ある小説の中に、世界を旅して「何を祀ってあるのかわからないんだけど、地元の人が拝んでいるものには手を合わせることににました。そうしたら、なぜか商売がうまくいくようになったんですよ」というフレーズがありました。SFだし、本筋とはまったく関係ないんだけど、心に残った一節です。そんなわけで(どんなわけで?)、日々の何気ないできごとを綴ってみようかと思います。
2008/11/26  (水) 

ステンドグラス展「vento dall'Italia」

友人のステンドグラス作家の個展が今日から開幕。そのタイトルが、「vento dall'Italia〜イタリアからの風〜高橋園子ステンドグラス展」です。ちょっと前までステンドグラスといえば、「丸い電気の傘で色とりどりにモザイクされているもの」か、「教会の窓にはまっているもの」という認識しかなかったのですが、この友人が先生をしている「みきデザイン工房」におじゃましたり、工房の展覧会におじゃましたりしているうちに認識が変わりました。いろいろな技法があるし、素材があるし、なんといってもデザインにすごく個性が現われるものなのですね。
 

高橋園子さんの作風は、最初に見せてもらった「アクア・シリーズ」と呼んでいる、深海や気泡、水の動と静をイメージさせられる作品を見たときにとても驚かされました。なんというのか……、“キレ”があります。「わ、これを作った人と知り合いだなんてうれしい」と思ったことを記憶しているくらいです。本人はとりとめがなくの〜んびりした感じなんですけどね(笑) 今回の個展のメインは、14世紀から伝わるというイタリアの技法で描いたという宗教画っぽい感じのパネルと、現代のイタリアをイメージしたという「ミラノスピガ通り」シリーズと名づけられたランプです。
 
「ミラノスピガ通り」のテーマは、“白いガラス”、“アルミのパンチボード”、そして“とびきり発色のいいガラス!”だそうです。私はこちらの作品のほうが好き。わりとシンプルな色遣いで、華やかさはないかもしれませんが、とてもおしゃれ。彼女らしい“キレ”を感じます。1点ずつみても素敵なのですが、いくつも並べられているとよけいにその「雰囲気」に惹かれます。
 
この個展は、12月1日まで、表参道ヒルズの「ギャラリー同潤会」で開催中。御用とお急ぎがあっても、なんとか時間をやりくりして、ぜひ多くの方に見てみていただきたいなと思っています。「へぇ〜、ステンドグラスって、こんな雰囲気のものがあるんだ」と、きっと目からウロコだと思いますよ(笑) 知足のブログを見たといってくだされば、クッキーぐらいの接待をしてくれる……かもしれません?(笑)
 
個展が開かれている表参道は、かつてはイルミネーションが賑やかでしたね。いろいろと問題があって、近隣住民からの苦情もあって取りやめになったのではなかったかしら? いまは大々的なイルミネーションは飾られていませんが、それでも各店舗がそれぞれにモミの木を飾ったり、ビルを装飾したりしているので、街並みも楽しめます。かつての同潤会アパートの面影を残した「ギャラリー同潤会」の入る建物もクリスマスらしいイルミネーションで飾られています。

  

表参道ヒルズは建物の中にもきれいな光の装飾がほどこされていて、買い物をしなくても楽しめると思います(^_^;)
 



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2008/11/25  (火) 

不景気には金色

今日の日経平均、全業種が赤丸上昇中という感じになりました。相変わらず、相場の乱高下癖は治らないようです。癖かね……(-_-;) どうせまた下がるんでしょう、明日にでも(笑) 一方で「円が高いから海外旅行に行こう!」という人もいて、景気が悪いって本当かなと思わされるときもあります。観光地も人でいっぱいだし。それでも物価はじわじわと上がっているなぁというのは実感。マーケットでカゴがいっぱいになっていなくても、レジを通ると2,000円や3,000円にはなっています。そんなに特別な物は買っていないはずなのに。
 
そういえば、マイバッグ持参率が高くなっているように感じられます。エコというより、割引が効いているのかも。ときどき私が行くスーパーマーケットでは、バッグ持参だとその場で合計金額から2円引いてくれるところと、スタンプ20個で100円引いてくれるところがあります。さて、どっちがお得でしょう?(笑) スタンプは結果的に1回につき5円引きになりますよね。
 
ところが、その場で引く店のほうがマイバッグ率が高いような気がします。主婦営業中の友人は、「その場で引いてくれるほうがうれしい」と言っていました。「安い」を求める心理は、けっこう気分的なものが多く、よーく考えて決める人は少ないのかも。スタンプカードだと出しそびれたり、少額でカードを出すと嫌な顔とは言わないまでもレジの人に微妙な顔をされて出しにくいという場合もあります。ちなみに少額の買い物の場合、家の近くの店では「カードをお持ちですか?」って訊いてくれないし(-_-;)
 
