
クリスマスin July
オーストラリア全土にあるのかどうかは知りませんが、パースでは7月は冬のクリスマス月ということになっているようです。普通、クリスマスといえば、12月25日、この時期は夏のオーストラリアではサーフボードに乗ったサンタクロースがプレゼントを運んで来るなどという映像が、日本でもよく放映されています。しかしながら、北半球から移住してきた人がほとんどのオーストラリアでは、どうも寒くないとクリスマス気分ではないということらしく、7月を「X‘mas in July」と位置づけて、いろいろなイベントが行われるようなのです。
もっとも、非常にキリスト教色の強いU.S.Aとは違って、オーストラリアの人はあまり宗教に関心がなく、教会もほとんどみかけませんし、「無宗教です」と公言している人も少なくありません。むかし、外国人に無宗教だと言うと不審がられるので、とにかく「仏教徒です」と言っておきなさい、とモノの本で読んだことがあります。アメリカやヨーロッパはそうではあるかもしれませんが、オーストラリアでは胸を張って「無宗教です!」と言ってOKです(笑) というか、宗教については、ほとんど話題にはならないような。なってても気づかないだけかもしれないけど(-_-;;
さて、その「X‘mas in July」ですが、バーズウッドホテルではカジノのメンバー向けに「10ドルでカジノとランチ」という催しをやっています。しかも、往復のお迎えバスが無料で利用できます。私もメンバーになったので、権利があります(笑) というわけで、今日はカレンとバーズウッドのランチに行って来ました。ランチと言っても、帝国ホテルさんの言うバイキング、北欧ではスモーガスボードというらしいですが、こちらでは普通にブッフェと呼びます。つまりは、食べ放題で、10ドルと言えば約800円、しかもバス付き(15分ぐらいですが)ですから、さすがのカレンが行く気になったようです(笑)
カジノランチ行きのバスは、市内・近郊に10路線ぐらいあるようで、毎日、運行されています。一番近いバス停を探して、出発しました。専用バスは、なんとスクールバスの転用で、乗ってみると高齢者の方々ばかり(笑) たぶん、カレンと私が一番若くて、次に若い人は70歳を超えていたと思います。杖をついたり、車椅子だったりする人もいました。スクールバスというより、老人ホームの遠足みたい(笑) 平日の昼間のイベントですから、高齢者福祉の一環なのかもしれませんね。みなさん、すごく楽しそうでした。
ホテルに着き、メンバーズカードを見せて10ドル支払うと、バウチャーのようなものを渡されます。これを持ってカジノのカウンターに行くと、カジノでのお遊び代2ドルを現金でくれるのです。カジノで遊ばなければ、ランチ8ドルになってしまいます。私たちは時間が早かったこともあり、ちゃんとスロットマシンに向かいました(笑) しかし、私が1ドルでまごまごしている間に、カレンの2ドルが終わってしまったので、そのまま引き上げ、結局、私はランチ9ドル(笑) もう一つKENOというギャンブルの券が1ドル分ついてきて、カウンターで数字を言ってカードをもらうのですが、何が行われているのかわからないうちに、スタッフの人に「残念でした」と言われました(笑) ビギナーズラックはなし(-_-;;
ブッフェはスープ、サラダから、さまざまな煮たり焼いたりした料理、ターキーやローストビーフなど盛りだくさん。デザートも充実していて、飲み物もコーヒー、紅茶、ジュース、コーラなど、いろいろなものが飲み放題。ただし、アルコール類はありません。このときとばかり、食べまくりました(笑) 野菜スープがとてもおいしく、焼き立てを切り分けてくれるビーフやポークもおいしかったです。ターキーだけは、なぜかパサパサだったけど。デザートはケーキやなんだか甘そうなものがたくさんありましたが、自分で注ぐソフトクリームがさっぱりしてておいしかったです。トッピングのチョコレートがうまく乗せられなかったのですが、食べてしまえば同じです(笑)
お腹いっぱいになった後は、ホテルの庭とスワン川のほとりを散歩しました。西オーストラリア州のシンボル、ブラックスワンも気持ちよさそうに泳いでいます。しかし、どこまでが庭か公園か……。ここもやたらに敷地が広いです(^-^;)

英国人気質、かな
リビングのすみっこにガスストーブも発見したんだけど、スイッチを入れたことはないのでしょうか? 家の中でも手が冷たくなって、カップで暖めながら字を書いている状態なのに、ストーブに点火される気配はありません。文句を言ってるわけではなく、十分、言ってますかね(笑)、ここまでくると感心しちゃうという感じであります。ちなみに、いまいる部屋の電気は3つついている電灯のうち2つは取り去られていますし、スタンドにも電球は入っていません。リビングもダイニングも、いつも薄暗い感じなのですが、そこで普通に本を読んだり、字を書いたり……。目が悪くなるってことはないのかしら?
もっとも、こちらの家では蛍光灯というのをあまり見かけません。夜を昼間のように明るくするという発想はないのかもしれませんね。ソーラーで自分の家の電気をまかなっているからか、全然、電気をケチらない日本人の友人の家でもそうです。どこもかしこもバリバリ明るくしたがるのは日本的なのでしょうか?


