知足の気まぐれトルコ紀行

夜はベリーダンス･ショーへ。ベリーというのはお腹という意味で、訳せば｢腹踊り｣ですね。なんだか宴会芸みたいだけど(笑)　トルコ人なら誰でも踊れるとバシャックさんがいうので｢あなたも踊れるの？｣と聞いてみた。もちろん踊れるそうだ。｢踊ってみて｣と言ったら、笑ってごまかされた(笑)　 日本でいえば盆踊りみたいなものかな、と。でも、盆踊りだって、日本人が誰でもちゃんと踊れるというものではなさそう。
 
ベリーダンスには、古代エジプトの壁画にも描かれているほど、長い歴史があるそうだ。中東の国々ではどこでもポピュラーなものらしいが、国によっては、女性の身体の露出度が高いことからイスラームの戒律に抵触するという理由で、あまり歓迎されていない地域もあるらしい。比較的、戒律の厳しくないトルコでは、ベリーダンスは観光客向けというばかりではなく人々に楽しまれているようだ。パーティなどで気軽に踊られているとか。
 
観光客が案内されるのは、ショーダンサーによるベリーダンス･ショー。何組かの団体がグループごとに座り、おとなしくショーを見るという形態なので、盛り上がりには欠ける感じ。普通のクラブでは、客席と一体になって大騒ぎって感じらしいのだけど。地方の民族舞踊(たぶん)なども見せてもらった。
 
ショーが始まる前に、ベリーダンスの衣装を着たきれいなおねえさんが客席を回って来て、男性客の側にだけ寄っていき、一緒に写真を撮るという企画が行われていた。私の近辺は女性ばかりがいたので見向きもされなかったけど(笑)、オジサマたちの鼻の下はかなり伸びていた模様(^_^;)　当然のことながら、後でその写真を買わされるのである。いい記念になったかな？
 
それより何より眠くて……。何を食べたかもよく覚えていない……。

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