トロント散策
朝は私にとっては早めの8時頃に目覚めましたが、街へ出るにはまだ早いだろうとグズグズ。出るのをやめて1日寝ていようかとさえ思いましたが、いくらなんでももったいないでしょう(笑) シャワーを浴びて、フロントでもらった地図を片手にのそのそと街へ出て行きました。名所旧跡もあるのだろうと思いますが、とりあえず街の散策ということで、ガイドブックは置いてきました。地図を見たところによれば、たぶん歩いて回っても1日もかからなそうです。夜は8時半頃まで明るいので、遅くなっても大丈夫。安全という意味では、日本の繁華街より、よほど静かで安全な感じです。警察はいらないんじゃないの?というくらい(笑) 1日歩いて、おまわりさんは1回しか見かけませんでした。どこかには、いるんでしょうけど。
ゲストハウスから歩いて1分でトロント大学に到着。誰でも入っていいようなので、中へ歩いて行きました。正面は何の建物でしょうか、歴史のありそうな建築物です。近代的なビルの合間、合間に、昔のヨーロッパをイメージさせる(行ったことはないですけど)建物が散在しています。トロント大学を通り過ぎると、なんだか漢字がいっぱいの街並みに。チャイナタウンだそうです。世界中にありますねぇ、チャイナタウン。その裏はコリアタウンだそうです。あいにく日本食の店はみかけませんでした。どこかには、ありそうですけど。
ずんずん歩いて、ハーバーに行って見ました。オンタリオ湖の遊覧船などが発着しています。海風ではないので、さらっとしたいい風が吹いています。鳥が飛び交っていないのがいいです(笑) 水辺のカフェは、家族連れや、たぶん観光客? いろいろな人たちでいっぱいになっています。もうすぐランチの時間です。まだ夏仕様でいいと思っていたのですが、上着を着てちょうどいいぐらいの涼しさ。街の温度計は、午前中は18℃でした。うっ、持ってきた服ではこれから寒いかも……。例年より早く涼しくなっているそうです(-_-;; 世界中が異常気象なんでしょうねぇ。とはいえ、体感温度というのはそれぞれで、街を行く人は上着着用からタンクトップまでさまざま。日本に来る外国人に言わせると、日本人はおおむね厚着だそうで。そうかも(笑)
歩きつかれたのでコーヒーでも飲もうかと思ったら、そこにスタバがありました。コーヒーを買って、外の椅子に座り、空を見上げれば、新宿と言われても、ニューヨークと言われても(行ったことないけど)、ロンドンと言われても(行ったことないけど)、わかならないような風景です(笑) どの硬貨がいくらなのか、見るのが面倒なので、じゃらっと手のひらに乗せて、必要なだけ取ってもらいました。どこまで不精なんだ! ごめんなさい。でも、これだとしゃべらないですみます(笑)
コーヒーで元気を回復して、別のブロックを歩いて見ると、大きな教会がありました。カテドラル・ジェームス。有名な教会なのかもしれませんが、説明書きは無視して、中へ。教会は、基本的に誰でも中に入れてくれるようです。昔ながらの信徒席が区切られていて、これが赤毛のアンにも出てくる家族席なのでしょう。三方を囲んでいるステンドグラスが見事で、しばし見とれました。技法としては単純なのかもしれませんが、細かい細工で、とても美しい輝きです。扉の開いていた席にちょっとの間、座らせていただき、首が疲れるまで、ぐるぐると見回していました。
教会に隣接して、いろいろな花の咲き誇る公園があります。どこかで買ってきたらしいランチをベンチに座って食べているグループもいて、のどかな風景です。私もしばしベンチに腰かけ、どこで食べ物を売っているのだろうとキョロキョロしたのですが、残念ながら、見渡す限りはそれらしきお店はないようです。残念。次の公園にたどり着く前に、私もどこかでテイクアウトしよう! って、テイクアウトは通じません(-_-;; オーストラリアではテイクアウエィだったので、試してみたのですが、へっ?という顔をされました。意味はわかったみたいで、お持ち帰りにしてくれましたが、発音が悪い? それともアメリカ方式でトゥゴーでしょうか? 統一してくれよ〜(泣)
トロント市庁舎
爆睡!
