こころの健康
「こころの健康センター」というところで、「精神障害のある方の“働く”について考える」という講演を聞きに行きました。いろんな偶然から、精神障害のある方の福祉作業所でパソコンの初歩というか扱い方ぐらいではありますが、そんなことをご案内するお役目を安請け合いしちゃって……。うまくいけば障害者の方々の収入につながるというわけで、来週か再来週ぐらいからはじめることになりそうです。
身体障害のある方々とは、なんだかんだでけっこうお付き合いはあるのですが、精神障害の方に知り合いはいません。そんなとき、こういう講演のあることを知り、とりあえず、精神障害者の就労を取り巻く環境というのを聞いておいても悪くないと思って出かけて行ったのです。
精神障害と一口に言ってもさまざまな症状があり、私がご案内するのは主として統合失調症の方らしいのですが、講演を聞いている人々は福祉関係の方や当事者、華族がほとんどのようで、現状はかなり把握している方々です。したがって、基礎的なことは知っているという前提があり、まったくシロウトの私は、もっと基本的なことから勉強しなくては……という感じでした。
精神障害というのは、見てわかるわけのものでもなく(わかる人もいますが)、「この人が病気?」という場合もあります。さて、どう対応していったらいいのでしょうか。まあ、短時間のボランティアなので、私のことはなんとかなるとして、精神障害者の就労の大変さはしみじみとよくわかりました。精神だけではなく、身体もそう日本のバリアフリーって、驚くほど遅れていますよねぇ(-_-;)
障害者が置かれている現状はさておき、「こころの健康」ってなんだろうと考え込んでしまいました。高齢者の介護で、「自分でも最近、心がすさんでいると感じる」という友人もいます。講演とは別に、介護する側の心の健康を保つのが容易ではないような超高齢化社会を思って、そっちにぞくっとしたのでありました。
期日前投票
市役所1室に設けられた投票所ですが、けっこう混んでいるですよね。だいぶ前に1度、やはり期日前投票をしたことがあるのですが、そのときも混んでいたような記憶があります。期日前投票ができるのは、市内で4箇所ぐらいだと思うので、普通の投票所より広い範囲をカバーしているのは確かなのですが、それにしても熱心な方が多いというか……。
この権利、あるいは義務でしょうか、これを行使しないと文句は言えないと思うので、投票を休んだことはないのですが、期日前投票というのは、普通の投票行動より、もうひとつ「よいしょ!」という積極性が必要かなと思います。小雨も降っていましたし。とりあえず、わずかでも参政意識のある人々が集まってくるのでしょう。そう、あまり若い他人の姿はみかけなかった……。若い人がみんな日曜日を空けて待ってるというわけでもないでしょうけど。
そして、投票を終えて帰ろうとしたら、選管なのでしょうか、お手伝いの方だと思いますが、「ありがとうございます」と頭を下げられてしまいました。選挙に行って、お礼を言われるというのもどうも座りが悪いです(笑) 「お疲れさま」とか、「ご苦労さま」とか、そっちのほうが適当なような気もします。こちらこそ、期日前に場所を設けていただき、大勢の方が管理や整理に携わっていただき、ありがとうございます……じゃないのかなぁ〜(^_^;)
さてさて、あと2日で結果が明らかになりますね。けっこう好きなのですよ、選挙速報(笑) 速報を見たからと言って、結果も世の中も変るわけじゃないですけどね(笑)
久しぶり!
