ある小説の中に、世界を旅して「何を祀ってあるのかわからないんだけど、地元の人が拝んでいるものには手を合わせることににました。そうしたら、なぜか商売がうまくいくようになったんですよ」というフレーズがありました。SFだし、本筋とはまったく関係ないんだけど、心に残った一節です。そんなわけで(どんなわけで?)、日々の何気ないできごとを綴ってみようかと思います。
2010/11/07  (日) 

立冬

気がつけば、今日は立冬だったようですね。確かに朝夕はだいぶ冷え込んでくるようになり、そろそろ暖房の準備をしなければと……。ついこの間まで、猛暑というか、酷暑というか、暑い暑いと悲鳴を上げていたのが嘘のようです。もう少し、均してほしいなぁと思う反面、一年中、同じような気候であれば、それもつまらないかなぁとも思います。
 
紅葉はどうなっているのでしょう? 政治的、経済的にニュースが盛りだくさんで、そっちに気をとられていたら、紅葉が始まっているのか終わっているのか、まったくお留守になってしまいました(^_^;) 急に冷え込んだほうが色は鮮やかになるのでしょう? でも、あまり急激だと紅葉せずに枯葉になるという話も……。
 
紅葉狩りもいいかなぁと思いますが、いい場所であればあるほど、結果的に人の山を見に行くようなことになりかねません。さてさて、近所でこじんまりした秋の風景でもさがしますかね。
 



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2010/11/06  (土) 

北京猿人

中国の歴史というと、明だ、清だ、というイメージでしたが、もっと古かったのです。北京猿人の博物館に連れて行ってもらいました。私は、教科書で北京原人と習ったような気がしたのですが、博物館の標記は「北京猿人」。確かに猿が直立したような「人」ではありましたが(^_^;)
 
北京猿人が暮らしていた洞窟とか、地層などが見られましたが、地質学などはまったくカヤの外なので、ただの洞窟にしか見えない……。猫に小判というのはこのことですね(笑) むしろ園内に飾られている石の動物などのほうがおもしろかったりして(^_^;) まるで毛皮のように見えるのに、さわってみると確かに石造りで、なかなか精巧な細工だなぁと感心してしまいました。

 

猿人の大きな顔が博物館の前に飾られているのですが、「けっこう似てる人いるんじゃない?」という感じです。現代人もさほど進化しているわけではないというか……(笑) 博物館自体は、石器が飾られていたり、洞窟生活のジオラマがあったり、よくある博物館のタイプ。あまり新鮮さは感じなかったのですが、外の洞窟とその周辺のうっそうとした感じは、「おお、ここで猿人たちが暮らしていたのか!」という感じです。
 



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2010/11/05  (金) 

頤和園

頤和園は、ものすごく大きな庭園公園。1998年にユネスコの文化遺産に登録されたものだそうです。290万平方メートルもあるとのこと。なんでも大きい北京でも最大の広さを持つ公園です。よく東京ドーム何個分とか言いますが、東京ドームってたかだが4万6,700平方メートルぐらいですよ(笑) 
 
12世紀中頃から、宮廷で使用する水源を確保する貯水池として開発したのがはじまりで、15世紀末あたりからときの権力者の庭園として整備されてきたようです。19世紀に頤和園と名づけられ、かの有名な西太后の避暑地になったそですが、とにかくお金かけすぎで、当時の清朝としてもなかなかシンドイことだったとか。
 
建物はいろいろあり、3階建ての京劇の劇場などもありますが、例によってすすっと行って帰ってくるだけで、じっくり見ることはできません。しかも、土曜日だったせいか、お正月の浅草並みの混雑という感じ。ほとんどは中国各地からの観光客のようです。みんなお揃いの帽子やジャンバーのようなものを着て、旗を立てて歩いています。私たちのガイドさんも旗を立てて歩くのですが、旗を立てての観光って、修学旅行以来って感じです(笑)
 
中国人の観光ツアーのみなさんは、自由人が多いようで、並ばないし、集まりません。旗やお揃いの帽子は必需品でしょうね。なければすぐに迷子になるんじゃないかしら。それにみんな声がでかい(^_^;) それが大勢集まってしゃべくりあっているわけですから、うるさい、うるさい(笑) ガイドさんたちはその中で説明をしなければないので、拡声器を持っている人も多く、そんなこんなでものすごい喧騒です。
 
なので、ちょろっと観光でもお腹いっぱいという感じになりますが、もし、人が少なくて、静かであれば、本当に素敵なところなのではないかと思います。平日の早朝などであれば、いいのかも。ずーっと長い回廊の天井には、素晴らしい文様や絵が描かれていて、実に見事。遠くに築山と建物が見えましたが、そういうところをそぞろ歩いてみたいと(-_-;)


 



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2010/11/04  (木) 

盧溝橋

盧溝橋といえば、盧溝橋事件のことだけを知っているという感じだったので、なんで観光?と思っていました。世界遺産になるような由緒のある橋だとはつゆ知らず(^_^;)  盧溝橋は1192年 に完成。何度か修復が施され、現在は全長266,5メートルの永定河(むかしは盧溝河といったそうな)に架かる石造りのアーチ橋です。橋の欄干は、それぞれが異なる表情や姿をした獅子の像になっています。なんと合計501もあるそうです。
 
