むかしの道
所用で「西国分寺」という駅にはじめて降りたちました。訪問先との約束の時間にはだいぶ早かったので、ブラブラ歩きという感じで地図を見ながら訪問先へと向っていたら、「むかしの用水」「むかしの道」という説明版に出くわしました。なんだか忘れられたような看板で、字も読めないくらいはげかけていますが、恋ヶ窪の用水と古い鎌倉街道の跡が残されていることがわかりました。
時間があったので、迷い込んでみることに(笑) 道は、すれ違うにはどちらかが避けなければならないぐらい幅で、木立の間をうねうねと縫っています。これが鎌倉街道? 現代の「街道」というイメージとはほど遠いものですが、むかしの人は背中に荷物を背負ってこういう道を道中したのでしょう。なんだかそういう風景がふわっと浮かんできました。時代劇の見すぎ?(^_^;)
電車や自動車などの乗り物のなかった時代、歩いて旅をするのは容易ではなかっただろうなぁと中山道をちょっとだけ歩いた時には思ったのですが、木立に囲まれ、下草に一輪の花を愛でながら、こういう道を歩いたのだったら、大変は大変でもけっこう楽しかったのではないかと思いました。「街道を歩く」とか言って、いにしえの道を訪ねているように思っても、実際に歩けばほとんどがいまでは舗装道路になっているのですものねぇ。むかしの旅をイメージしにくいわけです。そういう意味では、なるほど・ザ・むかしの道でした。
そういえば、恋ヶ窪あたりは、かつて我が家の近くを流れている野川の源だったらしいのです。このあたりには、むかしは「ハケ」といわれる、いくつもの湧水があり、国分寺崖線のハケから湧き出す多くの水が集まって野川になっていたのだとか。農家の生活用水となっていて、木立や水田が一面に広がっていたということです。いまや住宅地で、ほとんど面影はありませんが。
「むかしの道」に沿って流れていた(らしい)用水の跡も残されていましたが、囲われていてまったくのぞけず、水音もしていません。涸れちゃっているのでしょうねぇ。私の想像力では豊かに水が湧き出し、清涼な流れを作っている風景は思い描くことはできませんでした。ですが、ほんの200メートルかそこらの道でしたが、行って帰ってくるだけで、なんだか落ち着いた気分になることができました。
パエリヤもどき
それとは別に、ぜひ買って帰ろうと思っていたのが、「サフラン」です。いろいろな大きさや包装形態のものがあり、値段もまちまち。現地ガイドさんが、「これはニセモノ、これはホンモノ」と見分け方を教えてくれました。ちょっとお値段は高めでも、やはりホンモノのほうがいいと思って、いくつか購入。
今日は、そのサフランを使って、「パエリアもどき」を作ってみました。単にコンソメの素とサフランを入れてご飯を炊き、チキン、シーフード、ピーマン、パプリカなどをざっくり切ってオリーブオイルで炒めただけ(笑) 炒めた具材を炊き上がったジャーに放り込み、混ぜて10分ぐらい寝かせたってだけのものです。
ジャーのふたを開けるとき、黄色いご飯を想像していた……、あにはからんや! ほんのりピンクというかオレンジというかの淡〜い色がついていただけでした。これ、本当にホンモノ? もしかしたら、これが正しいサフランのあり方なのかもしれませんが、黄色をイメージしていた私はがっくり(-_-;) ニセモノも買ってきて、比べてみればよかったなどとも思いました。二度と行かないだろうなぁ、チュニジア(笑)
まだ暑いって……
もう、9月の半ばだというのに、なんでしょうか、このむし暑さは! 1週間ほど逃亡していたら、少しは涼しくなっているかと思ったら、とんでもないですね。ちょっと外に出て、帰って来たら汗が流れるようです。はやく写真の整理をしなきゃと思いつつ、留守にすると何かと用事が溜まってしまっていて、なかなか……。録画していた番組もみなきゃならないのですが、そこまで手が回りません(笑)
明日からは、涼しくなるというウワサは本当でしょうか? そろそろ長袖に切り換えたいのですけど、なぜか夜中でもエアコンが必要……。この時期になってもエアコンを頼らなければならないなんて、ホントに異常です。今日はスキー関係の会合があったのですが、降雪の予想についてはみんな沈黙。積雪量どころか、雪は降るのか? という感じです。降雪があるということを除けば、日本はすでに亜熱帯気候に属するようになったとか。そのうち、国内に雪が降らなくなるときが来るのでしょうか。
ただいま〜
チュニジアから、無事に帰って参りました。モニターツアーということもあり、とにかく移動に継ぐ、移動で、かなり疲れました。相変わらずのドジとマヌケの連続で多方面にご迷惑をおかけいたしましたが、本人はとりあえず無事。体重が2キロほど減でラッキー!です(笑)
1週間ぐらい留守にしただけなのに、けっこう処理業務が溜まってしまって、あっちでバタバタ、こっちでバタバタ。急いで写真の処理をして、近々、見聞きしたことをアップしたいとは思いますが、何せこれでもかっていうぐらいあちこちを回されたので、頭の中はごっちゃごっちゃです。ボチボチ思い出していきましょう。
いちばん素晴らしかったのは、サハラ砂漠の端っこでラクダに乗って裁くの擬似旅をさせてもらったこと、そして真っ暗な、何も光のない砂漠の夜空にくっきりと見えた天の川の美しさでした。首都チュニスをはじめ北のほうの街はヨーロピアン・リゾートの色彩が濃く、本当にチュニジアを楽しむなら砂漠を背後に控える南部のほうが魅力的だと感じました。
チュニジア行ってきます
直行便は入っていないし、まあ、遠くて遠い国ですよね(笑) 私もたまたま行くという人に出会わなければ、一生、足を踏み入れなかった国かもしれません。そういう意味では、かすかなチャンスの前髪をつかむことになったので、しっかり見物してこようと思います。アラブ的なイメージをもっていたのですが、北のほうはほとんどヨーロッパだとか。ちょっとは調べてみたのですが、まったく想像がつきません。
一応ラップトップはもって行きますが、通信事情がまったくわからないので、ブログのアップやメールの送受信は??? 沈黙が続いていたら、どこかで真夏の太陽で焼肉になっているかもしれないと心配してください(^_^;) 帰ってきたら、おみやげ話をしますね(^_^)/~~