松陰神社
ここ何年か、1年に数回、玉電にのる機会がありました。京王線の下高井戸から三軒茶屋まで行くだけで、途中で下車したのは1回だけ。昨年、小田急線の「豪徳寺」と接続している「山下」で降りて、その隣りの「宮下」という駅まで行きました。通学に使っていたこともあるのに、考えてみれば、これまでこの2つの駅以外で乗り降りしたことはなかったのです。そこで、ふと思い立って「松陰神社前」という駅で降りてみることにしました。
吉田松陰を祀ってある「松陰神社」という存在は知っていたのですが、これまで行ったことがありません。偉大な思想家であり、アクティブな人だったというおぼろな知識はありながら、なんたって、こちとらバリバリの佐幕派ですからねぇ(笑) あまりお参りに意欲的ではなかったわけです(^_^;)
駅から神社まで続く商店街の柱には、幕末を彩った長州藩の志士たちの解説と絵のプレートが貼られていました。だいぶ、薄くなっちゃってるけど……。到達した神社は、こんな高級住宅にあんれ、まぁ〜というくらい広い境内。境内には松陰先生の像や旧大山道(いまの世田谷通りだそうです)に建てられていた松陰神社道の道標なども残されています。
本殿の横には、高杉晋作らが学んだという松下村塾を模した建物があります。意外と小さい……。まあ、剣術ではなく学問を教えていたのですから、そんなに広い場所はいらなかったのでしょう。いまは固く閉ざされ、寒々しい感じですが、かつては幕末の志士たちが天下国家を語る熱いエネルギーに満ちあふれていたに違いありません。
社殿の左奥には吉田松陰ならびに長州藩の志士たちのお墓所があります。神社にお墓……、あるんですね。蛤御門の変で幕府が松陰先生のお墓を壊しちゃったお詫びに送った石燈籠などもありました。明治になっちゃったからには、お詫びをしておかないとねぇ(笑) 境内には立派な石燈籠がずらっと並んでいます。32基もあるそうな。これらは伊藤博文や山県有朋などから1908(明治41)年に奉納されたものだそうです。明治政府のお歴々が深く頭を垂れた場所なのでしょう。いまも平日の中途半端な時間であるにもかかわらず、ポツリポツリと参拝の方々の姿がありました。
オリンピック放送
ウィンタースポーツは自分もやっている、いや、やっていた(-_-;)ので、冬季オリンピックにはけっこう目が行きます。でも、いつテレビを点けても、地上波でやっているのはカーリングとフィギアスケートという感じ。もちろん、チーム青森には頑張っていただきたいですが、カーリングって、競技人口も少ないし、けっこうマイナーなスポーツじゃありませんか?(笑) もう、そろそろ飽きてきた……っていうほど、見てもいませんが(^_^;)
テレビが放送するのは、日本人がメダルを取れるか否かっていう話題ばかり。日本選手の出場していない競技は、やってるの?っていう感じだし、出場してても上位には入らないような競技は、字幕だけ……というような扱いですね。
もちろん、スケートもジャンプもおもしろいのですが、こればっかり再放送しなくても……。滑降とかスーパーGとか、アルペンのスピード系は、ウィンタースポーツの花形ではないでしょうか。これらの種目は、日本人選手が出ていないので、BSで深夜に頑張ってみるか、他の競技も一緒くたで録画してあとから探すか、あきらめるしかありません(-_-;) 地上波では風景も見なかったような……。
スキーヤーとしては、見せてもらいたいんだけどなぁ。時速100キロ以上のスピードを生身の人間がスキー板をコントロールするだけで降ってくるというスピード系のアルペン競技は迫力があるし、カッコイイ!と思って、スキーを始める子どもたちもいると思えば、まあ、日本のテレビ局はスキー人口を増やそうという気はないなと思うしかありません(笑)
いろいろな色のメダルをたくさん獲得しているフィギアだってリンクが消えちゃうというスポーツ行政だから、どうせ無駄かぁ〜(笑) これから始まるスキーは技術系で、日本人選手もちょっとはエントリーしているので、ちょっと地上波で見せてくれるのかなぁ〜と、ちょっとぼやいてみました(^_^;
シイタケ&カボス
さっそく肉厚のシイタケを網で焼いて、秘蔵のおいしい塩をふりかけ、カボスをしぼっていただきました。新鮮な大きなシイタケをかぶっとかじるのは、なんだかとても贅沢感があります。魚を買ってきて、こちらにもカボスをジュッと搾っていただきました。煮たシイタケもいただいたので、こちらは炊き込みご飯に。
大分県って、これまで2度しか行ったことがないのですが、おいしいものがたくさんありますね。今回は、高菜とウリなどの粕漬けもいただいたのですが、本当にどれもおいしくて! 地味な感じの県なのに、なかなか隅に置けないです(笑) 高菜は明日、ジャコとチャーハンにしようかな、とか、頭の中を食べ方が渦巻き……、困ったものです。
シイタケはたくさんいただいたので、明日も焼いて食べようかな。いろいろな食べ方はあると思いますが、シンプルに焼いて、塩か醤油をちょっとたらし、という食べ方は新鮮で大きなシイタケのみに許された贅沢という感じで、一番、おいしくいただけるような気がします。
東京餃子楼
三軒茶屋は、最近、人気の街の一つのようで、おいしいというウワサの店も数多くあります。が、ランチは別として、夕方6時ぐらいから営業する店が多いのですよね。私たちは、7時から芝居を観ようというわけですから、6時開店の店ではちょっと時間がありません。今回は、お昼からずっと営業している「東京餃子楼」という店に行ってみました。
メニューは焼き餃子と水餃子、それにきゅうりともやしだけという、いたってシンプルなもの。当然、全部、頼んでスープつきのご飯でいただきました。餃子は、ニラ・ニンニク入りと、なしとから選べるのですが、狭い劇場で隣の席に座る人の迷惑も考え、ここは「なし」を選択。「あり」のほうがおいしいかもしれませんが、「なし」でもおいしくいただきました。お値段もかなり安いので、焼き餃子を追加したりして(^_^;)
私たちは「ご飯」でしたが、これは「ビール」がいいのではないでしょうか(笑) 今度、日を改めて「ビール」で行こう!と。胡麻だれのかかったきゅうりも、味噌味のひき肉をのせたもやしも、シンプルですが、さっぱりしていておいしかったです。めったにいかない「さんちゃ」ですが、ここにもおいしい店がたくさんありそうです。
「なにわバタフライN.V.」
笑って、笑って、ちょっとホロリ。内容というか物語の流れはそんなには違わないと思いますが、演出がまるで違っていて、とても新鮮です。ハコが小さいということもあるでしょうが、初演よりは装置も小道具もシンプル。ひとり芝居なので見えない誰かに語りかけたり、見えない誰かと会話をしたりするわけですが、その見えない誰かを写真のフレームのようなものを使って表現しています。
ネタバレはいけないのでしょうが(笑)、このフレームの色や形、大きさなどが、その人物像をうまく表現している感じです。戸田恵子という役者さんの魅力も十分に発揮されていますが、その演じる人物、ミヤコ蝶々らしき人物の魅力も伝わってきます。
チケットを手配し損なっていたのですが、初演を見ていたので、「ま、いっか〜」と思っていたら、友人がしっかりゲットしてくれて、それも完全に中央という最高の席。「初演を見たからいいや……」なんて思わないでよかったです。まったく違う芝居として、大いに楽しむことができました。いまから、チケットはとれないのかもしれないけど、これはお勧めですよ〜(^_^;)