精進料理
法事があって、深大寺の近くの「柏亭(042-485-1211)」という店で会食をしました。参詣客で賑やかな参道からは少し離れ、クルマの通る道からも少し路地を入った奥にある店なので、静か。さりげなく、風情のある入口は、都会の喧騒を逃れて静けさへいざなわれるという感じです。法事だから精進料理、というわけでもなく、一つひとつが工夫された小鉢は、和食の美しさとおいしさを楽しめ、あっさりと味つけされた野菜料理はダイエットにも最適です(^_^;)
法事と言えば、基本的に年寄りの参加も多いので、低カロリーで少しずついろいろなものが楽しめるのはいいのではないかと思ったのですが、むしろウエイトを気にしているおじさん、おばさんのほうに好評(笑) 若いモンには、ちょっともの足りなかったかもしれませんね。とはいえ、故人の子、孫、甥ぐらいの集まりで、世代別アンケートが取れるほどの人数ではありません。我が家ばかりではなく、最近は法事も大々的にやることは少ないようで、お隣の部屋にも黒い服の人々が集まっていたので仏事関係かと思いますが、5、6人だったようです。
お隣の部屋って……、実は間違えて開けてしまい、「ごめんなさい」だったのですが、しっかり小部屋に区切ってあるので、隣の気配もせず、あらら、お隣にもお客さんがいたんですね状態。考えてみれば、そりゃあ、いますよね。1軒貸し切りではないのだから(^_^;) 予約なしのお客さんを受け入れているのかどうか知りませんが、1部屋に1組だけで、しっかり個室になっているので、世間をはばかる話もできそうです。別にはばからなければならない話があるわけではないのですが(笑)
料理は、写真のほかにも姿の美しい鮎の塩焼きなどを供していただきましたが、食べるのに夢中で写真を撮り忘れました(^_^;) 最後に出てくる手打ち蕎麦に、ここが深大寺だったと思い出さされました。コシが強すぎず、比較的あっさりめの手打ち蕎麦は、「おかわり!」と言いたくなります。言いませんでしたけど(笑) 午後のひととき、数年ぶりに会った従兄弟などとぼそぼそ近況を話したりして、長い時間ではないものの、ゆったりした時間を過ごせたような気がします。
異常以上
あぢ〜!
びっくりした〜
すると、「お茶を飲まないのではなく、ペットボトルなんだよ! だから家に急須がない」とのこと。急須など見たこともないという青少年がいるらしいのです。若い人たちの家庭って、そんなものかなぁと思いました。しかしながら、「親は急須でお茶を入れていたでしょうに」と聞くと、その急須のない家って、両親は60代だそうです。60代の親の家に急須がないから、20代、30代の子どもが急須を知らないんだってば! というわけです。ひぇ〜、そういう文化なの〜? という感じ。その家は特別なのではないかと聞くと、けっこうあるとのこと。だから、ペットボトルが箱で売れているのだとか。
これは、ここ数年来でいちばんの驚きでした。ちなみにそういう家は、ポットもないとか。それは、必要ないかもねぇ(笑) 私もポットはなくて、ティファールに頼ってますが(^_^;) 自分が茶飲みだからかもしれませんが、日本人の食生活というか、日常生活とお茶は切り離せないものだという思い込みがありました。海外にいったときなど、和食レストランを目の色を変えて探す人を「1週間や10日くらい、米のメシを食わなくても死ぬこたぁねぇ〜」とか言っちゃって、「郷に入ったら郷に従え」と現地の食事を食べて過ごす私ですが、実はこっそり緑茶のティーバッグだけは持っていきます(笑)
外国のスーパーマーケットに行って、お茶のペットボトルがない! と衝撃を受けたこともあります(笑) 実は、手に入る国もありますが、非常に高いのです。でも買ってしまったこともあります(^_^;) いや〜、急須のない家がある……、衝撃的です。目からウロコ……とは言いませんね、こういうことに対しては(笑) しかし、身近なことでも世の中には知らないことがたくさんあるものですねぇ。私だけ?
隅田川花火大会
花火とはつゆ知らず、両国の友だちの事務所に遊びに行くことになっていて、「今日は花火で混むから、早めにおいで」と言われて、両国駅に着いたのは17時40分ごろでした。辺りは浴衣姿の若い女性でいっぱい。お見受けしたところ9割以上はつけ帯で、中には外れかかっている他人の姿も。でも、まあ、つけ帯でも何でも日本の民族衣装を楽しもうという人々が増えているのはいいことでしょう。若い男性の浴衣姿もけっこう見かけて、こちらもなかなか粋でありました。
駅をグルッとまわって清澄通りにでると、18時からの自動車規制を前に、空いたら場所をとろうとする人々がビニールシートを抱えて臨戦態勢。歩道はすでに通りにくい状態になっていましたが、そんな人々を掻き分け、とりあえず友人のマンションへ向いました。友人の部屋は、角度としては「居ながらにして花火を楽しむ」というわけにはいかないのですが、階段の踊り場から、ビルの向こうに上がる花火が楽しめます。居住者・関係者以外立ち入り禁止という柵がしまっていましたが、やっぱり入り込む部外者がけっこういるみたいです。
試し運転のような花火の音を聞きながら、まずは宴会。早々と酔っ払ったあたりで、花火が開始されました。数年前に花火の方向に大きなマンションが建ってしまったので第1会場はちょっと見にくく、第2会場の開始を待って、踊り場に出て行きました。あら、雨が……。それでも花火を見物し、ずぶ濡れになっても写真を撮ったりしていたのですが、花火の音より大きな雷の音まで聞こえ、花火大会はあえなく中止となってしまいました。
少しでも楽しめてよかったし、こちらは部屋に戻って宴会の続きをやればよかったのですが、道路に陣取り、いろいろ食べ物などを広げていた方々は大変なことになってしまったようです。浴衣もずぶ濡れだったでしょうね。お気の毒です。近くのコンビニや商店も焼きそばや串焼きなど、大量に売れ残りを出してしまったみたいで、本当に意地の悪いゲリラ豪雨でありました。それらしき予報は出てはいましたが、なんとか避けてほしかったなぁとおもいます。私も隅田川の花火を見るのは10年以上ぶりで、楽しみにしていたのですけど、中盤以降の大きな花火や新しいデザインの花火は見ることあたわず、でした。残念。