少しは落ち着きが……
被災地にもだいぶ救援物資が入り始めたようで、復旧が始まった地域もあるとか。私も含め、プチパニック状態からは脱しつつあるかと思います。ノンストップだった民放にもCMが入り始めたし。といっても、「もう、わかったよ〜」というくらいACがほとんどだけど(^_^;) テレビ番組もNHK以外は、平常番組が増えてきていますね。悲痛になっていてもしかたがないので、お笑い番組でもなんでもやってもらって、みんなで笑いながら頑張りましょう!
我が家から自転車距離の味の素スタジアムに福島から避難してきている人々が入り始めています。近いのだから、何かお役に立てればと思います。東京都の防災本部に電話をしてみたところ、まだ受け入れ準備ができていないので、準備ができたら連絡しますとのこと。私が用意できる品物について申し出ておきました。
うちにあるのは大きな紙袋2個分の歯ブラシつきタオル。これは旅行好きのオババが、全国のいろんな旅館から持ち帰ったものです。「使わないものを持って帰ってこなくても……」といつも言っていたのですが、貰える物は何でも貰って来るオババの習性が、こんなときに役に立つかもしれませんね(^_^;) 石鹸と新品の毛布も少しあります。聞けば都庁で現地向けの支援物資を個人から受け付けはじめたとのこと。そちらに持って行ってもいいかも……と思っています。
んなことを言っているうちに、我が家のお砂糖がなくなりました。あまり使わないので、ストックしていなかったのですが、冷蔵庫が機能しなくてもとちょっと濃い目の味つけの煮物を2つ作ったら、あららぁ〜、お砂糖がもうなかった〜。売っているかどうか見に行ってもいないのですが、まあ、砂糖などはなくてもどうってことはないですね。今月いっぱいこんな状況が続いちゃうと、トイレットペイパーがショートかもしれないなぁ〜(-_-;) まあ、どこかにはあるでしょう。
そんなときに、セリーグが予定通りのナイター開催って……。怒りメールが飛び交ってます(笑) 停電してないところに住んでる人たちが決めたのね。選手の中には家族や友人が被災している人もいるらしいのに。ファンだってねぇ、こんな交通事情の中、応援になんか行かれませんよね。関東の3チームの本拠地なんか、歩いていけるほど近所に住んでいる人なんかほとんどいないと思われるし。復興のためには経済活動優先なんて言ったのだ〜れ? やっぱり、あの人。それ、言うのはちょっと早い。
もうすぐ火力発電所が稼動するかも
昨日、行動力のある知人が、なんと東電に電話しつづけたそうです。1時間半ぐらいベルを鳴らし続けて、やっとつながったのだけど、電話に出た人は何を聞いても答えられなかったので、答えられる人から連絡がほしいと伝えたところ、本日、課長クラスの人からちゃんと電話がかかってきたそうです。その話によると、千葉にけっこう密集してある火力発電所は、発電施設と変電所はほぼ復旧しており、あとは送電線の点検がすめば電力が供給できる見込みとのこと。送電線はとにかく長いので、全部の安全を確かめられるまで時間がかかるとは思いますが、すくなくとも数日の間には大規模停電の危機はなくなるのではないかとのこと。東電の人は、誠意ある回答をしてくれたと言っていました。
東電は、エライ人たちはなかなか頼りないものもあり、原発担当の官僚さんも???と思うことも多いですが、現場は必死で働いてくれていると思います。まあ、ほとんど「下請けさん」だよ、という声も聞きますけど。私の父親は、東電ではありませんが、発電所に勤めて、保安担当をやっていたことがあり、何か「こと」があると現場は本当にめちゃめちゃ頑張って働いていたのを見ていますので、どちらかというと「東電、頑張れ!」組です(^_^;) 父はテレビで頭を下げたりした役をやったこともあるらしいのですが、しかしながら、そのときも現場で亡くなったりケガをされたのは、確かに「下請けさん」であったのも事実でした。
それはともかく、あと数日で電気に多少、余裕ができるかもしれないというのは、文字通り「明るい」情報です。東電の方から直接、聞いた話なので間違いはないと思うのですが、これが事実なら、こういう情報もマスコミは伝えてほしいと、電話をかけた人が言っていました。将来に明るい展望が少しでも感じられれば、買占め行動なども少しは抑制できるのではないか、と。
被災地も部分的ではありますが、復興への動きも進んでいるようですね。ガソリンや灯油が届きそうな計画もあり、「早くやれ〜!」という感じです。「ヘリでホカロンを落とせないのか?」という人もいましたが、ホントに。ヘリでガソリンは落とせないかもしれないけど、ホカロンは落とせそうですよね。今日は、閉まっているガソリンスタンドの前で行列しているクルマを見ました。スタンドの手前で別の用事でハザードをつけていたクルマを給油待ちと勘違いして、その後に並んだクルマの列みたいでした。しかもエンジンかけっぱなしで並んでる人も(-_-;) 仕事に使うクルマで、必要に迫られている人も多いかと思いますが、もうちょっと我慢しようね、と。
停電しました