似て非なるモノ

このいろんなお茶のティーバッグは、普通にその辺のスーパーでも売っています。私は、緑茶のティーバックを少し持ってきたのですが、これはその辺のスーパーのシロモノより格段においしくて、カレンに持っていかれてしまいました(笑) 日本のそこら辺のスーパーに売っているヤツなんですけどね。緑茶は、日本からの輸入でもなかなかおいしいものがないようです。お金を払うから、帰ったら日本からこのティーバックを送ってくれと頼まれました。いいけど、お金を取るわけにはいかないでしょう、やっぱり(笑)




「から揚げ定食を食べたときも、ご飯と味噌汁とから揚げだったでしょう」といっても、それはそれが「から揚げ定食」としてのワンセットで、日本人はおかずを取り替えながら、いろいろな定食を食べるのよと言っても、まったくわかった風はありません(笑) 食文化というのは、体験してみないとわからないものなのかもしれません。私も面倒になって、「あなたが日本食を理解するためには、一度、日本に来ないとダメだ」と言って締めくくってしまいます。カレンの返事は、いつも「いつか、行きたい」で、この話は終了です(^-^;

香取神道流
1週間ぶりに友人たちの道場にお邪魔いたしました。朝の早い時間は合気道の稽古、10時ぐらいからお昼過ぎまでは「香取神道流」という古武道の稽古をしています。朝は苦手なので、合気道はパス。古武道のほうだけ、見学というか、冷やかしというか、邪魔というか、端っこに座って、なかなか貫禄のある先生ぶりを発揮している友人たちの写真を撮ったりしていました。真剣なまなざしで木刀や薙刀を振るのは、オーストラリアの青年たち。そういえば、女性のお弟子さんは見たことがありませんが、いないのかしら?
お弟子さんたちのほとんどは、3年前にも見かけているような気がします。8年とか、10年とか、続けている方がほとんどなので、きっとお目にかかっているのでしょう。しかしながら、ハゲてるとかデブとか(^-^;)かなり特徴のある方々以外は、みな同じように見えてしまいます。みんな黒髪か、黒に近い茶髪の人ばかり……。武道にはまり込んだ外国人は、本当に徹底してはまり込むというような人が多いのだけれど、「そういえば、ブロンドで武道やってる人って、見かけたことがないかも……」とノリコ先生も言っていました。ブロンドには袴が似合わないからでしょうか(笑)
道場は、静かな住宅街の一角にあります。めったにクルマも通らない道に「トゥッ!」とか「ヤァッ!」とかいう気合が響くわけで……、知らない人が通りかかったら、びっくりするんじゃないでしょうかね。カレンの家からバスと電車で30分、歩いて10分という距離はちっとも遠いと思わないのですが、「えっ、また歩いてきたの?」と驚かれました。この辺の人たちには、クルマ距離なのでしょう。そういえば、電車に乗っているのは、子ども年寄り学生風が多いかもしれません。武道をやってるのなら、足腰を鍛えるためにももっと歩いたほうがいいですよ(笑)
稽古が終わった後は、先週と同じようにランチ。そして、アグーブーツの工場直営ショップに連れて行ってもらいました。2軒ほど訪ねたのですか、明らかに3年前より高くなっています。2割から、下手をすると1・5倍ぐらいになっているかも。「高くなっているよね?」とノリコ先生に確認すると、少し前までオーストラリアは非常に景気がよかった(いまはEU経済の影響を受けてあまりよくはないらしいですが)ので、人件費が高騰し、国内生産のものは高くなってるとのこと。どこかで聞いたような話ではありますね(笑)
笑いごとではなく、比較的、安価なアグーブーツを置いている店で聞いてみたら、安いのはメイド・イン・チャイナだそうです。材料はオーストラリアから行っているし、縫製も悪くないとお店の人は言います。それは、悪くはないでしょうが、オーストラリアに来てメイド・イン・チャイナを買って帰るというのもいかがなものでしょう(笑) 週末マーケット、工場直営ショップ、小売店、土産物屋、スーパーマーケットと、ありとあらゆるアグーブーツの店を見て回った感じです。そろそろ、どこで買うか、決めなくちゃ(笑)