どちらの店でも、1点ずつ何回もレジを通れば、全品2円引きだったり5円引きになったりしますよね。でも、そこまでできる根性のある人って、いるのかな? 一度、メモを預かっていたのに買い忘れがあって、150円ぐらいの物をあとで買い足したら、やっぱり2円引いてくれて……、「あ、それはいいです」なんて言いそうになりました(笑) 言わなかったけど(^_^;) というのも、レジの人は淡々と、当たり前のように2円引きの値段でレシートをくれたから。ありがたいような、申し訳ないような。
 
いろいろなお店をこまめに回って、本当に安いものをしっかり探して買う人もいるのでしょうね。私は貧乏でもそれほどの根性はなくて(-_-;) 私が知っている限りではそこまできちんとやっているのは隣の家のご夫妻だけ。まだ還暦前だと思うけど、すでに家を3軒建てたのだそうです。この辺り、多摩地域でもけっこう地価は高いほうなんだけど。夫はサラリーマン、妻は公文式の教室をやってらっしゃいますけど、この方々は関西人です(笑)
 
あとは頼みにするのは宝くじのみ!(笑) 今日は年末ジャンボ宝くじの発売日ですが、ここのところ宝くじの売上は下がっているそうですね。お金がなくて、宝くじも買えないということでしょうか。「夢を買う」と言われても、私も「どうせ買っても当たらないし〜」と言って「買わない派」なのですが。まあ、買わなきゃ「絶対に」当たらないんだけど(-_-;)
 
風水では景気の悪いときには金色の物を身近に置くといいと言われます。そのせいでしょうか、縁起堂本舗でも金色の縁起物の人気が高まっているとか。とくに「打出の小槌」。八方ふさがりのような閉塞感の中では、せめて「打出の小槌」でも振ってみたいものだと思う人も多いのでしょう。金色だし(^_^;) 私も1個、キーホルダーにつけたのですが、財布じゃなければダメかしら? 小槌を開けてみると、中にいろいろな物が入っていて、気分的にも楽しめます。本当は開けないほうがいいんですって。ご利益があるといいんだけど〜。
  



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2008/11/24  (月) 振替休日

多摩センターイルミネーション

小田急線および京王線の多摩センター駅からパルテノン多摩へ向かっての広場というか、通路というか、ここが素晴らしいイルミネーションで彩られているというウワサを聞き込み、行ってみました。40万個の電球が使われているそうです。時間によってはさまざまなイベントも実施されるとか。
 
駅を出て最初に出迎えてくれるのは、ひときわ明るい青い光のトンネルです。水族館をイメージしているトンネルで、家族連れやカップルがイルカや魚が踊っている下を楽しげにくぐり抜けていました。テレビかな、映画かな、なんか撮影らしきものもやっていましたよ。何度も何度も同じところを行ったり来たり。ご苦労さまです。
 
ところどころにサンリオのキャラクターたちがいます。ピューロランドが主催しているのかな? 協賛しているのかな? 終点には大きなキティがいます。35歳になるんですって! いいですねぇ、キャラクターは年をとらなくて(笑)
  
街路樹に光のカーテンがかかり、大きなモミの木が飾られているばかりではなく、通路のあちこちにさまざまな動物やサンタ、クリスマスを想起させるものが輝いています。

  

  

首を振るもの、光が点滅するもの、けっこう凝ったものが数多く見られました。これはなかなか楽しい! 見物客もかなり集まっていて、あちこちで写真を撮りあっています。
  

  
フラフラしていたら、やっぱり、「すみません、シャッターを……」(笑) いいですよ、「ハイ、チーズ」は古すぎます(笑) 私は「いきますよ〜」なんて声をかけてシャッターをおしますが、いまどきの方には「チーズ」じゃなくて、何か決まり文句があるんでしょうか?(笑)

 

  
 



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2008/11/23  (日) 勤労感謝の日

晩秋

当然ですが、本日は筋肉痛の一日。太腿といわず、ふくらはぎといわず……。昨夜は懸命にストレッチをし、ぬるい風呂に長時間浸かって、なんとか回避できないものかと思ったのですが、やっぱり無理でした。慣れないことはするもんじゃない! ではなく、いかに日頃から運動していなければいけないかと思うべきでしょうね(-_-;) 自宅の階段を降りるのもやっとの思いでした。
 
これは放置しておくより、逆療法がよいに違いないと勝手に判断し、野川公園に散歩にいきました。家を出るときは、子どもがお漏らしでもしたときのようなぎごちない歩き方です(笑) 
 
