急にムシムシ
山本亭
小岩菖蒲園から柴又帝釈天まで足を延ばしてみました。菖蒲園から歩くと3.2キロとのこと。ちょっと厳しいなぁということで、タクシーを捜すことにしました。貧乏人はバスで行け!というところですが、バス停も路線もまったく不案内で、どっちの方向へいけばいいのかもわかりません。菖蒲園は江戸川の河川敷なのでクルマの姿もなく、とりあえず広い道に出ようと蔵前橋通りまで行きましたが、待てど暮らせど1台のタクシーも通りかかりません。平日の昼間って、こんなものですかねぇ(-_-;)
と、ガソリンスタンドで洗車をしている個人タクシーさん発見。あと5分で終わるということで、なんとお掃除中のクルマに載せてもらって待つことに。なんでもお願いしてみるものですねぇ(笑) ラッキーな結果で帝釈天に。今回は、ちょこっとお参りだけして、裏にある山本亭でのんびりすることにしました。私は帝釈天を訪れたのは初めてで、ここに山本亭という甘味処があるのも初めてしりました。抹茶やあんみつ、ところてんなどが用意されていて、緑豊かな庭園を眺めながらゆったりとした時を過ごすことができます。
この建物は、カメラ部品の製造会社山本工場の創立者山本栄之助の住宅として建てられたものを1988(昭和63)年に葛飾区が買い取ったものだそうです。木造瓦葺きの二階建てで、外から見るとちょっと古びた民家という感じ。地下室、土蔵、長屋門などもあるそうです。庭園は、縁先近くに池泉がある書院庭園というスタイルだそうです。床の間や飾り棚のある広い畳の部屋に座テーブルがしつらえてあり、ここでゆっくり和風のおやつを楽しむことができます。この日は、お客さん数人という状態だったので、フラフラとお屋敷中を歩き回り、あちこちを見物させていただきました。
ゆっくり、といってもそれは平日の午後だったからで、週末などはテーブルにきっしりお客さんという状態で、なかなかゆっくりもできないようですけど。入場料100円、喫茶が500〜600円。静かな平日には、しっとり濡れた菖蒲も咲く庭を堪能できて、許されるなら本でも読むか、昼寝ぐらいしたいところでした。玄関近くには暖炉のある洋間もあって、大正末期から昭和の始めにかけてのお金持ちの邸宅の典型であるらしいです。
近くには「寅さん記念館」というのもありましたが、昭和の名作にあまり憧憬が深くないので、今回はパスさせていただきました(^_^;)
小岩菖蒲園
月に1度のクリニック友だちとの城東地区探索。今月は小岩菖蒲園に行ってきました。堀切菖蒲園は有名で、以前に行ったこともあったのですが、小岩菖蒲園というのがあるのは知りませんでした。テレビの情報番組か何かで「菖蒲祭り」をやっているという話を小耳にはさみ、絶好のタイミングでした。江戸川の河原ちかくに、たくさんの菖蒲が植えられていて、小さなスペースではありますが、散策にはちょうどいい感じです。
入場料もとっていないので、近所の少年たちがザリガニとりに来ていたり。観光化されている堀切より、のどかで人も少なく、のんびりした気分に浸れます。菖蒲にはそれぞれ名前がつけられているようですが、シロウトにはみんな似たような花に見えてしまって(笑) そういえば、アヤメと菖蒲の違いは……というのも、以前に解説を読んで「なるほど」と思った覚えはありますが、内容はすっかり忘れてしまいました。学習能力ゼロです(-_-;)
そんな専門知識はわからなくても、「わぁ〜、きれい!」でいいかと(^_^;) 水の中に花を咲かせている菖蒲や睡蓮はいいものの、近くに咲いていた紫陽花は、降水量不足の影響で、かなり可哀相なことになっていました。蕾をつけても、そのまま咲かずに枯れかけている花もあります。今日は、やや雨模様という感じで、菖蒲には似合いの天気ではありましたが、結局、傘をさすことはなく……。豪雨は困りますが、少し降ってあげないと植物には過酷ですね。
不穏なお天気
さようなら、旭川
旭川を後にする時間まで、どこかに行くには中途半端な時刻になってしまったので、早めに空港まで行き、レストランで宴会状態に(笑) クルマを返してアルコール解禁となった私も、とりあえずビールと。疲れと、運転手を任された緊張感から開放されたせいでしょうか、一杯ですっかり酔っ払いになりました(^_^;) お土産を見に行ったり、わいわいと長居をしているうちに落日。空港からの夕日が、とても美しく印象的でした。短い滞在ではありましたが、楽しかったなぁ〜、旭川。旭川を思い出すときには、必ずこの夕日も一緒に思い出しそうです。