黒塗り週刊誌
今日、私鉄電車の中の週刊誌の見出しに、大きく名前が載っていました。「ああ、雑誌はOKなんだ……」と思ったら、よけいに「なんでテレビはだめなの?」という疑問がわいてきます。そして、驚いたことにはJRに乗り換えたら、同じ週刊誌の見出しの名前のところが●●●●と黒塗りでつぶしてあるではありませんか? なぜ?
殺人の証拠はないとしても、詐欺のほうはかなり容疑が固まっているみたいだし、身柄も拘束されているのに、なんで名前も顔写真も公表されていないのでしょう。こういう場合、普通はすらっと名前も写真もでてますよね、いままでは。妙に隠された感に、かえって秘密のにおいを感じるんですけど(笑) この女性は単に犯罪者なのではなく、実はどなたさんなの? という感じです。
そのうえ、印刷された週刊誌の見出しが、黒丸で塗りつぶされているという風景ははじめてみたような気がするのですが、過去にもあったのでしょうか。この週刊誌が「抜いちゃた!」というのが何かの協定違反なのでしょうか。誘拐事件でもないし、犯人が逃走中でもないし、……、どうしてだろう、どうしてだろうと、事件とはまったく関係なく、報道のほうの“不思議”で眠れなくなりそうです(^_^;)
たばこ税
喫煙は犯罪、喫煙者は病人みたいな論調でありながら、たばこの価格をいまの倍にして、それで禁煙する人が増えたら、今度は逆に税金が増えなくて困るという心配までしてます。喫煙者は税金の湧き出す泉ですかね(笑) 組合がないからなぁ〜(-_-;)
かく言う私は、いまは喫煙者ではござりませぬ。とくに今年は海外に出る機会が多く、たばこを吸える場所がない! 吸える場所を探すのが面倒! という理由で、現在は喫煙を休んでおりますが、たばこを吸うという行為は好きで、本当はやめたくないのです。
たばこを吸ってはいけない場所で吸ったり、歩きながら吸ったりする行為は非難されても当然ですが、喫煙という行為そのものを非難するのはいかがなものでしょうか。健康に悪いと言われても、それは承知でたばこを吸っているのだから、ほっておいてくれません? という感じです。喫煙をバッシングしないで、分煙にしてくださいよm(_ _)m
ちなみに最近、学校卒業以来、はじめて健康診断なるものを受けましたが、まったく可愛気がないくらい、どっこも悪いところはありませんでした(-_-;) 法律が許してくれる前からたばこを吸っていて(^_^;)、父親がヘビースモーカーだったので副流煙は0歳から、でもです。個人差が大きいと思うのですよねぇ。喫煙=医療費の増大というのであれば、喫煙者が病気になったら医療費を倍にするとか3倍にするとか、そっちのほうで対応してくれませんかね?
で、いま喫煙を休んでいる私は、1箱600円とか1,000円とか言われたたら、自分の意志で休むのではなく、経済的にやめざるを得ないというところに追い込まれそうです。健康へのリスクや火事の心配やなんやかんやも、すべて自分の責任と認めますから、自由にたばこを吸わせてくれないものでしょうかねぇ。たばこって、いまどきの言葉でいえば、癒し系なんだけどなぁ。
親子でケガ人
入院などという話になると、一般には「大丈夫ですか?」と神妙にお見舞いをする感じですが、どうも外科とか整形外科だと、まず笑っちゃう感じで……すみません(^_^;) スキーヤーは、骨折とか、靱帯損傷とかで、命にかかわらない小ケガには、慣れっこになっちゃっているという側面があるかもしれませんね。自分のケガも含めて(-_-;)
で、けっこう本人も明るい入院患者だったりします。以前、靱帯の再建手術をしたばかりの友人を見舞いにいったら、廊下で車椅子のレースをしていたシーンに遭遇したこともありました。きっと看護師さんに怒られまくっていたことでしょうね。ちょっとだけならとお酒飲んでた人もいたような(笑)
コケタにいさんは、左肋骨5箇所、左鎖骨を骨折、入院・手術とあいなったそうです。レントゲン写真をみせてくれたので、みんなで一緒に笑いましょう(^_^;) コケタくらいで骨折してしまうといのは、骨粗鬆症気味なのでは? 運動不足とお日さまに当たってないからではないでしょうか? それともトシには勝てない? やっぱり、冬になったら、雪の上で力いっぱい紫外線を浴びなければいけませんね!<ダメでしょう、普通(-_-;)
ここ数日、やけに寒くて、雪のたよりも聞こえてきました。が、たぶん、ここままどんどん雪が降ってくれるほど世の中は甘くないという感じです。来週は暖かくなるとか、ならないとか。やはり今年も暖冬傾向ではあるのでしょう。スキーヤーにとっては長期予報が気になる季節になってきました。
足利学校
