春本番
桜の開花状況は、日当たりや風当たりによって、多少は違うようですが、ほぼ七分から八分咲き。八分咲きになると、気象庁から満開宣言がでるそうですね。今日はやや風が強く曇りがち、少し肌寒いくらいの陽気でしたが、満開の桜に誘われて、野川沿いを散策してみました。あちこちで家族連れやグループがお花見の宴会を楽しんでいました。ちょっと寒そうではありましたけど、楽しそうでもありました。
日本人はなんでそんなに桜好き? 花見好き? と言われます。短い間に咲いて、すぐ散っていくところが日本人の無常観に合っているとか、潔さが好まれるとかいいますが、私はタイムセール好きな人々という新説をもっています(笑) 期限が切られると、いらないものまで買っちゃったりしますよね(^_^;) 気持ちがせかされるというのか、欲に負けるというのか。
花がほころんで、散るまで1週間か10日ぐらいとなると、めったに会わない人たちと集まって宴を張るなどというのにも便利、というか、都合をつけやすいという面もあるのではないかと思います。「そのうち……」と「いつか……」は絶対、来ないと言いますから(笑) 野球仲間も、「そのうち旅行にでも行きたいねぇ」なんて言っていたときは、まったく実現の気配はなかったのですが、「1年に1回は地方球場に遠征しよう!」と決めたとたんに、スケジュール調整が入ります(笑)
桜の満開は年々、早くなる傾向にあります。むかしは、小学校の入学式は桜の木下で……、というイメージでしたが、最近は卒業式が桜の木の下だったりします。今年は、久々に入学式を桜が待っていてくれたような感じで、印象に残りやすいかもしれません。風に花びらが舞っている散り行く姿にも風情はありますが、少し寒い日が続いて、なるべく散るのを待ってもらいたいなぁ〜。それに何か得なことがあるわけじゃないですけど(^_^;)
井の頭公園、満開!
時間も確認しないでバス停に行ったら、次のバスが来るまで15分ぐらい。では、バス停いくつ歩けるかなと思って、歩き始めました。3つ先のバス停で、あと2分ぐらいになったので、そこで待つことに。ところが、バスは遅れているらしく5分経ってもまだ来ません。快晴で風も涼やかなのに、ときおりポツンと水滴が顔に当たります。これじゃ、狐も嫁には行けないだろうというくらいですが、天気雨です。
バス停周辺の歩道橋で遊びながら待ち、そろそろかなと思ってバス停にたたずみ、バックの中のパスモを探していたら、突然、目的のバスが目の前を通り過ぎました! えっ! シカト? 「こらー、小田急バス〜、乗るんだよ〜!」(笑) 下を向いて、バックを探していたので、乗らないと思われてしまったらしいです(-_-;) でも、普通、徐行とかしませんか? 前にバイクが走っていたので、追い越す気満々で、バス停から大きく膨らんで行っちゃったんですよ〜。あんまりだ!
