ある小説の中に、世界を旅して「何を祀ってあるのかわからないんだけど、地元の人が拝んでいるものには手を合わせることににました。そうしたら、なぜか商売がうまくいくようになったんですよ」というフレーズがありました。SFだし、本筋とはまったく関係ないんだけど、心に残った一節です。そんなわけで(どんなわけで?)、日々の何気ないできごとを綴ってみようかと思います。
2012/08/05  (日) 

あづ〜

あつい、まで発音できなくなるほどの暑さですねぇ。気温もさりながら、とにかく湿度が高くて、肌のべとつきがより不快感を増長させるという感じです。家を出たのは午前中だったのですが、すでに日陰を求めて遠回りするような具合です。今日は、成城で先輩とランチ。すっかりご馳走になってしまいました。食事の後は、涼しさを求めて、小物や服の店をフラフラしたのですが、さすが成城といいますか、私の住んでる田舎町に比べれば、すぐ近所なのにおしゃれ度はまったく違うという感じです(笑)
 
おしゃれ度も違いますが、価格のほうもだいぶ違う感じで……。この辺りが地元の先輩は、日常の買い物は祖師谷商店街に行く人も多いと行っていました。とはいうものの、日常の食品でもカートに山のように積み上げて、ん万円単位でお買い物をしている奥様方もお見かけするので、やはり天下の高級住宅街の一つではあります。
 
そう高いビルではありませんが、けっこう見晴らしがいい屋上ガーデンに連れて行ってもらいました。カフェのテーブルも出ていましたが、夏の昼間は文字通り炎天下という感じで、誰も座っている人はいません。私などが座れば、5分ぐらいで立派なチャーシューになりそうです(-_-;) 遠くまで見えそうでも、夏の空気はどこかぼんやりしていて、遠く山も暑そう(笑) 涼しくなったら、快適なテラスになりそうです。
 
お茶は、成城風月堂で。この街はケーキや和菓子など、自信満々という店がかなりありますね。私は、あまり甘い物は好まないので情報不足ですが、ケーキやパンなどで有名なお店も多いらしいです。風月堂はここが元祖だとかで、ちょっと年配のお客さんが多かったかもしれません。喫茶は2階で、1階ではお菓子を売っています。ここの窓辺に座ると、帰りのバスが来るのが見えるという……利便性で選んだのですが、ハイビスカスティーはおいしかったです。ベリーのパフェもおいしそう。
 



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2012/08/03  (金) 

オタキュ?

帰りのパースの国内線の待合室で、大きな声で電話をしている男の人がいました。青年というよりオジサンなんだけど、しきりと「ジャパニーズなんちゃら……」と言っているので、ついつい聞き耳を立てると、どうやら漫画の話をしているらしいのです。すばらしいとか、おもしろいとか言っているのですが、マンギャがマンガだとわかるまで、すごく時間がかかりました。やつらは「ga」という字を「ガ」と読めないで、「ギャ」になってしまうみたいです(笑)
 
おもしろいので、本を読んでいるフリをして、さらに耳をダンボにしてました(この表現もかなり古いですが)。すると、こんどは「オタキュ」の連発。さて、オタキュとは、なんだろう? マンガに関係しているらしい……。そう! オタク!(笑) 「ku」もダメなのでしょうか。ク、は行けそうな気がしますが(^_^;)
 
これはパース空港、シドニー行きのゲート前で、日本へ向う飛行機の搭乗口の話ではありません。フランス人が日本のコミックが好きという話を聞いたことがありますが、オーストラリアでもオタクはけっこう有名なのでしょうか? しかも、話していたのが若い人ではなかったというところに、ちょっと驚いてみたりしたのでした。
 



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2012/08/02  (木) 

さっそく浜スタ(^_^;)

まだ、トランク開けっ放しの状態で、今日は浜スタへ出動(笑) ずいぶん前からの約束で、チケットも貰っていたので行くしかないと。それにつけても暑い一日で、西日の当たる町内会の席で、熱中症になるのではないかと……。ペットボトル2本の水を飲みました。今日はカープ戦で、今年はどうにもカープに分が悪いようです。昨日は、フタケタ得点を許し、打つほうは前健に完全に押さえ込まれたという悲惨な結果。今日も初回から1点を献上し、どうも勝つ気がしませんなぁ〜と、町内会メンバーもだれ気味でした。
 
ところがタイムリーエラーをいただいちゃって、なんと逆転。その後、追加点まで挙げて5対1。奇跡の勝利が見られると思った9回表に、ベイスターズのクローザー(ということになっているらしい)山口くんが、カープの代打會澤くんの顔面にストレートをぶつけちゃって……。彼は倒れこんだままピクリとも動かなくなり、大変な事態に。タンカをもってきたものの動かせない状態らしく、最終的には救急車がグランドに入ってきて、時間をかけて乗せて行きました。30分以上かかったのではないでしょうか。試合中にグランドに救急車が入ってくるなどという事態は、観戦歴50年以上を誇るオジサマたちも、年間100試合以上観戦を何年も続けている兄さんもはじめて見たとのこと。史上初ではないかもしれませんが、まず、めったに起こるできごとではありません。
 
上から見ていると、ヘルメットが左に飛び、倒れたときに右足が痙攣していたように見えたので、もしかして脳を……と思って、みんなすごく心配していました。帰ってきて、スポーツニュースで鼻骨骨折で生命には別状ないと知り、ホッとしたところ。しかしまあ、コントロールが悪くて球が速いというピッチャーのデッドボールは凶器ですね。投げたのはストレートだったように見えましたが、ストレートでここまで外れるか?という感じ。コントロールが悪いにも程がある! 危険球退場は当然ですが、針の穴を通すコントロールを会得するまで、マウンドに戻ってくるな、という感じがしました。會澤くんが無事だったからよかったけど、勝っても観客の心臓にも悪い!
 