マルコポーロが「東方見聞録」の中で、この橋を「世界中どこを探しても匹敵するものがないほどの見事さ」と記したことから、西欧ではこの橋のことを「マルコポーロの橋」と呼ばれているそうです。橋のたもとには乾隆帝の筆と伝えられる「盧溝暁月」の石碑があります。この皇帝がここで月を見たということ、現在でも月見の名所になっているのだとか。
 
日本では、やはり月見の名所というよりは盧溝橋事件の場所として知られていますよね。1937(昭和12年) 7月7日に起きた謎の発砲事件が日中戦争の発端となったと学校でならったのではないでしょうか。この戦闘で日中あわせて100人ぐらいの死傷者を出したとのこと。死傷者は圧倒的に中国側に多かったようですけど。
 
バスを降りて一番先に目に入るのは、橋のたもとにずらりと並べられた大砲です。当然、日本軍がいたほうへ向けられているのでしょう。これはいまでも抗日の象徴なのかな? かつては日本も、そうとうひどいことをやってきましたからねぇ。日本と中国、積年の恨みつらみが、どこにもここにもあるようで、互いに政治が変り、体制が変っても、そう簡単には歩み寄れないねぇと思いました。
 



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2010/11/03  (水) 文化の日

故宮

天安門をくぐって、まっすぐ歩いて行くと故宮です。ここも広い、広い! 歩く、歩く! 故宮の本名は「紫禁城」というのだそうですが、そういえばそんな名前の肉まん屋さんで、よく肉まんを買ってスタジアムにいったなぁと。閑話休題(笑) 明・清時代の古い宮城なので故宮と呼ばれているそうです。約490年間、24人の皇帝の住んでいたのだとか。江戸城も負けますね(笑)  1420年に永楽帝が竣工し、明代末にいったん破壊されたあと、清時代に復興されたもの。
 
南北960メートル、東西760メートルもあり、江戸城跡(皇居)が3つ半ぐらい入っちゃうほどの広さがあります。高さ10メートルあまりの厚い城壁に囲まれ、外堀は幅50メートルを超えるとか。ここに9,000近くの部屋があり、明代には後宮に9,000人の女性と、10万人の宦官が住んでいたといわれます。ガイドさんは「大奥のようなもの」と言っていましたが、スケールが違いますよね。大奥にいた女性は3,000人ぐらいでしょ? 大奥というより、オスマン帝国のハーレムと言われたほうがピンとくるような(笑)
 
現在は、ここにたくさんの美術品や文化財が展示されている博物館がある……はずなのですが、どこにも案内してもらうことはできませんでした。スタスタと建物をいくつか見て歩いただけ。屋根の上に並んでいる魔除けの人形のようなものは、神様、龍など偉い順番にならんでいるなどいくつかおもしろい点もありました。石柱が段々に並んでいて、雨が降るとすべての口から水が流れ出るようになっている排水と美観を兼ねた庭も素晴らしいのだけど……、とっとと案内されたのは裏庭のようなところ。
 
ここにはたくさんの書が飾られていました。ラストエンペラー愛新覚羅溥儀の子孫というおじいさんがいて、書をしたためるところを見せてくれます。それはいいのだけれど、それを掛け軸にして、さあ、買えと(-_-;) 「なんでも鑑定団」に出せば値がつくとか、少し置いておけばもっと高くなるとか……。「なんでも鑑定団」に出品するものを探しに来たわけではないのですけどねぇ。
 
ちょっと偵察と安いツアーに乗っかちゃったほうが悪いといえば悪いのですが、この「買い物」は、事前の案内にあった「ショッピングにお連れします」の項目にはなかったものです。1日2箇所の「ショッピング」は多いと思っても、「安いツアーの宿命」と思ってあきらめていましたが、3箇所目もあったわけです。その上、バスの中でもお土産の押し売りに近い状態。こんな時期に「反日感情は大丈夫?」なんて言われながら北京に行ったわけですが、反日感情というものは表面的には感じませんでした。感じたのは、日本人から搾り取るだけ搾り取ってやろうという商魂でしたねぇ。
      
ちなみに、3万だ、5万だというこの掛け軸を買った人も数人はいました。「なんでも鑑定団」に出品?(笑) 私と姉やんは、ここに限らず、どこでも何も買い物をしなかったので、ガイドさんには嫌われた模様(^_^;) そりゃ、そうでしょうねぇ、マージン商売なのでしょうから。とはいえ、なんとこのツアー、21人の参加でしたが、私が最年少でした。姉やんがその次で、あと60歳代らしき人がひとりぐらい。残りはみーんな70歳以上で、リタイヤ組のご夫妻が多く、女性の5人グループも。みんな財布の紐はゆるいのでしょう。景気の悪い日本の中では「富裕層」ですね(笑)  中国って、年を取ってから行くところだったんだ……(^_^;)
 



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天安門広場
ポリスフル(笑)