フィッシュ&チップス
オーストラリアの名物料理といったら何でしょう? たぶん、何もなくて(笑)、旅行ガイドには「フィッシュ&チップス」と書いてあるかもしれません。つまりは、揚げた白身魚と日本風に言えばフライドポテトをざっくり大皿にのせたもの。大皿ではなく、新聞紙やら何やらの紙であることも多うございます。好みで、塩か酢か、両方かをかけて食べます。その「フィッシュ&チップス」を食べにフリーマントルという港町に行ってきました。州都のパースよりさらにスワン川を下った、本当に河口に開けた港町で、パースより街としての歴史は古く、歴史的建築物に風情があります。私の友人たちは、ここからバスでちょっと丘を登ったところに住んでいますので、フリーマントルに関しては、実は家主のカレンより、私のほうが知ってるかも(笑)
ところがフリーマントルに行ってみると、昨日のコテスロー散歩仲間のおばさまたちが……。そのひとりが、なんとフリーマントルの街中に住んでいる人でした。彼女、シーラの家に上がりこんで、ひとしきりおしゃべり。3人が、ですよ。私は相変わらず、無口で耳の遠い日本人ですから(笑) もっと若いと思っていたのですが、もう孫がいるそうです。いろいろ写真を見せてもらって、10歳年上の兄が78歳になると……。これで、歳がばれちゃいましたね(笑) 家主のカレンのお友だちは、けっこう高齢者が多いようですが、それは昼間から海岸を散歩する仲間って、退職者か専業主婦ぐらいだと言われれば、その通りかもしれません。
42歳になる息子がやっと結婚したといって、結婚式の写真をいっぱい見せてもらいました。そして、息子が幸せそうでよかったけど、寂しいといって涙を流し、みなさん、もらい泣きで、「寂しくても、親にとって子どもの幸せが一番だから……」と。早くから子どもを独立させて、独身でも同居という形はとらない西洋人たちなのに、案外、ウェットなんだなぁ〜と妙に感心してしまいました(^-^;) ひとしきり話が終わったところで、街へ。なんというか、主婦(未亡人や離婚人だから、元かもしれませんが)軍団、裏通りのスーパーマーケットが安いといって野菜を買い込み、セール中のブティックがあると必ず中に入って物色し……、服に興味のない私も付き合って値段を見たり。基本的にデフレ状態にある日本のほうが、服は安いように感じられます。
野菜や肉はほぼ日本と値段はかわらないと思いますが、何もかも大きくて、大きさの分だけ、こっちが勝ち?(笑) パプリカの中にりんごを1個紛れ込ませて写真を撮ってみました。パプリカは、おとなの握りこぶしより、ずっと大きいです。ナスも両手を合わせても隠し切れない大きさですが、唐辛子って……、あまり辛くはないのかもしれませんが、ほんとに大きい! カブが売ってるのかと思えばマッシュルームだし、暖かいと植物もきのこも大きく育ってしまうのでしょうか? そういえば、寒い地方が産地のアスパラガスは、妙に細くて短いものでした。
やっとランチ。一番有名なお店は海に張り出したテラスの上で、かもめを追い払いながら食べる店(笑) 実は、私はここへは2回ぐらい連れてきてもらったことがあります。今日も大盛況で、テーブルは満席です。シーラは、こっちの店のほうがすいていると言って、スタスタと通り過ぎ、別の店へ着陸。しかしながら、満席とガラガラ、お味のほうはいかがなもん?(笑) とは、思いますが、しょせん油で揚げた魚とポテト。味付けもないわけだし、どっちにしても「すごくおいしい!」というほどのもんでもありません(^-^;) オーストラリア独自の食文化ではなく、英国人が持ち込んだ英国の食文化だと言われていますが、ちなみに子ども時代は英国で育ち、長じてオーストラリアに移住したというシーラは、英国ではほとんど食べないと言っていました。
帰りに再び街をブラブラして、本屋さんに立ち寄り、ちょっと驚きました。店内にテーブルと椅子がたくさんあり、どうも座り読み?OKなようです。それどころか、コーヒーとケーキまで売っていて、コーヒーを飲みながらの座り読みもできる模様。買った本を読んでいるのかと思ったら、売っている本でもいいらしいのです。太っ腹というのか、なんというのか……。コーヒーをこぼしたりした場合どうするのか?と、あわてものの私は考えるわけですが、無口で耳の遠い人なので、質問は控えました(-_-;;