春めいて
かなり久しぶりに井の頭公園を横断しました。乗りたいバスが目の前で行ってしまったので、ある意味、時間つぶし(笑) 利用できる路線は他にもあるのですが、一番近いバス停のある路線は、本数が少ないのです。考えてみれば、ちょっと遠いバス停で下りれば、公園を歩くのと同じくらいのウォーキングはできるわけですが、そこまで頭がまわりませんでした(^_^;) それに、ただ舗装された道を歩くより、公園を横断するほうが気持ちがいいのも確かです。
今日は、天気もまあまあよく、暖かくもあったので、公園は家族連れなどでにぎわっていました。そうか、まだ春休みなんだ! どおりでバスや電車の中にうるさいガキが……と、正直に言ってしまうと白い目で見られるかもしれませんが(笑) カップルで乗ると必ず別れるという伝説を持つ池のボートも家族連れなら別れる心配はない(?)からか、水上から最後の桜を楽しんでいるようでした。お互いによくぶつかりませんね、というくらいボート密集状態です。
散り行く桜にばかり目が向いてしまうのですが、実は春はこれからが本番。あちこちで青葉が芽をふき、いろいろな花が咲き始めています。それに、ずいぶん日が長くなったなぁと感じます。公園を通ったのは午後4時頃でしたが、まだ日差しが十分あり、夕方という感じはしません。ちょっと前までは5時といえば暗くなっていたのに。季節の流れをはやく感じるのはトシをとった証拠?(笑)
公園を抜けたバス停で時刻表を見ると、乗りたいバスの到着まで5分足らず。間もなく目的地行きのバスが見えたので、何も考えずに乗ってしまいました。しばらくは気づかなかったのですが、「あれ? いつもの角を曲がらない……」。結局、違う路線に乗ってしまったのです。バカみたい(笑) 遠いほうのバス停から帰るハメになりました(-_-;)
強風で
遠山の金さんではないけれど、強い風に吹かれて、本当に桜吹雪でした。道路はまるで雪が積もったような様子。桜並木を歩いていると頭や肩に花びらがたくさん舞い降りてきます。また、舞い散っていくのですけれど。これではもう木に咲いている花はいくらもないのではないかと思ったのですが、まだまだ根性のある花びらがたくさん残っていました(笑) 気温が低いせいか、今年の桜花はほんとうに長生きしています。枝をよく見ると葉っぱもずいぶん増えてはきていますが、今日のところは花びらの判定勝ちというところ。あと数日で、今度は葉桜のさわやかさを楽しめるようになるのかもしれません。
試合散らしの雨
昼間はたしたことはないのだけれども、やはり傘は必要というくらいのはっきりしないお天気でしたが、夜になって雨足が強くなってきたようです。今日は、横浜スタジアムのホーム開幕試合で、「やるのかなぁ、やらないのかなぁ」と落ち着かない気分で過ごしていました。だいたいの天気は、東京も神奈川も変わらないのですが、雨の強さは内陸と沿岸部では大きく違う場合もあります。昼過ぎに買い物に出て、帰って来てチェックをしたら雨天中止が決定していました。
小雨の中、凍えながら試合を見るより、きっぱり中止にしてくれたほうがありがたいは、ありがたいのですが、今日はある意味、特別な日ですからねぇ。ホーム開幕セレモニーもあるし。せっかくチケットをいただいていたので、残念。セレモニーは順延かもしれませんが、明日もできるかどうか微妙な予報です。明日のチケットはないので、どうでもいいのですが(笑) 花散らしの雨は、ベイスターズにとっては試合散らしの雨になりました。 桜もだいぶ散らされ、葉っぱが目立ってきましたね。夜半の雨で、明日はすっかり花が落ちているかもしれません。
花冷え
花冷えという言葉がありますが、今日は本当に寒かったですね。お天道様もほとんど顔をださなかったので、どんよりした1日でした。それでも思ったほど雨は降らず、花散らしの雨ということはなかったようです。桜はまだまだお花見に耐えられるレベルですし、葉っぱもあまりはっきりと姿を現してはいません。幹から直接、咲いている花は葉に彩られ、かえって可憐に見えました。そして、そろそろ菜の花が咲き始めています。まだ、顔を見せている程度で、群落で咲いているところは少ないのですが、もう少しすると桜のピンクと菜の花の黄色の春らしいコントラストが見られるようになることでしょう。
花いかだ
今日のような寒さを花冷えというのでしょうか。再びヒートテックを引っ張り出しそうになりました。上着は、薄手ではありますが、ダウンジャケットです。野川の桜は、まだまだ大丈夫そうなのですが、水面を見ると花びらがたくさん流れ、澱みにたまっています。こういうのを「花いかだ」というそうですね。森田さんのN天で教えてもらいました(^_^;) ピンクの花びらが集まっているのは、それなりにきれいです。しばらくしたら、汚い風景になるのかもしれませんが(笑) ライトアップされているときの水面にも花びらは流れていて、それもなかなかファンタスティックでした。
ひらひら花びらの舞う中、昼過ぎに探索に行ってみたのですが、この寒いのにシートを敷いてお弁当を広げているグループやカップルもちらほら。お花見は今日が最後と天気予報が言っていましたからねぇ。どうしても今日はお花見をしなくては! という固い決意を感じました(笑) 歩いていても寒いのですから、座っていたらもっと寒いはず。たぶん、そそくさとお弁当を食べ終わって立ち去ったのではないかと思います。暖かいコーヒーショップにでも逃げ込んで、食後のお茶だったかもしれませんね。
ほぼ同じ場所、ほぼ同じ角度で、昼間とライトアップ時の写真を撮って比べてみるのもなかなかおもしろかったです。野川のライトアップは、普通の照明ではないので、本当にくっきり、はっきり花びらが照らされます。つまりは、昼間の風景のバックをすべて墨で消して、桜だけを浮き立たせたようになる
のですね。緑の草木をバックにしたピンクもきれいですが、背景が黒というのも絵画的かもしれません。まだ葉っぱが少ないので、葉桜を楽しむのはもう少し先の話になりそうです。開花から葉桜まで、桜を骨までしゃぶるという感じで、これが日本的ってものです(笑)