きのこ飯
きのこは冷凍にできるので、家に帰って石付を切り取り、細かく切ったり、おおきめに切ったりして冷凍。まずはきのこ汁を作りました。おいしかったのですが、ちょっと味噌が失敗だったかな。いま、モモタロウが買ってくれた手作り味噌キットに挑戦しようとしているので、おいしい味噌ができたら、再挑戦してみましょう。
そして、今日はきのこ飯。これは大成功! 単にきのこを煮て、煮汁を使って炊飯器でご飯を炊いただけです。調味料は酒とみりんとダシ醤油だけ。まったく私の手柄ではありませんが、おいしくできたので、本当は誰かに食べてもらって褒めてもらいたい(笑) オババは最近、味オンチになりかかっていて、「あら、炊き込みご飯なの……」というだけに反応なものですから(-_-;)
3.11
とはいえ、少しずつではあっても復興の足音は聞こえてきているのではないでしょうか。東北人はやわじゃない!という感じです。チビチビと義援金を出すぐらいしかできないのですが、何か役に立てることがあったら……と思う1年目のその時でした。地震や津波の被害は、少なくとも「これ以上、悪くなることはない」のですから、あとは前進するしかないというところ。福島以外は……。
福島は、まだ復興のスタートラインにも着かせてもらえないのではないかと思います。「これ以上、悪くなることもある」という状態ですからねぇ。一人前に黙祷だけはさせていただきながら、福島を考えて過ごしました。どうしたら、いいのでしょう。コストがかかっても他に代替エネルギーがないわけじゃないんだから、原発はおやめになったほうが……ということとは別に、起きてしまった事故をどう処理していくのか、と思います。
医療気功
思わず「ぐぇ〜」とか、「ぎゃひ〜」とか悲鳴が上がります。それでもやっているほうは知らんぷり。「サディストか!」という感じです。気持ちいいかも、という部分はどんどん飛ばし、痛い〜という部分ばかり集中攻撃(笑) それでもお願いするのは、そのとき痛くても、肩こりや腰痛などがものすごく改善するからなのです。
これは「医療気功」と呼ばれるものらしく、寝たきりだった人を歩かせるところまでもっていったこともあるのですから、ホンモノ。私はふくらはぎや足裏がとくに「ぎゃー!」という感じだったのですが、これは主として視神経、肩こりの経絡だそうです。膝の裏辺りを押しながら「腰もきてるねぇ」なんて言われると、膝裏でなんでそこまでわかるのよ! と、涙目になりつつ思うのでした……。
ガンガンやられたふくらはぎは、しばらくジンジンしています。「明日ぐらいまでは痛いかも〜」と涼しい顔で言われても……。それでも一家にひとりはほしいぐらいなのです。多くて3ヵ月に1回、普通は半年に1回ぐらいしか出会えないので、チャンスがあれば、やってもらいたいと思います。また、日本に住めばいいのに……。ちなみに肩こりは、ふくらはぎを椅子の角に思いっきり押し付けるというかたちでハードにマッサージ(の領域は超えますが)すれば、自分でも改善することができるそうですよ(^_^;)
ランチ
吉祥寺の街は、近年、横に横に広がっている感じで、前回は東急百貨店の裏辺りを攻めましたが、今回はヨドバシの裏辺りをウロウロ。この辺りは昔はラブホテルが建ち並び、ちょっといかがわしいニオイもあったのですが、最近は新しいおしゃれな店ができてるというウワサ……だったのですが、あまり、これといった店を発見できませんでした。結局は、かなり古くからある聘珍樓に落ち着いてしまったというわけです。
モモタロウと会うのは、なんだかとても久しぶり。なかなかタイミングが合わなくて、しばらく顔が見られませんでした。結果、エジプトの話やら福島の話やら、私がひとりでしゃべりまくっていたような(-_-;) すみません。という感じです。相変わらず、ボケまくった話が多いので、たぶん、あきれられているはずです(^_^;) どんなにあきれられても、共感して聞いてもらえるので、とてもありがたいです。判断に迷ったときはモモタロウに聞く。これ、鉄則です(笑)
福島、日本のグランドゼロ
線路も駅もあるのに人の気配のない常磐線の線路。私のような単純な人間は、すぐ「慣れ」てしまって、20μSv/h以上の数字を見せられ続けると、1.00μSv/hなどの数字を見て、「ああ、この辺は低いのね」という感覚になってしまいます。しかし、しかし、1.00μSv/hは低くない、低くない! 東京辺りでは、0.05などの数字で増えたの増えないのと騒いでいる(実際に各自の線量計で測ると0.15などが出るようですけど)のですから、桁がちがいます。一見すると美しい日本の田舎の風景が線量計を見ると……。本当に目に見えない、臭いもしないという物質に感覚的な怖さを感じられなくなるというのが、より怖ろしい感じがします。
帰町、帰村の動きが活発になっているようですが、いやいや、子どもはもちろん40歳未満の人は帰らないほうがいいのではないかと……。「村を守る」というのは、行政のあり方を守るのではなく、村人の健康を守るほうでしょうと思ってしまいます。「絆、絆」と連呼されて、なんだか「絆」という言葉が安っぽくなっていっているような気がする昨今ですが、高い線量の地域を「除染しました」と言ってその地に人々を帰そうとことは「福島を日本の捨石にするつもりかよ!」という感じを受けます。
南相馬のホテルはどこも満杯で、なかなか予約が取れません。これは、この地に働きに来ている人が多いため。住民の人口としては、震災前の4割ほどになっているとホテルの人が言っていました。ホテルでは人手が足りなくて、何度も募集をかけるのだけれど応募者がいないのだとか。ホテルの前の道路にはファストフード店や回転寿司、郊外型のショップの看板がずらりと並んでいましたが、おおかたは撤退してしまって、閉店しているそうです。チェーン店は人口当たり何軒という店舗の出し方をするので、オープンするほどの人口がないということらしいです。コンビニだけはたくさん営業していて、どこも大盛況。私たちもそうでしたが、食べ物屋が開いていないので、食事はコンビニで仕入れるしかない……。コンビニさまさまでした。
私は怠け者でものごとを深く考えることのできない人間なので、原発問題に積極的にかかわっているわけではありません。今回も「物見遊山」と言われるようなスタンスで福島に行ってきましたが、やっぱり行ってみてよかったです。テレビで特集がどんなに組まれていても、ついつい日常に紛れて忘れがちになる「福島」の存在を、少しばかり身近に引き寄せて考えることができました。