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2012/08/01  (水) 

帰国日は朝から雨

いよいよ帰る日がやってきました。武道の先生たちは早朝から仕事に出かけて行っちゃったので、私は自力で空港まで行かなくてはなりません。最初は、タクシーを呼んでもらおうかと思ったのですが、ピックアップバスがあるということで、それを予約してもらいました。どかのバス停に集合するのかと思ったのですが、小型バスに荷物用のトレーラーを引っ張っているこの空港バスは、なんと各家まで迎えに来て、荷物ごと拾ってくれるのです。料金は、タクシーの半額程度。帰りも家まで運んでくれるそうです。便利ですねぇ。
 
友人の家を出て、道端で待っていたのですが、時間になってもバスは来ません。家の鍵はもう返してしまったので、電話もかけられないし。私が1番目の客だというのに、遅れるということがあるのかなぁ〜と心配になりました。いざとなったら、どこかその辺の家に駆け込んで、タクシーを呼んでもらうしかないのでしょうか。と思っていたら、定刻15分遅れでバスがやってきました。10分や15分でばたばたするなってことでしょうが、電車が3分間隔できちんと定刻に来る国の住人なもので、この時間に大雑把という風習にはどうしてもなじめません(笑) 普段の生活では、自分も相当、大雑把なのですが(^-^;)
 
普通に生活している中で、待ち合わせとかに大雑把なのはまったく自分もその通りなのですが、相手は飛行機ですよ! もし、これに乗り遅れたら、帰れなくなるじゃない! と思うとやや焦ります。しかし、ご心配なくという感じで、パース→シドニーの国内線もしっかり45分の遅延でした(笑) バスドライバーもその辺のところ、読んでるのかもしれませんね(^-^;) しかも乗客が乗ってから30分ぐらいは泣かず飛ばず……という状態でした。シドニーで国際線に乗り換えなければならないのですが、乗り継ぎにはすごく時間があきます。何時間も何をしていればいいのだ?と思ったところですが、この、わりと日常的に「遅れ」のある交通機関の様子を見ていると、逆にぎりぎりの乗り継ぎなんて危険ないっぱいということになりそうです。パースとシドニーは、同じ国の中で2時間の時差があり(日本とは1時間なのに!)、遅れも計算すると、結果的に乗り継ぎは「ちょうどいい」ぐらいの待機でした(笑)
 
しかしながら、帰りの飛行機はなんと小学生の団体と同乗。日本人です。どういう団体かわかりませんが、何か夏休みの行事ですかね? 40人ぐらいいました。その後には中学生らしきが50人ぐらい(-_-;) 行きは高校生、帰りは小学生……。でも、団体さんは後のほうの席で、私は早い時間にパースですでに席を取ったこともあり、カンタスのやさしいおねえさんが、何も言わなくても前のほうの通路側をとってくれたので、搭乗口以外で団体さんに出会うことはなく、まあ、快適……と、いいたいところですが、満席で、となりの中国人女性がすごいおデブさんで……(笑) けっこう縮こまって一夜をすごしました。



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2012/07/31  (火) 

SUSHIだらけ

小さな町というか、どんなに小さなショッピングセンターに行っても、たいてい「SUSHI」の看板があります。そういう意味では、日本よりずっと寿司屋の数は多いと思いました。が、しかし、この「SUSHI」は鮨とは似ても似つかないものです。海苔巻き……のようでもありますが、海苔を使っていないもののほうが多く、つまりはライスのかたまりに何かがトッピングされていたり、何かをロール状にライスで巻いたものは、みんな「SUSHI」です。これが「すし」という認識だとすると、「和食を文化として保護しよう!」なんて声が上がるのも納得という感じです(笑)
 
カレンからも「スシはつくれないのか?」と聞かれました。本当の日本のスシは、職人芸術だから、普通の人に作れるものではないと説明しておきましたが、あまり納得してなかったみたい(笑) いわゆるコックさんとは違うということが、なかなかわからないようです。鮨は武道だって言ってやろうかと思いましたが、また誤解の上に誤解を積み上げることになりかねないので、やめておきました(^-^;)
 
日本の食べ物は、オーストラリアに限らず、外国人にも人気が高いようです。日本の食べ物というより、食の文化としては、アジアの勝ちという感じではないでしょうか(笑) 中華料理はバリエーションも豊かで、やはりおいしいですし、韓国料理も、ベトナム料理も、タイ料理も……。それぞれ好みというモノはありそうですが、食が文化になっているような気がしました。ヨーロッパでもイタリアやスペインの料理は、おいしいと思います。南ヨーロッパは、農産物も海産物も豊かだからでしょうか。行ったことはないですけど(^_^;)
 



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ワンコと休日
鬱陶しい夏