キングスパーク植物園
キングスパークには、そぞろ散歩に何回か行ってはいたのですが、奥の植物園のほうまではなかなか足をのばせませんでした。お天気もいいので(って、毎日、お天気はいいのです(笑))、ランチボックスを持って、今日は植物園に行ってみることにしました。
見事に春の花がいっぱい。植物園なので、それぞれ名前の書いてあるプレートがついていますが、とにかく色とりどりの花がこれでもかっ!というくらい咲いていますから、そんなにいっぺんに覚えられるものではありません(^_^;
その中では、絶対にすぐ見分けがつくのがカンガルーポーです。キングスパークでは、まあ、どっちを向いてもカンガルーポーの花盛り。「あっ、カンガルーポーだ!」と騒いでいるのは、たぶん、昨日か今日にパースに来た人。
3日目ぐらいからはカンガルーポーやボトルブラシには騒がなくなるはず(笑) ブラックカンガルーポーなら、ちょっとは注目してもらえるかもしれません。
植物を見て歩くと、西オーストラリアってやはり砂地っぽいところなんだなぁと思います。荒れた土地に這うように広がっていく植物が多いように思われます。いまが盛りの花は、何気なく咲いているようで、実は係員の方々が懸命に世話をしているようですよ。
公園の真ん中で、植物ではないカンガルーの赤ちゃんを抱いている植物園のスタッフらしき人に遭遇。確かに赤ちゃんカンガルーの手は、カンガルーポーそっくりです。逆ですか(笑) 子どもたちが集まってきて、さわらせてもらったり、名前を聞いたりしているのは微笑ましい風景でありました。
キングスパークだけではなく、ワイルドフラワーは種類も多く、ユニークな花もいっぱい。ワイルドフラワーツアーにも連れて行ってもらいましたが、多すぎてまだ写真の整理もできない状態です。少しずつ整理して、近いうちにアルバムでも作ろうかと思っています。
オージービーフ
私もそろそろ友人宅へヤサガエということになりますが、狭かったフラットもひとりになるとやけに広く……もないですね(笑) ひとりだと何かと面倒になり、夕ご飯もラーメンでいいかぁ〜、なんて。ねぎ(らしきもの)と、チンゲン菜(らしきもの)ともやし(たぶん)と冷凍のエビで海鮮ラーメン(もちろん、インスタント)を作ったのですが、かえってステーキを焼くより手間がかかったとか(^_^; まめに洗い物とお掃除をしてくださっていた姉さまがお帰りになったとたん、部屋のなかはぐっちゃぐちゃ、とか。
写真を撮っておいた夕食を友だちのお姉さんに見せたら、「思ったより、まともなもの作ってるじゃないの」と言われました(笑) 気候も風土も違うっていうのに、基本は味噌汁とご飯ですから(大笑) フラットにも炊飯器があります。お米は日本のより小粒で、といで時間をおいて吸水なんかさせようものなら、すぐぐちゃぐちゃにやわらかくなっちゃう感じで。お水少なめで、といだらすぐスイッチを入れたほうがいいようです。米の味もそうですが、水の味が違う感じで、とにかくご飯(らしきもの)が炊けます(笑)
おかずの主役はやはりオージービーフでしょう。200グラムぐらいのステーキ肉が150円ぐらいでした。スライスのビーフも2枚150円くらいで、やわらかくておいしかったです。スーパーでもお肉屋さんでも、もっとも品数があるのが牛肉で、続いて羊肉という感じでしょうか。豚肉はあまり見かけませんし、あっても高いようです。ウインナーソーセージもみんな牛肉だったような。お肉といえば牛肉というのは贅沢なような、つつましいような、です(笑)
ホームパーティ
ワイルドフラワーを見物に来ている方々は、日曜日の夜行でお帰りになります。私の同居人の姉さまもお帰りになるというわけで、在住の友だちがホームパーティを開いてくれました。この人たちは合気道の先生で、今日は朝から稽古がある日。汗だく、お疲れのところ、いろいろな料理を作ってくれました。ありがとう!
まずはお豆腐のスープ。お豆腐も納豆もいまや世界中で手に入る時代なんですよね(笑) そして、スモークサーモンのサラダ。ルッコラですか? 茹でた野菜もおいしかったです。メインはチーズ、松の実とかほうれん草のたっぷり入ったパイ。これがさっぱりしているようで、濃厚なようで、とてもおいしいのですよ。料理人の力作!
普段、2、3人前しか作らないのに、一気に6人前の料理となり、分量や火を入れる時間などで苦労をしたみたいですよ。デザートはアップルパイを焼いてくれたのですが、食事前からチーズでワインなんてしてしまっていて、おなかいっぱい! というわけで、残ったものは、さらにお土産に包んでもらって、帰りました。
私はお昼に出るときは、お弁当を作っていて、公園などで気持ちよく食べています。しめしめ、このサラダは明日のお弁当にいただこう、なんて(笑) 町中にベンチがあり、緑がありという感じなので、あちこちでお弁当を広げている人はたくさんいます。
トイレのドア
こちらでは一般の家でも使用していないときは、ドアはオープンです。日本的な感覚だと、使用した後のトイレのドアを開けっ放しというのは、「だらしがない」という印象なのでしょうか。いまこのハウスに同居している姉さんは、すぐ閉めてしまいます。開けてあっても、気持ち5センチくらいだったりして(笑) シャワーのカーテンも閉めてあったりします(笑)
ここに住んでいるのはたったふたりだし、逃げも隠れもできないワンルームなので、トイレが開いてようが、閉まってようが、使っているかどうかはわかるのでいいのですが。これが3人、4人と人がいて、しかも2階なんかがある家だったりすると……。空いているのにドアが閉まっているトイレの前で、じっと中の人が出てくるのを待っているというような漫画のようなシーンを実践してしまうことになります。
実は、前回、友人の家で、ゲスト用のトイレは私しか使わないはずなのに閉まっていて、自分で閉めたらしいのにウロウロしてしまったという笑える体験を持っています。まあ、郷に入ったら郷に従えってわけで、とにかく使ってないものはフルオープンがよろしいようですよ(笑)
端数切り上げ
お店に行くと1ドル99セントとか、63セントとかの表示があるのに、1セントという硬貨はありません。5セント以外の端数は切り捨てちゃったり、切り上げちゃったりするのです。なんてアバウトな! 56セントが55セントになったときはちょっと得した気分ですが、99セントなのに1ドル取られちゃったりすると……(^_^; そうであるなら、なんで低下表示も5セント単位にしないでしょうね? オージーのやることはどーもわからん(笑)
はじめから1セント玉がなかったわけではないようです。20年ぶりにオーストラリアを訪れた、現在同居人の姉さんが、1セントを硬貨を持っていました。「おおっ!」という感じで、とっておけば値がつくかもしれません。いや、もう古コイン屋さんあたりに持っていけば、買い取ってくれるのかも。しかし、よく持っていましたねぇ、これを。物持ちがよすぎます(笑)
ついでにお札の話。オーストラリアのお札は、全部プラスチックでできています。ひっぱっても破けません。そして、くしゃくしゃにしてもある程度は形状記憶状態でもとに戻ってきます。5ドル、10ドル、20ドル、50ドルの4種類。プラスチックのお札は偽造もされにくいそうです。何年か前に珍しがられ、プレゼントしたらすごく喜ばれたことがあります。おみやげ、5ドルでいいですかね