初夏の風
大連休は、どこに行っても人を見に行くようなものだし、家族のある人は家族にかかりっきりという感じになるので、単品はホントに孤独にゴロゴロしていることになります(笑) 今日は、初夏の風というにはやや強風ながら、風に誘われて野川公園まで散歩に行ってきました。我が家は、新宿から電車で15分、駅から徒歩10分というあたりで、そう山奥というわけではありませんが、それでもいっぱいの緑が威勢よく枝を広げ始めています。核とかミサイルとか物騒なことはもとより、この緑豊かな環境というものも大切にしてほしいものだと思います。
野川公園には裸足でバシャバシャ川に入っている子どもたちの姿も見られましたが、いくら連休中とはいえ、今日はまだ平日なのでいつもの休日に比べると人の姿は少なめです。学校はお休みではないでしょうし、遠くへ行ってしまった人たちもいるでしょうし。川沿いに｢自然観察園｣というのがあります。フェンスで囲われていて、扉を開けて入らなければならないのですが、入場は無料で、誰でも入ることができます。門をつけてあるのは、不埒なガキどもなどが、自転車で入ったりしないためでしょうね(笑) あちこちに木製の歩道が設えてあり、うっそうとした木々でやや薄暗く、下草などにも珍しいものが観察できます。
行って帰って1時間ぐらいと思っていたのですが、あちこちで引っかかり、家に帰ったら2時間半が経過していました(^_^;; 帰り道に東大馬術部の馬場があり、今日は誰も練習はしていませんでしたが、馬房から顔をのぞかせる馬を眺めていたり、鯉のぼりの数を数えたり……ちょっと道草が多すぎたようです。いい運動になったというよりは、疲労困憊という感じで、また午後は昼寝になってしまったというわけでした(笑)
めまぐるしいお天気で
ミサイルやだなぁ
地下鉄は止めたかもしれませんが、実際は、日本人の危機意識は低すぎるのではないでしょうかね。キム・ジョウンもドナルド･トランプも、子どもの喧嘩じゃないんだから……という感じですが、どっちも危険な飛び道具を持ってるだけに子どもの喧嘩どころか大惨事になりかねない要素がいっぱいありそう。どっちにもマトモな参謀がいればいいけど、独断専行タイプだものねぇ、どっちも。韓国は韓国で、狼慣れ状態でこれまた危機意識がないという論評も聞きました。しょっちゅう｢狼が来たぞ！｣と言われて、来ないもんだから、とりあえず｢狼は来ないもんにしよう｣という状態なのでは？ と。
一昔前には、アメリカが本気になれば、北朝鮮なんか秒殺と言われていたことがありました。いまは秒の間でも大被害が出そうです。私も、どっちもそれほど無謀じゃないだろうと思いたい。が、リスクはあると思っておいたほうがよい気もしますねぇ。いま韓国に物見遊山に行くよりは、そりゃ台湾のほうがいいでしょう(^_^;;
トルコ宮廷料理
トル
コ料理は、世界三大料理とか、四大料理とか言われますが、実際、トルコ料理を食べたことのある方は、どれが？ と思ってしまった方も多いかも。ケバブ？ まさか鯖サンド？(笑) 私も、(失礼ながら)どうしてそんなに評価が高いのか、不思議に思っていました。トルコ料理は、さほど尖ったところのない料理で、相対的に日本人の口には合う感じです。私も大好き。しかし……。評価されているのは｢宮廷料理｣という特殊な分野であることを聞いて、その謎が解けました。私たちが、普通に食べられるトルコ料理は、家庭料理であったり、郷土料理であったりするらしいです。
しかしながら、その｢トルコ宮廷料理｣というのは、もはや絶滅危惧種のようで、イスタンブールまで出向いても、そんな看板を掲げているレストランは、見つけることができません。それもそのはず、｢トルコ宮廷料理｣を供しているレストランというのは、トルコ国内を含めて、世界でも数件しかないとか。おーい、シェフのみなさーん、後継を育てようよ〜(^_^;; そのうちの1軒が、実は東京にあった！ 麻布十番にある｢ブルガズ アダ｣という店です。トルコ人に発音してもらいましたが、まったく聞き取れず(笑) ですが、日本での表記は、そんな名前です。
もちろん皇帝とかその類の人々のための料理ですから、けっして安価ではない(-_-;; が、やはり一度は食べてみたくなります。そこで、おいしいものが大好きな人たちが集って、行ってみました。なるほど。いろいろなものが、少しずつ、きれいに盛り付けてあって、複雑な味が楽しめます。やはり、王侯貴族に供される料理だけのことはありますね。しかも、器や盛り付け、彩などにも気を遣ってある感じが、もしかしたら和食の懐石料理などと共通するものがあるかもしれません。オードブルなどは、食べて消えてしまうのがもったいないような。メインの肉料理は、イスラームの国ですから、豚はなく、牛か羊。私は仔羊のフィレをいただきましたが、隣が食べていたラムチョップもかなりおいしそうで……。また、行きたい！(笑)
香港
先週末、ちょろっと香港へ行ってきました。行くという人がいて、しかも激安プランがあったので、ついノッてしまったのですが(笑)、ちょうど20年ぶり。そう、私が何度か香港へ足を運んだのは、すべて香港が香港だった頃(^_^;; 返還されてからは、一度も行っていなかったので、どんな風に変わったのだろうかと、興味がありました。
どう変わったかといえば……、インフラの整備が進み、かなり近代化された感じです。雑然とした、混沌とした雰囲気が香港の魅力の一つだったので、ちょっと残念な気もします。何がどこで売っているかわからないようだった露天街も、整然とした観光用の露天になったようで。名物？だった道路に向かって縦に干されている洗濯物もありません(禁止されたみたいです)。
1997年には600万人だった人口が、いまは720万人だそうで、鉛筆みたいな細長い高層ビルが林立し、そのほとんどが住居用。新しいビルは、足払いをしたら倒れちゃいそうな細い、高いビルばかりで、地震がないというのは、すごいことだねぇという感じです(笑) 洗濯物を干してあるビルをかすめるように着陸するのがスリリングだったカイタック空港もなくなり、広い、普通の国際空港になっていました。
日本語の話せる香港人の人に、｢何が一番変わりましたか？｣と聞いたら、間髪を置かず｢法律！｣と答えが返ってきました。そして、中国人が多くなってうるさくなった、と(笑) この人も中国人なわけですが、香港の人は自分たちを香港人と呼び、本土から続々と移住やら爆買いやらなんやらで入ってくる人々を中国人と呼んでいました。｢独立したい人が多いの？｣と聞いたら、香港は水とエネルギーを100％中国に依存しているので、独立は絶対無理でしょうとのこと。独立志向のあるなしは別にしても、全体的に中国化が著しいという印象です。あと数年もすれば、単に中国の一都市という感じになるのかもしれません。まあ、もう行くことはないだろうなぁ……。
