着物はやっぱり難しい
着物を着てみよう! なんて、深くは考えずに始めたわけですが、いやぁ〜、日本の民族衣装はなかなか難しいということを再発見。振袖を着るわけではないし、昔の人は毎日、着ていたものだと思うのですが……。逆に、振袖などと違って、きついとか、苦しいということはありませんでした。ゆったり着て、背筋は伸びる感じで気持ちがいいということもあります。
しかしながら、日々、ジーンズで生活している身にとっては、歩くという動作に考えさせられるものがありました。ちょこちょこ足を運んでも格好がつかないし、当然、大股でスタスタというわけにもいきません。これは、歩き方から練習が必要だなぁと……。自分でさっさと着られて、普通に歩ける日はくるのでしょうか?(笑)
風向き
技術大国日本をウリにするならば、巨大な扇風機でも作って、送り返してやったらどうかしら、などと思ってしまいます。空気清浄機や空調設備などの技術供与をするようですが、相手は日本から来た汚れた空気だなんて言ってるみたいで(-_-;) やらなきゃ、こちらにも災いがあるのだけれど、やってやるのも業腹みたいなところがありますね(笑) これから黄砂とともにいろんなものが飛んできそう……。黄砂は、関東でも観測できるというか、私のクルマの上にも積もったりするので、油断ができない季節を迎えそうです。って、いったい何をすればいいのでしょう?
ニュートンのリンゴの木
昨日、神代植物園でニュートンの家の庭からきたというリンゴの苗木を発見しました。ニュートン宅から直接、ここに来たわけではなく、接木して増やしたものを小石川植物園で育て、そのお裾分けが神代植物園にも植えられたということらしいです。ニュートンは、リンゴの実が木から落ちるのを見て万有引力を発見する糸口をつかんだという話は有名です。しかしながら、私は勝手にこれは都市伝説のようなもので、ホントにニュートンさんチにリンゴの木があったなどと想像したこともなかったので、驚きました(^_^;)
まだ、私の背丈ほどのひょろひょろした苗木ですが、大きくなったらここにも実がなるのでしょうか? それが落ちるのを見た大天才が、また新しいことを発見する糸口になるかもしれませんね(笑) 物理学は、学問となるとまずチャレンジする前に難しそうに感じてつい敬遠してしまいますが、けっこう身近なものなのかもしれません。むかし、父親からビリヤードがうまくなりたかったら物理学を学べと言われたことがありますが、結局、物理ともビリヤードとも無縁の人生を送っています(笑)
蕾ばかりの梅
運動不足が続いていて、天気もよかったので、ずいぶん久しぶりに神代植物園に行ってきました。そろそろ梅が咲いている頃かなぁ〜と思ったのですが、ちょっと早まったみたいで、まだまだ蕾。日当たりに関係があるのでしょう、ふっくらとふくらんでいる蕾もありましたから、来週末あたりには見頃を迎えるかもしれません。とはいえ、明日からはまた冷え込むという予報も出て、来週にはまた雪の可能性もあるということなので、もう少し遅れるかもしれませんが。長野では里に降る雪は「かみゆき(字は神雪かな?)」と言われ、春の兆しと見るそうですから、東京に降る雪もきっと春の兆しに違いありません。
梅はまだですが、黄色のローバイは真っ盛りでした。黄色の色が濃いのは「リシンローバイ」、色の薄いのが「ローバイ」と表示されていました。蕾はつけているものの全体に枯れ枝のように見える梅園と常緑樹の緑が少し見られる程度の庭園に鮮やかな黄色が生えています。神代植物園は、ローバイは少ないので、目立ちます。花らしい花と言えば、あとは1本だけ地味な赤い花をつけているマンサクだけでしたから。
端っこのほうで、早咲きのような白い梅を発見。趣味の写真のグループらしき中高年というか、むしろ高年のみというか、の、団体さんが取り囲んでいて、なかなか写真が撮れません(笑) トシをとると空間認知力が落ちるといいますが、空間占有認知力も下がられるようで、後で、その枝を撮影しようと待っている人が数人いることをまったく考慮せず、花のアップを狙って枝に張り付いている方々が数名。人が入らない写真を撮るのは至難の技という状態になっていました。私も1年、1月、1日、1分、1秒……どんどんトシを取って、その領域に近づいているわけで……、「ああはなるまいぞ」と思ったのですが、きっと知らず知らずにそうなって行くのでしょうねぇ(-_-;)
冬の植物園は、茶色とベージュと少しだけ深緑の世界。せっかく来たのだからと、ふらふらと散歩をしてみました。この時期の平日に訪れる人は少なく、とても静かです。あと2ヵ月も経たないうちに芝生は緑になり、桜をはじめ、色とりどりの花が咲き乱れるのだろうと思うと、不思議な気分です。また、バラの咲く頃に行ってみようかと思います。
意欲的な人
60歳で大学病院を退職したあと、「英語を勉強する」と決意して、半年の語学留学を3回ほどなさいました。半年は海外にホームステイ、半年は日本で学校というかたちで3年間、続けたことになります。私は、その頃、何かやりたいことがあっても、もう若くないしなぁ〜とか、学生の頃なら……、などと言い訳をして何もやろうとしていなかったので、60歳を過ぎて英語に挑戦したという話にガーンと殴られたような気がしました。やりたいと思ったことは、なにごとも遅すぎるということはないのだ、と。「記憶力が衰えてねぇ、ずっとエレメンタリーなのよ〜」と言いながら、それでも勉強をし続けている姿勢はすごいと思ったのでありました。
この方は身体があまり丈夫ではなく、とくに足が悪くて、4本足の杖を手放させないという状態ですが、昨年の秋には、ロンドンに出かけ、大英博物館をじっくり見てきたという連絡をもらいました。道に迷ったとき、ちゃんと英語で道を聞くことができ、ことなきを得たとか。エレメンタリーはご謙遜で、実はけっこう達者なのでは?(笑) 「残された時間はもう少ないから、そろそろ遺品整理に取りかかろうと思うんだけど」という電話だったのですが、それでも「エジプトはいつ頃、行けるようになるかしらね?」と意欲的。この前、ついうっかり、「いつでもご案内しますよ〜」なんて、言っちゃったから(^_^;) さまざまな理由で、一緒に旅行することはないだろうとは思いますが、彼女が「行きたい!」と本気で思ったら、私にお構いなく、きっと行ってしまうでしょう(笑)
日々、だらだら暮らしている私にとっては、ある意味、刺激になる方。声を聞いただけで、叱られているというか、叱咤激励されているような気分になります。いい加減、だらだら生活をやめて、私も背筋を伸ばした人生を歩みたいなぁ〜と。まあ、これは夢想するだけで、いつも喉元を過ぎれば忘れちゃうのですが(-_-;)