ある小説の中に、世界を旅して「何を祀ってあるのかわからないんだけど、地元の人が拝んでいるものには手を合わせることににました。そうしたら、なぜか商売がうまくいくようになったんですよ」というフレーズがありました。SFだし、本筋とはまったく関係ないんだけど、心に残った一節です。そんなわけで(どんなわけで?)、日々の何気ないできごとを綴ってみようかと思います。
2018/04/10  (火) 

ヘルプマーク

赤いプレートにハートと十字が白色で書かれたヘルプマーク。見たことはありますか? 私はテレビの報道などで、なんとなく知ってはいたけれど、実際につけている人を見たことはありませんでした。
 
スリングを外して外出してもいいという許可は出ていますが、やはり人混みはぶつかられることがあるので、ちょっと怖いな状態の私です。知人から、「これをつけてみたら」と渡されたのがヘルプマークでした。現物を見るのは初めて。それは、その人が必要としているもので、都営地下鉄で貰ったということでしたが、「いいから、試しにつけてごらん」と言われて、つけてみました。結果は、何も変わらない(笑) ぶつかられるときは、やはりぶつかれます。
 
ヘルプマークに比べれば、色は黒だとはいえ、大きさからいってもスリングのほうが目立つはず。そのスリングをつけていてもぶつかられ放題だったのですから、ヘルプマークも効果はほとんどなしかも。つまり、ぶつかる人は、そもそも何も見ていないのですよ。そういう私も、電車で見かけた記憶はないので、周囲を見ていないってことではないかと思います。
 
それにしても、駅構内など人混みであっても歩きスマホはいますし、先を急いでわき目も振らずに歩いている人も多く、スリングだって松葉杖だって、他人にぶつかられることは少なくありません。電車で座っている人を見ると過半数が座りスマホで、居眠り人もあり、あまり周囲を見上げることはないように思います。私は足の故障ではないので、席を譲られても困っちゃうくらいですが(大型のスリングをつけていたとき1回だけありました)、そういう意味では、白い三角巾のほうが目立っていたかも。ヘルプマークも健常な人間が気を配らなければいけないと同時に、もう少し目立つもののほうがいいのかなぁとも思ったりします。
 



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