知足の気まぐれトルコ紀行

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コンヤは移動の途中に足早に見物だけしておこうという流れなので、メブラーナ博物館でちょっとゆっくりさせてもらった以外は｢インジェ･ミナーレ神学校｣の前でバスを下ろされただけである。「はーい。みなさーん、写真撮ってくださーい」。……、あんまり意味がないような気がする(-_-;)
 
インジェ･ミナーレは、1265〜67年に建築された神学校で、インジェ(細い)ミナーレ(尖塔)にちなんで、この名前がついたそうだ。｢マンマ｣じゃない(笑)　この細い尖塔は、かつては高さがいまの3倍あったそうだが、1901年の落雷で上部が崩壊してしまい、ミナーレというにはちょっと寂しい風情になっている。
  
建物正面の浮き彫りは噂にたがわず見事。ミナーレの壁面も細かい装飾がとても美しい。セルジュク様式の建築物の代表作なのだそうである。現在はイスラーム関係の彫刻の博物館となっているとか。内部も見てみたかったなぁ。｢写真、撮りましたか？　ハイ、終り｣のような見物は、ちょっと残念。
 

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