日日是好日（にちにちこれこうじつ）

井の頭線の急行に乗って、永福町駅に到着した直後、電車はしばらく停止するという車内アナウンスが流れました。なんでも明大前駅で風船が電線にからまっているため、撤去作業中とか。例によって、｢お急ぎのところ、大変ご迷惑をおかけいたしますが……｣って、そんなに平身低頭誤らなくていいです。それ、京王電鉄のせいじゃありませんから(笑)　結局、電車は6分の遅延でしたが、全然お急ぎじゃない私は、6分ぐらいで……という感じです。確かに重要な約束に急いでいる人には貴重な6分かもしれませんが、重要な用件ならちゃんと余裕をみろよ、という話でもあります。
 
電車を止める行為は、1分何十万とか賠償費用が発生するそうですね。まあ、6分ぐらいなら大騒ぎにはならないでしょうが、この6分の責任は風船の持ち主に請求が行くのでしょうか？　といっても、たぶん、風船の持ち主など特定できるものでもありますまい。そこで思い出したのが、認知症の高齢者が線路内に入り、賠償責任を問われている話でした。何百万円という判決もあったようです。そういう高齢者を助けようとした人が、助けた結果、ご本人が電車にはねられて亡くなった件も記憶に新しいところです。
 
そういう事件、事故は多発しているのだとか。だいたいは鉄道会社の厚意でというか、たぶん、｢しょーがねぇーな〜｣という意向で、せいぜいは振り替え輸送にかかった費用、数十万円ぐらいで決着がついているそうですが、それでも普通の人にとって数十万円の賠償は負担です。徘徊のある高齢者は介護する家族にとっては大変なことだろうと思います。施設にでも入れてもらわない限り24時間見張っていることなど事実上、不可能でしょう。目を離したら線路内意入って、電車を止めたらもれなく賠償請求がついてくる……。だったら、認知症の高齢者は座敷牢にでも入れるか、つないでおけということになります。しかし、そんなことをしたら虐待と言われるんですよね？　だから、基本的に居宅介護は無理なんだ！って(笑)
 

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細川元総理が都知事選に立候補するそうですね。熊本の殿様を好きでも嫌いでもありませんが、75歳だとか。東京オリンピックのときには80歳を超えますよ！　応援しているとかいう小泉元総理も72歳というテロップが出ていました。とっくに隠居なさっていい年頃ではありませんかねぇ。ドクター中松に到っては85歳？(笑)　有力と言われているらしい舛添さんだって65歳だそうで、一般社会なら定年、そろそろ引退してもいいかという年齢ではありませんか。せめて50歳代で人材はいないんでしょうか？　そうか、東京オリンピックのときには、｢日本はほれ、こんなに高齢社会です｣ということを証明するためにはちょうどいいのかな。いろんなことを、そろそろ若いモンに任せませんか？(笑)
 

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夏は暑い、暑いと、冬になれば寒い、寒いと、文句ばかり言っているような気もしないではありませんが、ここのところの寒さは尋常じゃないという感じです。それでもまだ、日々の暮らしに支障があるというところまでは行っていないだけマシというところでしょうか。カリフォルニアで木になったままオレンジが凍り付いているような映像を見せられると、アメリカはもっと尋常じゃないようです。気象予報士の解説を聞くと、なるほど、なるほどと思いますが、理屈はわかっても、やはり釈然とはしませんよね、この寒気に(笑)　地球はこの先ずっと、夏は酷暑、冬は冷凍庫のような気象をもたらし続けるのでしょうか。いつ滅亡するのでしょうね、この星は(-_-;;
 

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94歳のおばあちゃんと一緒に暮らしていた37歳の孫が、おばあちゃんを絞殺して自殺……。被疑者死亡のまま殺人容疑で送検されたらしいですが、他人事じゃないなぁという感じです。そこにどんなドラマがあったのかは誰にもわかりません。でも、どんな日々がそこにあったのか、想像にかたくないってヤツです。私もボケてきたオババとふたり暮らしですが、絞め殺して電車に飛び込むという世界はすぐ隣にあるという感じがします。事件にはならなくても、紙一重の事例は、掃いて捨てるほど転がっているのではないでしょうかねぇ。
 
居宅介護とか言っちゃって、国は年寄りを家族に看させよう、看させようとしております。要介護3にならないと特養に申し込むことさえできません。申し込んでも何年待ちとか。要介護3といったら、もうシロウトがひとりで面倒見られるレベルではないと思います。詳しくは知らないのですが、ショートステイを利用できる日数の制限も厳しくなっているとか。こんなに高齢者が増えちゃったんじゃ、施設も足りないには違いありませんが、居宅介護を強いることは、次の世代やその次の世代を追い込むことになりかねませんよ。
 

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銀座でランチをしたあと、新しくなった歌舞伎座へ行ってみました。オープンして半年以上も経つのに、行く機会がなかったので、本日初見参(笑)　チケットを持っていない人でも中を見学できると聞いていたのですが、それはギャラリーと屋上庭園だけで、レストランなどはやはりチケットを持っている人だけのものでした。地下鉄の駅に続く構内のおみやげ物売り場はもちろん無料。通りがかりの人でもラブリンのカレンダーなどがゲットできるようになっています(笑)
 
入り口には当日券で早い者勝ちの一幕見のチケットを求める人の列ができていました。こんな寒い日に2時間待ち？　桟敷席は2万円以上、B席でも15,000円とか、12,000円とかいうチケットに比べると一幕見はリーズナブルに歌舞伎を楽しむことができますが、2時間並ぶのはけっこうきついです。こういう人が本当の歌舞伎ファンなのでしょうね。もっと大事にしなくてはいけませんよ、松竹さん(笑)　中を見るのはまた別の機会にということで、列の後ろにつくのはやめました。
 
ギャラリーは有料(500円)なので、こっちもやめて(笑)、無料の屋上庭園に行ってみました。まあ、猫の額ほどではありますが、都会の真ん中で植物の顔が見られるというのはいいことではないでしょうか。いまは枯れた芝生……という感じですが、春先になれば、もっと華やかな庭園になるのでしょう。できたばかりということもあり、けっこうたくさんの人々が訪れていました。
 

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