神戸に住む叔父からの電話で起こされたのですが、関西でも電池はまったくないとのこと。自分たちのところが停電したらという場合の備えのほかに、電池を買って関東の知り合いに送ってくれている人が多いのだとか。ありがたいことではあります。ただ、物流は被災地優先なので、東京に着くまでに1週間から10日かかるそうです。昼間の停電は懐中電灯もいらないし、被災地優先にしていただくほうがいいでしょうね。
悲惨なことがたくさん起きていますが、人が助け合えるのだと実感するような話もたくさん聞くようになりました。物資不足が深刻な東北でも、強奪や暴動が起きていないのでは世界的にみると珍しいことなんだそうですね。日本人は辛抱強いのでしょうか。暴動を起こしても事態は解決しないということを東北の人々が理解してるのでしょう。すごいことなのかもしれません。
さっき、都内の友人から電話があり、買占めどころか買い物もしなかったので、家にお米が全然ないのだそうです。ここまでいくと無用心すぎる(笑) ウチにも、知り合いのところにもまだ余力はあるので、一両日中に配達してこようと思います。そもそも浮世離れした感のある友人なので、「大丈夫、最終的には霞を食って生きていけるから」という言葉になんかリアリティがありました(笑)
今日は停電回避
今日は、私の住む地域では停電が回避されました。防災無線が18時20分に停電の予定とアナウンスしたので、早めに夕食を済ませ、今日はお風呂はお休みと決め、ベッドに入り、ローソクに火を灯してスタンバっていました。10分後くらいに再び防災無線が、この地域での停電は回避されましたと伝えてきました。朝からいろいろな地域が順番に停電している状態なので、回避されたからといって大いに電気を使っていいというわけでもないでしょうから、そのままスタンドだけをつけて本を読んだり、半分、寝たり(笑)
夜間電力には多少余裕はあるようなので、23時を過ぎてからPCのスイッチを入れて、メールの処理などをしています。めちゃめちゃストレスをためている海老名から一緒に歩いた友だちから電話があり、「たまには声を聞きたかった〜」と。まあ、長話するってわけにもいかないので、交通機関がもう少し回復したら、どこかで会おうという話をしました。そう遠いところに住んでるわけでもありませんが、自転車じゃちょっと無理な距離なので。海老名から歩いたことを考えれば、可能ですけど、さすがにねぇ(笑)
道路を歩いていたら、ほころび始めた寒緋桜の写真を撮っている人がいました。見上げれば、もう濃いピンクの花がもうたくさん咲いています。今日は冷え込んでいますが、春は近づいてきているのですね。桜の花を見上げる余裕を失っていたことに気づきました。これから先、何が起こるかわからないし、いつまで続くかもわかりませんが、花を愛でる余裕ぐらいもとうよ、と、私も写真を撮ってきました。落ち着け、落ち着け(^_^;) 東京でも毎日、揺れるし、ガソリンスタンドは全部閉店しているし、「物がない!」ということばかりが話題になるので、やっぱり私もミニパニックになっていたのかもしれません。被災地に比べれば、天国みたいなものなのにね。
今度は、静岡ですか。もう、やめてほしいよね、本当に!
電池、いただきました
新宿あたりの家電量販店なら電池が残っているかなというかすかな希望ももっていたのですが、店頭には「単1、単2、携帯ラジオ、懐中電灯はすべて売切れです」と表示されていました。そうでしょうねぇ(-_-;) 昨日のうちに完売だそうです。都営地下鉄の小川町を降りてからも、通りがかりのコンビニなどをのぞいてみましたが、やはり電池は売り切れ。でも、都内は住んでいる人が少ないせいか、食糧に対する危機感は小さいようで、食品棚にはまだ商品が並んでいました。
お豆腐やさんに「困ってることない?」と聞かれ、「電池が……」と言って、自分の無用心を笑ったつもりだったのですが、「ちょっと待って」と言って、自転車に乗ってぴゅーっと消え、すぐにぴゅーっと戻ってきて、「友だちのところに買い置きがあるから、すぐもってきてくれるって」という間もなく、そのお友だちが現れて、単1を4個差し出してくれました。そして、代金もいらないといって、そのお友だちもぴゅーっと消えました。行動力、親切心、そしてそのネットワーク、神田っ子はやっぱりすごい! 思わず、後姿に手を合わせてしまいました。
そして、「救援物資」といって、厚揚げもいっぱい包んでもらい、えっちらおっちらを持ち帰り、今度は障害者でちょっと機敏に動きにくい友だちのところへ「救援物資」として運搬。すると、「ちょっと古いから使えるかどうかわからないけど」と言って、やはり単1を4個差し出されました。こっちは同じ区域だから、停電もありです。「他でもらったから」と言っても、前から買い置きがけっこうあるからと持たせてくれました。いっきに電池成金(笑) ありがたいことです。
私の地域は今日は停電はありませんでした。近所の友人が、「東電がなるべく停電させないように努力してるのはわかるけど、2時間や3時間の停電で死にはしない。こっちは覚悟してるんだから、止めるときは止めて、優先度の高いほうへ回せ!」と言っていました。ある意味、「カモン停電」。水もご飯もあるんだから、電気なしに耐えることで少しは役に立てるなら、と。それはその通りだなぁ〜。電車が止まるのは困る人が多いかもしれないけど。計画停電が発表されて、有事感が実感として高まってきた感じです。