借景
この季節になると、スキー関係の用事で深大寺近辺を通りかかることが多くなります。たまには植物園にでも立ち寄ってみようかなと思ったのですが、なにも入場料を払わなくても、外からでも十分、美しい紅葉が楽しめました(^_^;) 神代植物園の深大寺門からフェンス沿いにも静かな散歩道があり、見事に色づいた木々を眺めることができます。ある意味、借景とでもいいましょうか(笑)
黄色く色づいた葉もきれいですが、私の好みは真っ赤な紅葉。性格が派手なのでしょうかね(笑) 空とのコントラストもひときわ美しく感じます。足元でサクサクと音をたてる枯葉もなかなかいいものですね。ビルの前などではせっせと落ち葉をはき集めているひともいて、いたちごっこだなぁとご同情申し上げたりもするのですが、枯葉が積もっているのもいいじゃないかと(^_^;)
豪雨
それが8時ごろになったら、もう小雨になり、日もさしてきました。変りやすいっていっても限度があるでしょうっていう感じ。8時10分に家を出た私は、傘もささず、パーカーのフードを被って駅まで直行。ほとんど濡れていないのですから、あきれたものです。そして、そのあとは暖かいというより、暑いといったほうがいいような……。いろんなものが飛んでくる大風も伴っていました。
この風でも各地で被害が出ていたようです。世界のどこかでは、街の中で凍死さわぎまであったようで、異常気象はとめどなく続いています。こんな暖かく荒れた日は今日一日。明日からはまた師走の寒さに戻るとか。「やっぱり暖冬なんじゃない?」と期待を込めて言っていた人もいますが、いえいえ、20日過ぎからはとっても寒くなるそうですよ。と、期待を込めてスキーヤーはつぶやいてみるのでした(笑)
エコポイント
30日に「今日はテレビを買いに行く!」と宣言して、報道番組をみれば……、朝から家電量販店に行列と……。行列作ってまで、テレビ買う? とは思ったのですが、宣言した以上、出かけて行くことにました(笑) 別に並んではいなかったし、テレビ売場も混雑しているというほどでも……。
「小さいのでいいんだけど、もって帰れるようなのありますか?」なんて、聞いたのは、甘〜い。もって帰れるテレビなんか、とっくに売り切れでした。聞かなかったのでわかりませんが、大きいテレビも軒並み売切れのようで(-_-;) 「べ、べつに急ぐわけじゃないので……」と言って、とりあえず、注文だけすることに。なんと! 入荷は、2月1日だそうです。うわぁ〜、って感じ。初めてエコポイントの説明を聞きましたが、商品券でももらえるようで、確かにどうせ必要なものなら半減する前に買っておきたいと思いますよねぇ。
7月までに到着すればいいので、2月でもまったく問題はありませんが、もって帰れないので送料がかかります(笑) エコポイントで払いましょうか? といっても、エコポイントで何かがもらえるのは、さらにそれから3か月ぐらい先とか。いま使っているテレビが壊れたわけでもないのに、もったいないという感じがしますが、致し方ありません。配線はすでにケーブルテレビで終えているので、我が家は2月2日からオール地デジ化完了になるわけですね。でも、ケーブルだから、スカイツリーからの電波は受けません(笑)
海ほたる
千葉へ行く途中で、「海ほたる」へ立ち寄りました。いわゆる、トイレ休憩というヤツです(笑) このSAに立ち寄るのは2回目。初めて来たときは、まだ通行料が4,000円とかいわれていた頃ですから、ずいぶん久しぶりになるのではないでしょうか。幸いお天気に恵まれ、東京湾を一望できできました。
遠くに富士山もうっすらと雪化粧した姿を見せていました。対岸はぼんやりしていて、ポケットデジカメ程度のカメラでは写真には写りにくいのですが、人間の目はたいしたもんです(笑) 貨物船やらボートやらが浮かんでいる海は美しく、感激。太陽アレルギーがあるので海は苦手にしていたのですが、冬の海は陽光もそうは厳しくなく、海もいいなぁ〜という感じです。
海ほたるは通過点のSAではなく、そこを目的に遊びに来る人も多いと聞きますが、さもありなんです。千葉の名産品や、私が得意とするジャンクフードを売っているお店も多く、これはけっこう楽しい! 当然のことながら、ふたりして最初に走りこんだのは、たこ焼き屋さんでした(^_^;) そろそろクリスマスの飾りつけも始まっていて、800円で通れるなら、たまに海を見に来るのもいいかもしれません。
連れは、帰りに名物だというメロンパンを買い込んでいました。私はメロンは苦手なので……。わっ、メロンくさい! という感じなので、ホンモノのメロンパンのようです(笑) 海老名SAで話題になっているのと同じものだとか。帰りに通りかかったのは夕方だったので、売り切れ寸前。友人が購入したあとは、10個ぐらいしか残っておらず、あらら、順番待っている人が7人ぐらいいたけど……。複数個買う人がいたら、最後のほうの人はアウトかも。
いすみ鉄道
養老渓谷ツアーの寄り道のひとつに、「いすみ鉄道」がありました。旧国鉄の木原線を引き継いだ第三セクターの鉄道だそうです。引き継いで以降、ずーっと赤字で、廃止が検討されていた路線だとか。2009年に社長を公募した結果、就任した社長がオリジナル開発商品の販売を開始するなど、経営再建に頑張っているらしいです。2009年10月からはムーミンを描いた車両が人気を呼んでいるそうな。
おもしろいのは、今年、訓練費700万円を自己負担することを条件に列車運転免許を取得できるという運転士養成プランを発表したこと。このプランに応募して、40代から50代の男性4名が採用がされたそうです。ベテラン運転士が定年退職を迎える中で、財政的に新規採用はできないということで、この自費で運転士になった方々がパートタイム運転士をしているそうです。700万円を自分で払っても電車の運転士になろうって、どんな方々でしょうね。なんだか映画の世界(^_^;)
私が行ったバスツアーの催行会社は阪急交通社だったのですが、同じ鉄道会社として応援の意味もあって、「いすみ鉄道に乗ろう!」というコースがあるのかなと思いました。短い間ですが、ローカル線に乗る企画は、なかなかおもしろかったです。到着した電車に乗り込むのは、このバスのお客さん。一般利用の方々は数名しかいらっしゃらなかったみたいで、普段の利用客獲得にはやはり苦戦しているのでしょう。駅の表示板なんかも、なんだか懐かしい風情でなかなか癒されますよ。
我先に乗って座席に座る人々を尻目に、私たちは車両の先頭、運転士さんの横に陣取りました(^_^;) ここが特等席でしょう、長旅じゃないんだし。走り始めると、運転士さんが「この辺りは春になると、上は桜のアーチ、下は一面の菜の花なんですよ」とか、世間話風に説明してくれました。「次の鉄橋で、ムーミンが1年中、釣りをしてるからね」とか。確かに鉄橋の上に、川に釣り糸をたれてじっとしているムーミンを発見!(笑) バタ電の中井運転士よりはちょっと、いや、かなり……横幅の広い運転士さんでしたが、とても楽しそうに電車を走らせていました。春になったら、また乗ってみたいなぁと思った「いすみ鉄道」体験でした。1日乗車券は1,000円だそうです。それを使って、菜の花と桜と、可愛らし駅舎を楽しむ旅もいいかもしれません。