ここで待っていても、次のバスまで20分ぐらいあったので、あと3つ分、歩くことにしました。大きな交差点を越えるので、別の方面からも吉祥寺行きが来るはず。交差点を越えて、次のバス停まであと100メートルを切ったあたりで、今度は京王バスに追い越されました(-_-;) これはバス停に待っていたわけではないので、しかたがないですね(笑) なんだかツイてない感じのする日ですねぇ。
やっとバスを捕まえて、駅の1つ手前で降り、井の頭公園を突っ切っていくことにしました。や〜、桜が満開です! これでツイてない気分も吹き飛びました。きれい、きれい。お花見のお客さんも満開! 平日の午後でこれだけの人が出ているとすると、晴れが予報されている週末は大変なことになりそうです。夜桜見物もいいですが、井の頭公園は22時までなので、念のため(笑) 1週間ぐらいはこの状態を保ってもらいたいなぁ〜。
野川の桜並みも満開! 今年もライトアップはなさそうなので、昼間の桜を楽しむことにしましょう。
「ヘルプ」
面白くて、楽しくて、可笑しくて、厳しくて、切ない映画でした。1960年代のアメリカ南部、黒人メイドの生活と思いが描かれているのです。そうとう重たいテーマなのに、「娯楽」として楽しめる映画になっているので、暗い気持ちにならずに人種差別の問題を受け止められるという感じです。日本で生まれ育った者としては、この国が少なくとも「奴隷」という制度をもってこなかったことだけは感謝しましたねぇ。人種差別は、されるほうはもちろん、しているほうだって、そうとうツライ場合があると……。
そして、日本も含めて、人種差別の歴史って、まだ終わってないんじゃないかなとも思いました。この映画で表現されているような露骨な差別はできにくくなっていますが、いやいや、なんとも、あるよねぇ〜、という感じ(-_-;) エンドロールになったとたんに、過高級になってしまいました。最後は息をつめて見ていたのかしら?(笑)
最近、洋画ばかり見ているようで……。映画って、一度、見に行くと、必ず予告編をやっています。すると、ああ、これも見たい、あれも見たいと。映画館の思うつぼです(笑) 洋画を見に行くと洋画の予告編が多いので、ついつい(^_^;) 次は「アーティスト」かな〜(笑)
今日の桜。濡れちゃったのかしら、ずっと羽を乾かし続けている鳥を発見。
台風一過?
半年ぐらい散歩らしい散歩もしていないことにふと気づき、野川公園へ行ってみました。ウォーキングではないので、たらたら歩き。運動にはなりませんが、快晴の空の下を歩くのは、気持ちのいいものです。風はときどき強く吹き抜けていきますが、昨日に比べれば……赤ちゃん風みたいなものです。昨日は本当にすごかった! 爆弾低気圧と呼ぶのだそうですね。爆弾……ちょっとイメージが違うなぁ。爆弾だともう少し短時間で勝負がつきそう(笑)
桜はまだ一分咲きぐらいですが、気の早い人たちがお花見の宴を繰り広げていました。子ども連れのお母さんグループが何組かいました。まだ春休みなんですね。小さい子どもたちの元気のいい声が溢れているのはいいけれど、川にはまりそうでハラハラしました。お母さんたちはおしゃべりに夢中で、あまり監視はしていないみたい……。子どもに慣れていなると、過剰に心配したりはしないのかもしれません。私が母だったら、過保護になりそう(笑)
咲いた、咲いた
ものすごい風の一日でした。昼過ぎに家を出て、風が強烈になる前に帰ってきたのですが、それでも飛ばされそうになりました。小雨が降っていたので、傘をさしていたら、渦を巻いた風にあおられて2回転半。「惜しい、トリプルトゥループには届かなかった」と、一応、自分にツッコんでおきました(笑) 本当に瞬間的に身体が風にもっていかれるものですねぇ。
報道番組では、傘があっちを向いたり、こっちを向いたり、終いには骨と皮がバラバラ……というシーンをよく放映していました。そうならないための秘密兵器、骨だらけの傘があります(笑) これは知り合いのオバサンにもらったものなのですが、本当に丈夫で、風を受けてもビクともしません。だからこそ、風でワルツを舞うハメにもなるのですが(^_^;)
難点は、骨の多い分、やや重いのです。持ち歩くのにも重いので、これまで使っていなかったのですが、今日はこの傘に挑戦。長く歩くときは重さがつらくなるかもしれませんが、短距離なら守備は上々といったところでした。これまで見たことのないデザインです。その知り合いは、フリーマーケットで大量に安売りされてたのをまとめて買ったという話です。きっと、重いことが災いして、あまり流通しなかったのではないかと。
バス停へ向う前に、ぐるっと桜の咲き具合を点検して歩きました(笑) 少し、花が開いていました! 雨ニモ負ケズ、風ニモ負ケズ……ですね。お天気が回復したら、いっきに桜並木がピンクに染まるのではないかと楽しみです。そろそろヒートテックをしまわなければ!