ある小説の中に、世界を旅して「何を祀ってあるのかわからないんだけど、地元の人が拝んでいるものには手を合わせることににました。そうしたら、なぜか商売がうまくいくようになったんですよ」というフレーズがありました。SFだし、本筋とはまったく関係ないんだけど、心に残った一節です。そんなわけで(どんなわけで?)、日々の何気ないできごとを綴ってみようかと思います。
2012/07/12  (木) 

カジノ

木曜日は、カジノで特別な催しがあるとのことで、家主のカレンと友だちのマリアは、毎週、出かけていくのだそうです。今日は、私も連れて行ってもらうことになりました。カジノがあるのは、バーズウッドというホテルで、パースでは3本の指に入る、まあ、一流ホテルです。当然のことながら私は泊まったことはありませんが、ワイルドフラワーの季節になると日本人のツアーもたくさん入るはずです。ふたりの会話は当然、ナチュラルスピードの英語なので、何を言っているのか、さっぱりわかりません。ただただ、ジャパニーズスマイルでごまかすのみ!
 
カジノには、すごく大勢の人が集まっていました。やはり、木曜日は特別な日だからかもしれません。いわゆるスロットマシンやルーレット、ブラックジャック、ポーカーなどなど、たくさんの遊びが用意されています。一般の人が遊んでいるのは、1ドル(約80円)のスロットマシンや2ドルぐらいから遊べるらしいルーレットなどですが、奥の特別な部屋では、最低でも50ドルとか100ドルとかから始まるルーレットやカードゲームのテーブルが並んでいます。とりあえず、見学(笑)
 
カジノのメンバーになると何か抽選で当たるとか、いろいろな特典があるらしいので、ちゃっかりメンバーズカードまで作ってもらっちゃいました。作るのは無料ですが、パスポートを見せろとか、作るときはなかなか物々しい感じです(笑) せっかくカードを作ったのだからと、スロットマシンに挑戦。あっというまに1ドルを失って、本日はこれで打ち止めにしました(^-^;) どのみち、新メンバーは、初日は5ドルぐらいまでしか遊べないらしいです。
 



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2012/07/11  (水) 

近所の公園

午前中、カレンが2ヶ月前から予約してあったというエステ&マッサージに出かけていったので、その間に私は近所の公園を探索に行きました。見えたらバスの下車ボタンを押す公園。たしか、シェークスピア公園とか、なんとか言わなかったでしょうか。地図も持っていないので、忘れてしまいました。
 

行ってみましたが、本当に何もない……。広さだけは井の頭公園の3倍以上はあるのではないでしょうか。そこにあるのは、芝生とちょろっとした木だけです(笑) ランドホッケーのメンバー募集の看板が立っていたので、ランドホッケーの練習場があるのかもしれません。ちょっと見たところでは、それらしきものは見当たりませんでした。広い敷地を2本の道が区切っていて、道の突き当りがどうやら駐車場になっているようです。
 
木陰にところどころベンチがしつらえてあって、日本では涼しそうに感じられるでしょうが、こちらはいま真冬ですから、寒くて誰も座っている人はいません。ときおり犬を連れた散歩の人に出会います。3匹の犬のリードをはずして走っているお姉さんがいたので、「こっちはいいのか?」と思ったら、歩道のところに「リードをはずすな」ってちゃんと書いてありました。どこにでもいらっしゃいますんですねぇ、こういう方々が(笑)
 
広くてとりとめがないので、芝生をつっきってもいいはずなのに、どうしても歩道を歩いてしまいます。そういう気分は地元の人も同じらしく、ほどんどの人が歩道。後ろから来たおじいちゃんに「グッドモーニング」と声をかけられました。「グッドモーニング」と一応、返事はしたのですが、それ以上、話しかけられたらヤバイ!と思い、芝生に外れて行き過ぎるのを待ちました(笑) だって、英語だもん……(-_-;;
 



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2012/07/10  (火) 

から揚げ定食

今日は、家主のカレンと一緒にシティに用足し、および買い物にでかけました。用事というのは30分ぐらいで終わったのですが、いま、街はセールの時期です。あっちこっちと見て歩き、結局、何も買わなかったりするんですけど(笑) セールとは関係のないアボリジニのCDを買うにとどまりました。けっこう高い……。1枚2,500円ぐらいしました。普通のCDやDVDのお店やみやげ物屋には売ってなくて、アボリジニ製品の専門店のようなところを教えられたので、やや特別なCDということになるのかもしれません。
 
