ルクソール
日本とエジプトの時差は7時間。夜に成田を出発した飛行機がカイロに着いたのは早朝で、そこから国内線に乗り換え、ルクソールに着いてもまだ午前9時です。飛行機に乗れば爆睡という私でも、なんとなく疲労感が残り、えーっ、これから1日が始まるの?という感じです。ホテルにアーリーチェックインさせてもらって、一休み。お昼頃、ランチにでかけていくことにしました。昼間は日差しが強くて、さすがに暑い! しかしながら、湿度が低いので、日本よりはしのぎやすい暑さです。
ルクソールは半年前に一応の観光はしているので、今回はブラブラ街歩きがメイン。エジプト人日本語ガイドのミナさんとエジプトに100回ぐらい来ているのではないかと思われる職業は添乗員のゴーちゃんと一緒ですから、ほとんどジモティのように歩いています。遺跡を横目で見ながら、ファストフードの店でランチ。スパイシーなチキンライスとポテトはおいしかったけれど、量が多くて……半分、食べるのがやっとでした。
その後、前回は行かなかったルクソール博物館へ。ミナさんが突然、職業意識に目覚め、たくさん説明してくれました。しかし、歴史のスケールが1000年単位なので、覚えられない(-_-;; この博物館にも完全に保存されたミイラが2体ありました。エジプトでは、どこへ行ってもミイラに出会うことができますね。エアコンの効いている博物館でしばし涼んで、ラマダン明けのお祭りでにぎわう街へ。3日間のお祭りの今日は最終日ということで、街の広場に突然、遊園地が出没したりして、子どもたちが楽しそうに遊んでいます。家族連れで食事を楽しんでいる人たちもいっぱい。
夕食は、エジプトの国民食ともいえる「コジャリ」をいただきました。米とパスタ、豆を混ぜたような食べ物で、ちょっとスパイスを加えたりしながら好きな味にして食べます。おいしいと評判の店に連れて行ってもらいました。満席! ちょっと待つとお店の人が席を作ってくれました。観光ツアーだとなかなかこういう店には立ち寄れないので、思いっきりキョロキョロしてしまいました(笑)
その後はスークを歩いて、水タバコの楽しめるカフェへ。ん? この店は、この前も来たような。やっぱり同じ店でした。有名なカフェらしいです。ミントティもおいしい店です。ゆったり気分でスークをブラブラ。観光客が減少しているので、どの店も商売は大変なのだとか。でも、ごめんなさい。私は買い物の趣味がないのです(^-^;) でも、見るだけで楽しいのがエジプトの市場です。ルクソール神殿や王家の谷はライトアップされていて幻想的。街は若い女性のグループや家族連れも談笑しながら歩いており、基本的に治安には問題がなさそうです。
忘れ物名人
電車に乗って向かった先は成田空港で、本日の夜行で再びエジプトに行ってきます。いま空港ロビーで時間つぶし中(笑) 何人かの親しい友人に「行ってきます」メールを%
京王線切り替え完了
しかしながら、「変わった」という情報が入っているのに、「どう変わったか」という情報がない場合、なんとなく「早めに行かなくちゃ」的な不安にかられるものですね(笑) 豊臣秀吉でもあるまいに、一夜にして駅ができたり、消えたりするわけでもないでしょうから、きっと形状としては変わらぬ駅がそこにあるのだろうと思います。乗り場の案内表示だけが変わって。でも、いまある仮設の駅がなくなって、向こうが見渡せるようになったら、ずいぶん景色が変わるでしょうねぇ。
納涼パーティ
今日の納涼パーティのテーマは、「京王線地下化記念パーティ」だそうです。京王線沿いにあるお宅なので、地上駅を使うのは今日が最後という記念。つまりは、♪1月は正月で、酒が飲めるぞ〜♪のノリです(笑) なにかにかこつけて、集まって飲もうという……、すばらしい習慣です。それとは知らず、ワインを下げて京王線の踏切を渡ろうとしたら、カメラ持った人がいっぱいいてビックリ。これがウワサに聞く「撮り鉄」という方々ですか(^_^;) 通り過ぎるパトカーに「踏切内に立ち止まって写真を撮らないでください」って、怒られてました(笑)
この踏み切りは、ちょうど先がカーブになっていて、上り電車を撮ろうとすると、正面と一緒にいい具合に車体が写り込むようです。だから、人が集まるのでしょう。地上を走る最後の京王線……といっても、仙川あたりから西調布とか、相模原線の京王多摩川までの3〜4キロの話で、地上を走っている京王線は、まだ、いつでもどこでも見られますって感じ(笑) ただ調布駅近辺をあっちへちょろちょろ、こっちへちょろちょろしている者たちにとっては、踏み切り待ちがなくなるのが何よりのご馳走。最初に話を聞いたときには。2012年なんて、ずいぶん先の話しだし、もうクルマなんか乗ってないかもしれない……とさえ思ったのですが、できてしまえば踏み切りなしは本当に便利になります。もちろん、歩いて向こうに渡るのも楽になりますね。
パーティの帰りに、みんなでゾロゾロと出てきて、わざわざ駅まで行き、まだ終電ではないとはいえ、ラストランに近い電車と一緒に踏み切りの前で記念撮影をしました(笑) こう暑いと、ばかばかしいことででも楽しまないと融けてしまいます。
三谷文楽「其礼成心中」
三谷文楽と冠がついているのだから、一般の文楽とは違うのでしょうが、そもそも文楽を見たことがないので、比較もできません。義太夫というでしょうか、その語りに「カミングアウト」とか「のうてんき」とかいうセリフが出てくるのですから、明らかにこれは古典の文楽とは違うものだということはわかります。和製英語や現代語が、義太夫の語りで語られるのですから、これはかなりおもしろかったです。
前から5番目の真ん中に近い席だったので、人形の表情もよくわかりました。実際には人形なので、最初から最後まで同じ顔をしているはずですが、4〜5人で操作されている人形は、動きによって「それなり」に表情も変わっているように見えるから不思議です。三味線が4人(4棹とでもいうのでしょうか)、語り手が3人(主としてふたり)でした。それで2時間、語り続けるというのもすごい! 方っている大夫さんたちの表情もけっこう愉快です。
古典芸能とは縁遠いところにいる人たちでも、なるほど文楽とか人形浄瑠璃みたいなものをたまには見てみようかしらと思わせる……三谷幸喜さまの狙いは当たったというべきでしょう(笑) なかなか楽しいパルコ劇場になりました。