梅の園
そろそろ春めいてきたかなと思ったら、今日はもう早春というよりは春真っ盛りというくらい暖かい一日となりました。週末はまた天気は崩れそうという予報なので、久しぶりに神代植物園に梅を偵察に行ってみることに。最近、極端に運動不足なので、歩いて遠征。行程は山あり、谷ありで、けっこうしんどいのですが、一応、踏ん張れば歩ける距離です。帰りはヘロヘロになって、バスに乗ってしまいましたが(-_-;;
今年は、梅の開花は遅くなっているのですよね? 植物園の入り口には「梅まつり3月2日まで」と書いてありましたが、梅林は5〜6分咲きといったところ。まだ蕾だけの木もたくさんありました。それでも馥郁とした梅の香が漂っています。このあたりには杉もないようで、花粉症の人もマスクをはずして、梅の香を楽しんでいる様子です。梅の花は桜に比べれば、やや地味な感じもしますが、香りだけは梅の勝ちですね。香りまつたけ、味しめじ的な? ちょっと違うか(笑)
平日なので混んではいませんが、やはりここも立派なカメラを担いだリシニア世代がいっぱい。写真クラブのような小さな団体さんがあちらこちらでひとかたまりになっています。中にはお高そうな一眼レフを構えて、使い方がわからず、植物園のスタッフに教えてもらっているおじさまも(笑) 写真はね、機材じゃないのよ、構図、構図!(笑) ひとりが腹ばいになって福寿草のアップを狙えば、数人がいっせいに腹ばいになって……。みんな同じような写真になっちゃいませんかね?
私は小さなデジカメだし、構図も考えず適当に撮っているだけですが、それでも白やピンクの花びらが春を伝えてくれるのではないかと。デジタル一眼レフはもっていないし、買えないし(笑) そういえば、バッグに何年もしまいっぱなしのフィルムを入れる式のカメラの運命はどうなるのでしょうか。もう処分したほうがいいかもしれませんねぇ。レンズとか、カビに襲われているかもしれません。レコードプレーヤーとか、ビデオデッキとか……、老兵は消えるって感じです。
アロマオイル
普段、アロマなどという優雅な世界とは無縁なので、そう思っても、「で、アロマオイルって、どこで売ってるの?」という具合(笑) とりあえず、吉祥寺に行ったついでに、そういうものがありそうな気がする「無印良品」に行ってみました。あった、あった(笑) しかし、アロマオイルって高いんですね。ちょうど、きっと私と同じテレビを見て、同じような動機でアロマオイルを探しに来たらしい、60歳代と思われる女性が、店員さんに「どうやって使うの?」と一生懸命聞いていました。オイルだけじゃだめで、オイルウォーマーとかなんとか、いろいろな器具が必要みたいで……、けっこういいお値段になってしまいます。
認知症にならないための投資だと考えれば、けっして高くはないとは思いつつ、切羽詰っていない場合は、やはり財布の中身とじっくり相談しなくては、ということになりますね(笑) その人は、「ふ〜ん」としばらく考えて、買わないで帰っていきました。となりで耳をそばだてていた私も「ふ〜ん」と売り場を離れました(笑) 家に帰ってネットで調べてみたら、研究の本家本元の鳥取大学でブレンドしたオイルを売り出しているみたいです。見に行ってみたら、こちらのお値段は無印良品で売っていたものの3倍ぐらい! しかも注文が殺到していて買えるのは5月下旬だそうです。こういう投資、惜しんでる場合じゃないかもしれないんですけどねぇ。
ぽかぽか
河原を歩いていたら、桜も蕾をつけていました。まだまだ固い蕾ですが、雪のも負けず、暖かくなるのを待ちかねているようです。日本人の桜好きの理由は、いろいろと言われますが、つまりは早く暖かくなってほしいという願望ですよね(笑) 桜が花をつける頃には、ヒートテックともホカロンともお別れできるというわけです。だんだん春が失われて、すぐ猛暑がやってくるようになりました。猛暑が近づいてくると思うといまからうんざりしますが、しばらくは三寒四温を楽しみましょう。
なだれ注意
埼玉県といっても、みんな秩父などではなく、都心への通勤圏内の人たちです。クルマは無事だった人も、ダメだった人も。ひとりは前も後ろも潰されて、修理はレッカー移動が必要だったとか。たまたま車両保険に入っていたらしく、修理費は保険で支払ってもらえるそうですが、しばらくはクルマも使えず、当然のことながら、修理工場も行列のできる店になっているわけで(-_-;; もう1週間以上になるのに、今回の大雪で首都圏は完全にやっつけられましたね。
今週末も雪が降る可能性があるとか。まあ、あんな大雪にはならず、チラホラらしいですけど、雪と聞いただけで心配になっている人も多いのではないかと思います。あんなに美しいのにねぇ。
「大統領の執事の涙」
見終わって、ちょっと感想さえ、思いつきませんでした……。予備知識なにもなしで見たので、最初、南北戦争後ぐらいの話だと思っていました。なぜかといえば、農場で働くセシル青年は、どう見たって奴隷待遇。ところが、少し話が進むと、えっ、これ、昨日ぐらいの話じゃない!と。奴隷はリンカーンが解放したんでしょ、ぐらいに思っていました。リンカーンっていったら19世紀じゃないですか。ところが、セシル青年、もうこのときには老人は、初の黒人大統領オバマが誕生したのを喜んでいたのですから……、やっぱり昨日のことなのです。自由の国アメリカというけれど……、だったんだ……、という感じです。で、過去形ですらない……。ホワイトハウスの執事として生きたひとりの黒人男性の姿と、差別撤廃の運動に身を投じた長男、ベトナム戦争で戦死した次男、父と息子の葛藤を見守ってきた妻という家族を通して、アメリカの一つの側面を見せてくれる映画でした。そして、その見たものに対して、まだ、感想をもてずにいます。