オレンジ色のトマト
家に一番近いそんな直売所は、無人。小さな筒が立てかけてあり、「お金を入れて」と書いてあります。お金を入れないで野菜だけをもっていってしまう人もいるんじゃないかしら……と要らぬ心配をしている私は、性悪説なんでしょうか? 農家の方は、完全に他人を信頼している感じです。
そこで、見つけたのがオレンジ色のトマト。トマトといえば赤いものと思い込んでいたので、「え、トマト?」という感じです。最初はパプリカを売っているのかと思いました。食べてみると、赤いほうが甘みはありますが、オレンジ色はなんとなくさっぱり感があります。味というばかりではなく、サラダに盛りつけたときに赤とオレンジがあると華やかな感じで食欲をそそります。
縁起物の賞味期限
むし暑い日が続いていますね。関東も梅雨入りしたようですが、雨は降るふりをして、肩透かし。そのわりにじっとりとした空気だけを運んできているようです。この時期になると、縁起物の需要は少なくなってくるようです(笑) お天気と関係があるわけではなくて、やっぱり縁起物といえば暮れからお正月というイメージを持っている方が多い制でしょう。そして、受験の季節が終わると、合格祈願のお守りもパッタリ途絶えます。
縁起堂本舗に「壊れてしまったお守りをどうすればいいでしょう」というご質問が入るのもなぜか、この時期のようです。縁起物やお守りの賞味期限と言いますか、有効期限といいますか(笑)、それは普通は1年といわれています。年末年始にお守りや縁起物をお求めになる方が多いのは、1年間、身につけていたものを寺社にお納めして、新しいものを購入なさる方が多いからでしょう。この時期は、寺社でも「お納め箱」をご用意なさっているところがあるので、「ここにお納めして、新しいものを」というのがわかりやすくなっているようです。
ところが、買い替え時期ではないと申しましょうか、暑くなる頃には、この「お納め箱」が姿を消してしまったりするので、「壊れたものや古いものをどうすればいいですか?」というご質問を縁起堂本舗などにもいただくことになるようです。いただいたところでなくても大丈夫ですから、ご近所の寺社にお持ちになって、納めていただけばよろしいかと思います。
壊れてしまったということを気になさる方もいらっしゃいますが、自分自身に代わって傷を負ってくれたということですから、お守りの責任を果したということです。ポイと捨てたりなさらずに、寺社にお納めくださいね。
夏至
ちょっと前までちょっとだけ南半球にいたのですが、南半球では昼と夜の長さの関係が北半球と逆転するため、もっとも日の出が遅く、日の入りが早い時期だったわけです。エアーズロックでは、サンライズツアー、サンセットツアーと、日の出・日の入りを楽しむツアーが実施されていました。日の出が7時半頃なので、6時にホテルにお迎えに行きますと言われ、そんな早起き……と思ったのです。ところが12月だったら、4時半にお迎えだそうで……、夏至近辺でよかったと(^_^;) その代わり、サンライズ時間は、気温は0℃近くまで下がります(-_-;)
つまり、北半球の冬至に近かったのですね。寒いのに夏至ではイメージがわかないという人は多いようで、南半球では天文学的な夏至とは別に、慣習的に1年で一番昼が長く夜が短い日のことを夏至と呼ぶことがあるそうです。まあ、どっちでもいいですけど、これからムシムシする日が多くなるのはいやですね。高温でも乾燥していればしのぎやすのですが、多湿というのがどうもねぇ(-_-;)
「三人姉妹」
チェーホフの名作「三人姉妹」、です。大先輩にお誘いいただき、下北沢の東京ノーヴィ・レパートリー・シアターというところへ行ってきました。客席が、なんと26だけとか。2列になっている席の、前列で観賞させていただきました。役者さんとの距離は1、2メートルというところ。なんだか、見ているのが恥ずかしくなってしまうような距離なんですが……、役者さんは普通に演じてました(笑)
「芝居」とはどういうもなのか、ひとつのテーゼを投げかけているのだろうと思いますが、難しすぎてよくわからない(^_^;) 日常生活を切り取ったような芝居を、声を張ったり、大げさな動作をせずに淡々と演じていく。それを観客は窓の外から覗いているような……というスタイルですね。
普通の声で話すので、大先輩は「聞こえない!」と嘆いて(怒って?)いました。セリフが聞こえなくても、心理を聴けばいいのだそうですが。チェーホフは、わかりにくくはない芝居だと思いますが、好みから言えば、1回でいいや(笑) なんか演じる側が哲学やってる感じで、私には重ったるい感じがいたしまして(^_^;)
幕間にはお菓子とお茶をサービスしてくれます。そして、終了後には、役者さんたちと、もちろん裏方さんたちもでしょうが、「一緒にお話をしていきませんか?」というお誘いを受けます。時間が遅かったこともあり遠慮させていただきましたが、このような集いって、哲学しちゃうんだろうなぁ〜と(^_^;) かなり趣味性が高いというか、やるにしても見るにしても、芝居というモノと正面から向き合いたい方々向けのものかなと感じました。
しばらくお休みしていたのは、エアーズロック(オーストラリア)に行っていたからです。通信環境があまり整備されていなくて、ブログアップできませんでした。うまく撮れたわけではありませんが、日の出、日の入りなどきれいな写真もありますので、後日、エアーズロック体験をアップします。
虫が!
ほうれん草はそろそろ終わりですね。私は野菜の中でほうれん草が一番好き。ほとんど毎日、ほうれん草を食べて暮らしていました。子どもの頃に大貧血を患って、医者からほうれん草を食べろと言われたからかもしれません。でも、鉄分を吸収するには柑橘系の果物と一緒に食べるように言われたのに、柑橘系はあまり好きではないのですから、身体が欲しているというようなものでもなさそうです。
もう最後かなというほうれん草を買って、さっそく茹でることに。葉の部分は湯通しする程度でいいと聞いたので、お湯を沸かし、ほうれん草を洗って、茎のほうから入浴! と、塩をしてあった魚の切り身にぽろっと何か……。きゃー、虫だぁ〜! よく洗ったつもりなのに、まだ虫がついていたようです。虫がつくくらいおいしいのだから……といわれますが……。ぞくぞくぞくぞくっとしました(笑) ミリ単位の虫なのにねぇ。
動揺してお鍋に入れそびれたたほうれん草を無理やり押し込み、茹ですぎちゃいけないので、とりあえず、ざるにあけ……。料理をするようになってまだ数年なので年季が足りないのでしょうが、雑菌に騒ぐなというまえに、目で見える物体に騒ぐな、と(笑) 料理には度胸も必要なのでありますねぇ。割り箸で虫を取って、捨てて、切り身を思い切り洗いました(^_^;) 焼いちゃうんだから、いいようなものかもしれないけど。ちょっと前の私だったら、この切り身、捨ててたかも(笑)