでしょう。そうなんです〜。
空港の道というものは、後戻りができないようになっていました。つまり、上りのエスカレータだけで、下りがないところがある、という風に。しかたがないので、長い通路を歩ききって、中央部のところにあった、インフォメーションに。事情を話すっていったって、英語? ひっ! 落としたって、なんて言うんだっけ? 飛行機のチケットを見せて、ここにあるはずなんだけどと、手振り身振り。思わず日本語で言うと、「ノー、ジャパニーズ! イングリッシュ!」と、お姉さん、こわい〜。それでも、言わんとしたことはなんとか通じて、電話をかけてくれて、G10へ行けと。G10? あぁ、さっきのところですねぇ。長い通路を……。
なんて言ってられません。2番目の飛行機は、ここからモノレールのようなものに乗って、国際線乗り場まで行かなくてはならないのですから。とにかく汗だくになってG10に戻ると、係員らしき、きれいなお姉さんがやってきました。「電話の件?」と言うので、そうだと答えると、「何色? どこで落とした?」といろいろご質問が。四苦八苦しているところへ、乗ってきた飛行機のCAさんたちが降りてきました。やった! 日本語が話せる人がいる! と、思って、助けを求めると、係員のお姉さん、ポケットから電話を出して「This one?」。そーだよー! けっこう急いでいるので、かわいそうな英語もろくすっぽわからないオバサンをからかうのはやめてください(-_-;;
またトンボ返って、今度はモノレールに乗り、2番目の飛行機を探しに。時計を見ながら、アセアセでした。そして、歩きながら思い出したのです。lostでしょうよ! 駅や遊園地で見かける表示じゃないですかね、落し物のご案内。いまごろ思い出して、どうすんだよと自分にあきれながら、なんとか2番目の飛行機に間に合いました。
考えてみれば、ここからは完全に日本語なしなんですね。日本から出る便、日本に入る便は、たいていに日本人クルーか、少なくとも日本語の話せるクルーがいます。でも、マレーシアからオーストラリアに行く便にいるはずもありません。心細〜。まあ、アルカイックスマイルと、NOと言わない日本人。なんでもYESでがんばろう!
そんなわけで、パース国際空港に着いたのは深夜。こんな時間に友だちをわずらわすのも気の毒なので、タクシーでホテルに入りました。実はパースでタクシーに乗るのも、ホテルに泊まるのも初めて。なんとか無事に着いて、よかったです!
思わぬところに愛読者?
半年ぶりに会ったにいちゃんが、このブログを読んでいてくれることを知りました。こいつが18、19の頃からのお知り合い。若い頃はホントにやりたい放題で。いまはちょっと太目の子持ちのおっさんになりましたが、学生の頃はもっと細身でスキーもなかなか速かったです。
まったく生意気なにいちゃんでしたが、横っ面をぶん殴ってやるという感じではなく、ズボンを下げさせてお尻をピンピンぶってやるという感じ(笑) だから、「あいつら〜!」と言われながらも、けっこう年配の人にも可愛がられていて、大会に登場しなかったりすると「今年は来ないのか? どうした?」などと心配されたりもしています。私に聞かれたって、そんなの知らないよ(笑)
スキー仲間は、1年に1回から数回しか顔を合わせない人々ですが、地域のサークルみたいなものなので、年齢や職業もいろいろ。地域とは言っても、友だちの友だちはみな友だちというノリもあり、所属メンバーは首都圏全域にわたっているといいくらいです。スキーでもしていなければ、絶対に接点がないだろうなという人もいっぱいいて、なかなか楽しいものです。何かで困れば、探せばひとりぐらいは「その件の専門家」みたいな人もいて、なかなか頼りになる集団かもしれません。
このスキー野郎は、顔を合わせたとたんに、「まったく、遊んばかりいるじゃねぇよ。仕事してんのか? 今年、広島に何回行った!」と。お〜、私の生活チェックまでするなよ〜(笑) URL教えたっけ? 「たまにはオレのことも書け!」とかぬかすから、書いてやった。「ど〜〜だ、参ったか〜」(笑) とはいえ、いろいろとお世話にもなってます。今シーズンの大会は、ぜひとも子連れでいらっしゃいましね。私は、また明日から遠出しちゃいます(^_^;)
びどりを展
今年もたくさんの素敵な作品に出会うことができましたが、私のお気に入りは「ひとつのモーチーフによるヴァリアシオン」と名づけられた、まんまるのガラスで作られたまんまるのランプでした。色とりどりのまんまるランプが三つ並び、ちょっと強めの光で照らされている感じが、いかにもステンドグラスらしい魅力にあふれていました。
地図をガラスに写した「マップクエスト」というランプもアイディアがおもしろく、感心しました。もちろん、アイディアだけではなく、シックな色合いで、ランプシェードとしても、部屋に置いておきたくなる作品です。
「ピカソの鏡」という数点の作品は、さまざまな色のガラスが幾何学的に並ぶなかに鏡が組み込まれているというものですが、この鏡も世間を歪んで映しちゃうものにしたら、おもしろいのではないかと思いました。まあ、そうすれば自分の顔には出会わないですむけど、実用的ではないですねぇ(^_^;)
手紙を入れる箱など、箱モノもなかなかいいものだと思いました。キャンドルスタンドのコレクションも楽しめます。家の中に美しいものを置いて、ゆったりと生活を送れるような、そんな日はいつか来るのでしょうか〜。きっと、来ないなぁ〜。というわけで、せめて秋の一日、ちょっとだけでもアートにふれる時間ができてよかったです。
明後日までですけど、週末にこんな空間を楽しむのもお勧めですよ。
頭すっきり
髪を長くしていたときは、とにかくゴムで結ぶだけなので楽でした。短くすると、まめに切りに行かないといけないので、なかなか面倒な部分もあります。放っておきたいのはヤマヤマなんですが、左の脇の毛流がなかなかタチが悪く、ちょっと長くなってくるとクルクル巻いて耳の中に入ってきてしまい、けっこう気持ちが悪いのです。くすぐったいというか。
モンチッチになってしまえば、こっちの勝ち。誰と勝負しているのかわかりませんが、しばらくは放っておいても大丈夫でしょう。ドライヤーもいらないし、朝も手グシで、ワックスでもつければおしまい。すごく楽チン。髪が長かった頃に比べれば、きっとシャンプーやコンディショナーを使う量も減っていることでしょう。この安上がり分で、美容院にいく回数が増えた料金を……、カバーできないですね、さすがに(^_^;)