トロントに降り立った日は、もうクタクタでボロボロ。飛行機でほとんど寝ていたくせによく言うよ、という感じではありますが、寝たと言っても寝苦しいことではありますから(笑) 時差ぼけというなら、日本時間の朝方に到着しているので、目が冴えて……というのが普通でしょうけれども、時差には左右されない体質なのか、朝と言われようが、夜と言われようが、眠いものは眠い(笑) ゲストハウスに落ち着いて、しばらくグッタリし、10時間以上、何も食べていないことに気がつきました。ゲストハウスの並びにサブウェイがあったような……。知らない土地でも、サブウェイ、マック、ケンタ、スタバと、かって知っている店を見かけると安心です。言葉などわからなくても、買い方は同じだし(笑) そう思ってみると、みんなアメリカ資本だったりします。ドトールも進出してよ!(^_^;) とりあえず、サブウェイで、指差し確認により、好みのサンドイッチを手に入れ、ついでにペットボトルの水を買ってきました。お腹がいっぱいになるとまた眠くなって……。シャワーは明日にしようと、汚いままで改めで爆睡です(笑)
トロント散策は明日にしましょう。トロントは、今回の旅の目的地ではなく、ナイアガラの滝へでも行って見ようかと、ちょっと立ち寄っただけなのでまったく不勉強。どんな街なのかもわかりません。ガイドブックによれば、カナダで一番大きな街だそうです。そうなの? 体感では、仙台ぐらいの感じでしょうか。道路には、送電線?が張り巡らされています。これは路面電車のもの。景観はやや損なわれるかもしれませんが、その分、自動車の数は少なく、空気がきれいのではないでしょうか。街のあちこちにある公園の緑と花壇と相まって、いかにも清潔な感じの街ではあります。宿泊先の目印は時計塔。これは消防署のものなのだそうです。消防署はおしゃれですが、消防車の音は、かなりガサツで驚いちゃうような音です(笑)
トロントに到着
トロントでは、日本語OKという小さなゲストハウスに泊まることになっています。日本のビジネスホテルぐらいの宿泊費ですが、トイレとシャワーは共同ということで、条件はずーっと悪いです(-_-;; しかしながら、トロントは初めての土地なので、日本語OKを優先しました(^_^;) まず、そのゲストハウスまでたどり着かなければ、先に進めません。このゲストハウスのホームページから、英語と日本語のアクセスガイドを印刷してきました。タクシーだと5000円ぐらい、バスと地下鉄を乗り継ぐと、なんと250円ぐらいです。タクシーのほうが安全であることは間違いなしですが、落差が激しすぎる! というわけで日本語版を見ながら空港をウロウロしていたら、おじさんが英語版のほうを見て、あの黄色い看板のところで聞けと教えてくれました。黄色い看板のところにいたおじさんは、老眼鏡を取り出してじっくり英語版を読み、バス停の番号と場所を丁寧に教えてくれました。こうなったらバスで行くしかないでしょ(笑)
バスで地下鉄の駅まで行き、そこからタクシーという手もあると思ったのですが、地下鉄の終点にあたるその駅にはタクシーなんか1台もいません。しかたがないので地下鉄に乗り、7つ目の駅で降りました。そこからタクシー……なんか、いません。しかたがない、指定された路面電車に。さほど重くはないのですが、おっきなトランクを持ち上げたり降ろしたり、大汗をかきました。路面電車の駅からは、徒歩3分。なんとかゲストハウスにたどりつきましたV(^_^)V しかしながら、ここにはエレベーターもなく、廊下は迷路(笑) ほとんどバックパッカーのような人が泊まるところですから、トランクなんか引きずってる私はバカみたいに見えるのではないでしょうか(笑) ま、とにかくベッドと机が一つという部屋に到着。テレビもあるし、貧乏旅行には十分でありますね。
押してもだめなら
かくいう私は、吉祥寺に新しくできたKIRARINAというビルに入り、ちょっとトイレを借りました。入り口にはガラスの扉があったので、押して入ろうと思ったらドンと行き詰り、ドアに激突しそうに(笑) あらら、引くのね。と思って、思い切り引いたら、自分がドアに引き寄せられるような……。なんと、横にスライドさせるタイプだったのです。せめて、動かす方向に矢印ぐらい書いておいてよ!(笑) 日本の伝統的な引き戸は、開けるときに向こう側にいる人を跳ね飛ばしたりもしないですし、非常に優れた扉だと思います。しかしながら、西洋建築に放逐されて、いまでは住居でも少なくなっているようです。したがって、最初からその方法を思い起こせというには無理がある!(笑)
この二つの話には、まったく関連がありませんが、なんとなく三段論法的に関係がありそうに見えませんかね?(笑)
花火
今日は多摩川の調布花火大会でした。昨年までは2会場を見渡せる知人のオフィスから見ていたのですが、今年は自宅で。写真は、実はケーブルテレビのものです(笑) それほど画面の大きなテレビではないので、迫力はホンモノには遠く及びませんが、それなりに楽しめました(^_^;; ナレーションとか視聴者メッセージとか、いらないんだけど(笑)