パースには、モールという道が2本あり、これは年中歩行者天国という感じです。道幅は片側2車線道路ぐらいの幅があり、ベンチなどがあちこちにしつらえてあります。そして、その2本のモールをつなぐ細い路地もみんな歩行者天国。ここらへんに飲食店、衣料品店、雑貨屋、電気屋、チョコレートショップと、ありとあらゆる店が並んでいる感じ。なかなかうろうろし甲斐があるのです。途中、コーヒーショップで一息入れて、かなりあちこちを見て回りました。何も買わないのに(笑)
 
ランチは日本食が食べたいとカレンが言うもので、数件を見て回った結果、鳥料理の店に決定。というと、豪勢なようですが、要するに夜は焼き鳥を中心にした居酒屋のランチです(笑) ここらへんの人はみんな、なぜか「いざかや」とか「やきとり」とかいう日本語をふつーに使っています。最近は、「べんとうボックス」というのが大流行なようで……。つまり、「ほっともっと」とか「オリジン弁当」系のものです。内容は「照り焼きチキン」とか「照り焼きビーフ」とか……。このへんの人は「すし」「てんぷら」てきなものではない日本食は、「照り焼き」だと思い込んでいるかも(笑)
 
居酒屋のランチは「照り焼きチキン定食」「チキンカツ定食」「から揚げ定食」「アジ塩焼き定食」の4種類でした。知り合いの日本人が、「から揚げはオージーにストライクだよ」と教えてくれたので、「お勧めは?」と聞かれ、「から揚げ!」と答えました。食べたことない店だし、そんなに自信もって言っていいのかっていうくらい(笑) 出てきた「から揚げ定食」は、山盛りのから揚げに味噌汁とご飯、サラダと漬物で、味はまあまあでしたが、量が多い! 半分、持ち帰りました。日本人のスタッフがふたりいたので、頼むことができました(笑)
 
カレンは、お箸の使い方を練習するのだと言って、フォークを断り、がんばっていました。けっこう、上手に使います。回りを見渡すとアジア系の人が多いですが(日本人かどうかはわかりません)、明らかにアジア系ではない人でも、みんな、けっこう上手に箸を使っていました。しょっちゅうポロポロしてる私のほうが下手かも(-_-;; 写真を撮ってくるはうだったのですが、カメラを置いて出てしまいました。「から揚げ定食」をもう一度、食べにはいかないと思うので、大きな皿にから揚げだけが山盛りにされている画を想像してくださいませ(笑)
 



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2012/07/09  (月) 

銀行と買い物

ただいま居候している家の家主は、子どもたちが独立して家を出て行った結果、あまった部屋に住まわしてくれています。もと子ども部屋の感じが漂っていますが、なかなか住み心地は快適。ただ、作り付けのクロゼットの扉がすべて鏡なので、壁一面鏡という方向があり、そっちを見るとガマの油が噴出することになります(笑) しかしながら、広く、明るく感じられるのは事実。そういう工夫なのでしょう。
 
パースの冬は、寒いといったって、たかが知れていて、ここから出たことにない人は、誰一人として雪を見たことがないというレベルです。したがって、どこの家も暖房らしい暖房はなく……、寒ければ湯たんぽを使えなんていわれています。とはいえ、寒いです。日本だったら、絶対、ストーブをつけたい! というぐらい……。といっても2枚ぐらいしか着てないのだから、もう少し着膨れれば大丈夫なのかなぁ〜(笑)
 
私はこの地でANZ銀行のキャッシュカードを持っているのですが、何度やってもエラーになってしまいます。たくさんお金が入っているので(笑)、なんとか引き出したいと、今日、カードを持って、家主のカレンに一緒に銀行に行ってもらいました。どうも暗証番号を間違って記憶していたようです。カードとパスポートで、あっさり番号変更をしてもらい、お金を下ろすことができました。やれやれ。これでビールぐらい飲めそうです。カレンは週末にカジノに行く約束があるから一緒に行こうと誘ってくれますが……、カジノで遊ぶほどのお金は持っていませんよ〜(-_-;;
 