そしてまた、チームが勝ったのもけっこうな久しぶり!(笑) 「どこまで弱いんじゃ、このチームは!」と言いつつ、負けてもいつもフツーな人々に会うのも久しぶりでした。おじちゃまの口癖は、「いつ勝つかはわからないのだから、毎日、見てなきゃ、勝ちには当たらない」。ところが、ひっさしぶりに出かけて、勝ちに当たっちゃったから、めでたいめでたい(^_^;)
いつの間にやら指定席……と言われ、まあ、負けても大勢に影響はないわけですが、やっぱり勝って帰るのは気持ちがいいものです。非常に効率の悪い点のとり方で、試合が長く、終電にギリギリだったとしても(笑) 今日はスワローズも勝ったようで、観戦仲間いわく、「同期入社で、同僚だと思っていた人が、気がつけば上司……」だそうです。笑えました。
あまり勝てないと、さすがのベイスターズファンでも足が遠のく人もいて、「誰それさんはどうしてる?」「誰それさんは?」と聞かれますが、私はCIAではないので、来ない人の動向まではつかめておりませぬ(-_-;) まあ、極弱チームのファンのみなさん、槍が降っても刀が降っても、なんとか応援し続けましょう(笑)
川劇
第17回目の今年は、6巡目の日本開催。今回、連れて行っていただくまで、こんな演劇祭が行われていることさえ知りませんでした(^_^;) この大先輩はずっと中国語の通訳や翻訳の仕事にかかわっている方なので、そういう情報も入るようです。ご招待いただいたのですが、言葉を変えれば、まあ、動員と(笑) 実際、中劇場の2/3ぐらいしか埋まっていなくて、残念なことでありました。
「川劇」というのは、四川省を発祥とする中国の歌劇だそうです。そう、オペラみたいな感じでした。独特の所作もあり、歌舞伎と相通じるものもどこかにありそう。残念ながら「京劇」というのも見たことはないのですが、こういった地方の芸能や歌劇の集大成のようなものが京劇になったという歴史もあるとのこと。隈取のようなものはありませんが化粧はくっきりと美しく、衣装が中国の民族衣装(というのですかね、伝統的な中国服という感じ)で、とてもきれいでした。
演目のタイトルは「欲望の海」というものでしたが、原作はユージン・オニールの「楡の木陰の欲望」。話は単純でわかりやすく、中国の地方が舞台の、なかなかユーモラスで楽しい歌劇になっていました。ミュージカルというほど踊りに主眼が置かれていないので、やっぱり歌劇でしょうね。歌と踊りと所作、そして芝居の部分が混じり合って構成されています。舞台には装置らしきものはなく、ほんの少しの小道具ですべての場面を表現しています。
もちろん中国語で演じられるわけで……、私にはさっぱりわかりません。舞台の両袖に字幕の柱があるのですが、キョロキョロと字幕を読まなくてはならず、ちょっと疲れました。中国語のわかる人は、もっと余裕をもってみられるのだろうなぁ〜と、うらやましく思っても、いまから勉強する気になりませんしねぇ(^_^;)
私は与えられた席を離れたところに振り当てられた大先輩の友人に譲り、誰もいない一番後ろの列の真ん中で見ていました。あとから6つぐらい離れたところの席に、奥さんの付き合いできたらしいオジサンが座り、始まるとすぐにイビキ! 寝てもいいけど、イビキはよろしくございませんねぇ、こういう場合(笑) 奥様は前の列にいらっしゃるようで、私もちょっとつっつくには離れすぎている(^_^;) そんなに大イビキではなかったのが救いです(笑) おもしろかったのになぁ、もったいない……。
雨の通せんぼ
自宅のある駅にたどり着いたら、地面が少し濡れています。「降ったのかな?」と思ったら大間違い。いま、降りだしたようです。出かけるときはお日さまが出ていて、天気予報がなんと言ってもそんなときに用心深く傘をもって出るタイプではないので、当然、「この程度の雨なら濡れて帰ろう」ということになります。
いつもよりはやや急ぎ足で、路地に入ると通せんぼをされました。「なんねん?」 映画の撮影をしているので、少しの間、通行を待ってくださいというのです。少しの間って、何分よ? 待っているうちに雨脚はだんだん強くなってくるし……。交通整理のおにいさんに傘をさしかけられましたが、いまはよくてもこの先があるのよ、私……。
焼き鳥屋さんだか、ホルモン屋さんだかのカウンターか屋台かもたいなとことで撮影している模様。そんなのセットで作れよ〜といいたくなります。クルーは大勢いて、みんな若かったのでひょっとしたら学生の製作映画かもしれませんね。この辺りは日活の撮影所やら、昔は大映の撮影所やらがあって、子どもの頃から映画の撮影風景はわりに見慣れています。近まで間に合わせてるなぁと思うくらいで(笑) いつもは気にしないのですが、雨の日の通せんぼは、できれば勘弁していただきたい(^_^;)