足利といえば、すぐに足利学校という言葉が思い起こされます。でも、実際に何していたところと言われればうやむやむにゃむにゃ(笑) 確か日本最古の学校ということだったような……。タクシーの中から、古い日本家屋と非常に手入れの行き届いた垣が見えて、「あれは何ですか?」と運転手さんに尋ね、「あれが足利学校ですよ!」と教えられました。わおっ、かなり美しいです。
足利学校は、平安時代初期、あるいは鎌倉時代に創設されたと伝えられる高等教育機関。学生は全員僧侶、もしくは入学して僧侶になった人を教育する関東の最高学府だったそうです。なるほど学問といえば孔子。というわけで、入口には大きな孔子像も建っていました。
明治初期までは建物は残っていたそうですが、1872(明治5)年に廃校に。1990(平成2)年に方丈や庭園が復元されて、公開されるようになったのだとか。なるほど、美しい外観を保っているのは、よく手入れされているばかりではなく、比較的、新しい建物でもあったのですね。
入館証は「入学証」で、内部も公開されている方丈では、漢字のテストも受けられます(笑) 庭は南と北にわかれてあり、いずれもなかなか美しい庭園です。往時もこのような風情だったのでしょうか。庭園の脇に「字降(かなふり)松」という小さな松があります。これは学生が読めない文字に出会ったとき、紙に書いて枝につけておくと、和尚がふりがなや注釈をつけてくれたという伝説の松。いいなぁ〜、ほしいなぁ〜、この松(^_^;)
復原された建物は、方丈の屋根が立派な茅葺、学生が学んだ小部屋を復元公開している学寮や倉庫だった木小屋の屋根は板葺き。重ねあわされた板が作り出す模様が間近で見られて、その緻密さに感心しました。
正面の学校門の脇にある大銀杏がちょうど色づきはじめています。来週か、再来週ぐらいには、見事な黄葉を見せてくれそうです。
ココ・ファーム&ワイナリー
足利にある「ココ・ファーム&ワイナリー」に連れて行ってもらいました。栃木県でワインを作っているなんて、まったく知らなくて、遠くから来た人に連れて行ってもらうということに。ワインは山梨県と思い込んでいてはいけませんね(笑)
「ココ・ファーム&ワイナリー」の“ココ”は、こころみ学園のココ。1950年代に、特殊学級の中学生たちによって開墾された葡萄畑からスタートしたワイナリーなのだそうです。こころみは試み。園長先生が当時の特殊学級の担任の先生だったそうです。
机に向ってのお勉強はちょっと、いえ、かなり苦手な少年たちに、何か作業をしてもらうために急斜面の葡萄畑を開拓してワイン作りをスタートさせました。などという簡単なものではなく、いろいろな試行錯誤、それこそ「試み」があって、いまのファーム&ワイナリーになったのだそうです。
ワイナリーに隣接するこころみ学園には、いま90名の知的障害者が住んでいるほか、通ってくる人が10名ほどいて、総勢100名で、葡萄作りに励んでいます。葡萄の収穫が終わると、椎茸作りもしています。ここに働き暮らす人たちも85歳を筆頭に50歳を超えている人が半数以上。高齢化も問題になっているのだとか。
“知恵遅れ”と呼ばれた少年たちは、はやくモノを覚えたり、手早く作業をしたりするのは苦手ですが、覚えたことを辛抱強く、間違えなく、真面目にコツコツ取り組むのは得意。仕事を絶やさないために、農薬や機械をいっさい使わない手作業で丁寧に葡萄を育てています。いまではカリフォルニアにも葡萄畑を持っていて、みんなで作業に行ったりすることもあるそうです。
こうやってできた無農薬無添加のワインといえば、いまの時代のニーズにもぴったり合って、ファンの方も多いようです。軽い味のヌーボーから、しっかり熟成した芳醇なワインまで、ワイナリーのカウンターではティスティングもできます。そして、時間を区切って、少人数でワインを造っている工場や寝かせている倉庫も見学させてくれます。いろいろなワインの香りも漂っていて、これがけっこう楽しかったです。
お昼は開放的なデッキで、その名もまさく「デッキランチ」をいただきました。いろいろなメニューがあるのですが、周囲を見渡してもこれを食べている人が圧倒的に多く、文句なしの一番人気でしょう。新鮮な野菜もパンも、とてもおいしゅうございました。
帰りのタクシーの中から、山以外の所にも葡萄畑があるのを発見。地域の方が畑を貸してくれたりもしているそうです。運転手さんは園長先生が中学の先生をしていたときに生徒だった方でした。「園長先生が素晴らしい人だから、地域の人も協力を惜しまない」とおっしゃっていました。
ココ・ファーム&ワイナリーでは毎年、晩秋の週末に葡萄畑でみんなでワインを楽しむ収穫祭を行っています。今年は11月14日(土)と15日(日)。ワインを飲みに行くにはクルマではだめなので、都心から1時間半の電車旅になりますが、また行ってみたりしちゃおうかなと思うほど(^_^;) 気持ちのいいところです。
お天気に恵まれたこともあって、すっかりリフレッシュすることができました。ワインは通販でも注文できます。