銀行はスーパーマーケットの中にありました。毎日の買い物はここでするそうです。日本のスーパーマーケットとほとんど変わりませんが、とにかく広い! 土地が余ってる国ですからねぇ(笑) 世界で6番目に広い(たしか、そうだと思いましたが)土地に、人口が2,000万人くらいだとか。最近は、移民するのは難しくなってきているらしいですが、「福島の方々、来ちゃったら?」という感じ。それはともかく、野菜のサイズも大きいので驚かされます。かぼちゃなどは、バスケットボールサイズ! 徒歩では、持って帰れないと思います。
 
見たことのない野菜もいっぱいあります。野菜自給率は、ほぼ100のようです。肉に関しては、豚とか牛とか鳥の絵が描いてあるので私でもわかりますが、野菜は名前が書いてあっても読めないし、どうやって食べるのか想像もつかないようなものがあります。かと思うと、日本では売ってないはずないという大根や長ネギなどの姿は見かけません。植物だから、その土地、土地によって収穫物が違うのは当然ですが、頼まれてもこれで和食を作ってあげることができるかなぁ〜。肉じゃが?
 



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2012/07/08  (日) 

バスでシティへ

オーストラリアはイギリス人が開発した(侵略した?)国なので、意外かもしれませんが、けっこう鉄道が走っています。しかしながら、今回、私が居候しているお宅は、シティからバスで15分ほど北の住宅街。どこへ行くにも、どうしてもバスに乗らなくてはなりません。パースのバスは、バス停はあるのですが、バスに向かって「乗るよ〜!」と手を振って合図をしないと停まってくれません。バス停でボーっと経っていると、バスは振り向きもせずに(笑)とっと通り過ぎてしまうのです。1つのバス停に行き先複数のバスが停まるという事情もあるのでしょうが、気持ちを汲んで……というのは通用しないんですねぇ(笑)
 
それでも乗るのは、手を振ればいいだけなので簡単ですが、問題は降りるときです。バス停には名称はなく、ナンバーが書いてある杭が立っているだけ。バスの車内には、降りることを知らせるブザーがついていて、次で降りたければそれを押せばいいのですが、車内アナウンスとか、そういうものが何もありません。つまり、自分の降りる場所の直前の景色を覚えて、「おっ、次だ!」と思ったらブザーを押す……乗る前に、バス停付近の景色を覚えなくてならないのです(-_-;; これは私が降りる予定の場所の手前の公園。なんの変哲もないじゃないの……。
 
シティに行くために、バス停まで行きました。日曜日なので、バスは平日の半分以下、30分に1本ぐらいしか運行しておらず、待ち時間が15分ほどありました。そこで、どうせなら、その辺を歩いて、帰りに降りる場所を確認しようと思い、バスの進行方向へ向かって散歩を開始。帰り用に道の対岸の景色をチェックしながら歩いていると、ほどなく次のバス停に到着。あまりに近いので、もうひとつぐらい歩こうかなと思っていたら、道の向こうから、自転車に乗ったおじさんが、何か叫んでいます。エッ? そのバス停にはバスは停まらない、もう少し先のバス停に行け! 「なんで?」なんて聞く英語力は持ち合わせてないので、とりあえず次のバス停に向かいました。
 
創造するに、スクールバスとか、なんか特殊なバスが停まるバス停で、日曜日に一般人が乗るバスが来るところではなかったんでしょうね。言われてみれば、来るバスのナンバーも書いてなかった……。今度はあわてて次のバス停に向かったわけですが、バス停の20メートルぐらい手前でバスに追い越されました(涙) 30分に1本ですよ! そのバス停では乗る人も降りる人もいなかったので、そのままスーッと通過。バスは手前を走っている人の姿なんかには無関心です。そりゃ、そうでしょう。
 
悔しいので、その次のバス停まで歩いてみたら、乗るはずのバスナンバーがありません。しかたがないので、前のバス停に戻って、待つことにしました。ちゃんと屋根のあるベンチがあって、来るバスがどこからでも見えるように壁には穴があいています。それがなくては、来るバスが乗りたいバスかを見極めて、合図を送ることはできませんものね。帰りに気づいたのですが、乗れといわれたバスは、ある種の「急行」で、その次のバス停は通過の停留所でした。各駅停車も走ってたのですが、それはもっと本数が少なかったので、戻って正解(笑)
 



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パース到着
アジアの食品