
太平洋展
六本木の新国立美術館へ、「太平洋展」を見に行ってきました。知り合いの寺町美術館館長が、版画を出品していて、ご招待をいただきました。「太平洋展」は、120年以上の歴史をもつという太平洋美術会が主催するもので、油絵、水彩、版画、彫刻、染色など、さまざまな分野のアートが一同に展示される美術展です。圧倒的に油絵や水彩の絵画部門の作品が多いですが、館長の版画はいつもかなりインパクトが強いです。
新国立美術館は、もう10周年を迎えるそうですが、私のイメージでは「最近、できた」です(^_^;; まったく月日は百代の過客といいますが、年を重ねると行き過ぎる年月のスピードも異常に速くなるといいますか……。今日は、日曜日で、隣で話題のミュシャ展をやっていたということもあるでしょうが、人が多くて、多くて。ミュシャ展も見てこようかと思ったのですが、すごい行列なので、まぁ、後日に(行けるかどうかはわかりませんが)。エントランスの木々もかわいらしい衣装で迎えてくれます。

バラ・フェスタ
初夏らしい、さわやかな日がやっと訪れました。とりあえずは、洗濯物を干し、散歩がてらに神代植物園のバラ・フェスタを見に行ってきました。平日だというのに、かなりの来場者。保育園の遠足らしい団体を何組も見かけました。みんなお揃いの帽子をかぶり、それが色とりどりでバラにも負けないかわいらしさ、賑やかさ。お昼前ぐらいに行ったのですが、木陰という木陰には、園児や家族連れ、お友だち連れのお弁当が広げられていました。
春のバラ・フェスタは5月いっぱい。いまが盛りのバラの競演が繰り広げられています。ここに植えられているのは、400種以上、5,000を超える下部だそうです。一つ一つ違う花だけど、どれもみんなきれいだね♪ というメロディが思わず口をついて出ます。「世界で一つだけの花」の歌詞は秀逸ですね(笑) いっせいに咲く……とはいうものの、まだ蕾ばかりの株もあり、しばらくは楽しめそうです。ちなみに、バラには全部、名前がついていますが、覚えきれませんし、覚える気もありません(^_^;;
バラの香りが溢れるメイン広場の外れに、原種、野生種だけのコーナーがあります。地味ではありますが、もともとのバラって、バラにありがちなこれみよがし感はないのね、なんて(笑) その隣りは、新種・改良種。こっちは、「これがバラかい!」という花もあり、それはそれでおもしろく見せていただきました、

一心
西日暮里の近くに「一心」という。家庭会席料理をうたった和食フルコースを供する店があります。すごいのは、このすべての料理を83歳になるという女主人がひとりで作っていらっしゃること! しかも、月ごとにテーマを決めて、器や調度品なども統一してあり、それはそれは見事です。今月は端午の節句。鯉のぼりをはじめ、鎧兜や菖蒲(尚武)の花などが、小皿に至るまでちりばめられています。玄関を入るところから一心ワールドは始まるのですが、鎧兜をあしらった人形や小物など布製のインテリアはすべて、このご主人の手作りなのです。着ていらっしゃるドレスや靴までも、お手持ちの着物をリメイクしたものだそうです。すご過ぎ!
メディアの取材は一切お受けにならないとのことですが、口コミで数ヵ月先まで予約でいっぱいだそうです。私は、たまたま時折こちらでシニア女子会?を開いていらっしゃるグループの方にお誘いいただき、今回で3回目のお邪魔です。最初は3月だったのですべてが雛祭り仕様、2回目は9月でお月見の兎さんをたくさん見せていただきました。ここでお値段のことを言うのは、育ちの賤しさが露になる感じですが、都心の小洒落たレストランなどと比べると1/3ぐらいです。いけませんよ、それは……と言いたくなるくらい(^_^;;
本日の料理は、胡麻豆腐の前菜から始まって、たけのこやアスパラガスなど、季節の新鮮な野菜を使った小皿が次々と。少しずつ、いろいろなものが、きれいな器に盛られて出てくるので、お腹がいっぱいになるばかりではなく、目も堪能。最後のステーキは、もう無理〜と言って、お持ち帰りにしてもらった人が過半数を超えました(笑) それでもデザートのケーキと苺、最後に和菓子とおいしいお茶まで、私はしっかりいただきましたよ! 予約をして、お誘いくださった、こちらも素敵な先生に感謝です。

アスパラ&山ウド




冷やし中華はじめました(笑)

食事を作る手間自体は、何人分でもそう変わるものではないので、3時間の自由時間のほうが貴重です。その上、「若い人の世話にならなきゃ生きていけないんだから、感謝しなさい」とか、「ちゃんと言われたとおりにしなさいよ」とか、ウチのババアに説教たれてくれるので、本当にありがたい存在です(笑) 婆さんのほうは、そっぽ向いて知らん振りしているんだから、説教するだけ無駄かもしれませんけどね(-_-;; なんだかんだ言って、ダミアを気取るわけじゃないけど「暗い日曜日」であることは間違いありません。事件が起こらず日が暮れるとホッとします。色恋とは関係ありませんけど(笑)