山の紅葉ほど鮮やかではないものの、里にも晩秋の気配が濃厚になってきています。色づいたというより、枯れかけたという感じに風情があります。秋晴れの午後の陽射しに木々も水も輝いていました。3連休ということもあり、遠くへ出かけた人が多いのでしょうか、家族連れの姿もまばらです。
 
川沿いを歩いていると、1本の木にカラスがたくさんとまっていました。なんで1本の木にだけ集まるのでしょう? 「人を襲うこともある」という先入観があるからでしょうか、この木の下を通り抜けるのはちょっとビクビク。鳴き声も不気味な感じで……。カラスが怖いのは、真っ黒な姿や嘴の鋭さがあるからでしょうか。だいたい鳥は苦手なのです(-_-;)
 
公園を突っ切って流れている野川の河原に、「ほたる川」がありました。勢いよく噴出している湧水を小さな川に流し込んでいます。魚が卵を産んだり、大水や水涸れのときにも魚が非難できるように作ったものだそうです。国分寺崖線(ハケ)の湧水の一部なのでしょうか。すぐ横を大きな道路が走っているにもかかわらず、自然はけっこう我慢強く存在しているものです。
 
その道路の街路樹もそろそろ色づきはじめました。日当たりの関係なのでしょう、道路の北側の木はまっ黄色、南側の木は緑色、なかなかおもしろい風景です。帰りは歩く元気がなく、駅へ行くバスに……。けっこう情けない散歩となりました。
 



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2008/11/22  (土) 

大山登山

「登山」はちょっと大げさ。まあ、ハイキングです。スキークラブの後輩に誘ってもらって、伊勢原の阿夫利神社の奥の院まで登ってきました。かなり壊れている私の膝と股関節を心配して、先輩がサポートについてきてくれて、合計4人で山登り。この2名は歩きなれている人たちですが、残りの2名はヨレヨレの初心者。帰りの電車の中で、その先輩は深々とため息をつき、「とにかく、ふたりが無事に下りてきてくれただけでよかった」とつぶやいたものでした(笑)
 
小田急線の伊勢原駅を降りると、ケーブル駅に向かうバスの行列、臨時便がたくさん出ていて、老若男女、たくさんの人が大山登山口に向かっていました。これほどポピュラーなところなら、私の足でも大丈夫なんじゃないかとの楽観的観測は、バスを降りてケーブル駅に向かう道で早くも破られました。すごい階段! 行列に並んでやっとケーブルカーに乗り、上の「阿夫利神社下社」駅につけば、また階段! とにかくひと息もつかせてくれない、ずーっと登りのコースなのです。
 
ケーブルカーの終点、阿夫利神社には、大山祗大神またの名を大水上神ともいう、どんなことでも熱心に祈願すれば成就しないことはない、という霊験あらたかな神様なのだそうです。さらに酒解神とも呼ばれ、酒造の祖神ともいわれているそうで、境内には川越の酒屋さんの大きな桶がしつらえてありました。そして、紅葉がまっさかり。

お天気がよかったので、赤と黄色、常緑樹の緑とのコントラストが息をのむ美しさでした。今日から週末にはライトアップもされるようです。ここからは、横浜や江の島、湘南海岸が一望に見下ろせます。
 
ここは、下社。本社は標高1253メートルの山頂にあります。いざ出陣! 登る前に100円払って、自分でお祓いをしていきなさいっていうのは……、ちょっと営利主義?(笑)

 

子どもや年配の方も登っているので道に迷う心配はないとはいえ、とにかく急な階段が続きます。階段というよりは大きな石がごろんごろんしている感じ。「歩けなくなったらタクシーを呼んで!」なんて言っていた冗談も出なくなり、ひたすら這い登っていきます。

  

途中には夫婦杉とか、天狗が鼻をつっこんで穴が開いたという岩やらがありますが、荒い息をつきながら一瞥するのがやっとです(笑)
 

それでも途中に紫色の実をつけていたその名を「紫式部」という木の枝が、青空に実をつけた枝を広げている姿などをみるとほっとさせられました。

 
途中、急に展望が開けるところがあり、お天気に恵まれて、富士山がくっきりと見えました。でも、富士山が見られるより、足を止めて休憩ができることのほうがうれしい(^_^;) 

それでもまだ、半分しか登っていないようで……。道には「○丁目」という道程の目印が立てられています。全部で28丁目ありました。10丁目ぐらいから、「あと何丁目だ!」といちいち残りの道程を数えながらの旅……。
  
やっと頂上につくと、さすがに標高が高いため、晴れていても指先が凍えるほどの寒さです。もう正午をとっくに回っているというのに日陰にはまだ霜柱が残っているくらい。

 

汗をかきかき登ってきた身体もいっきに冷やされます。ガイドには登り90分と書いてありましたが、120分ぐらいかかったでしょうか。まあ、私にしたら上出来といったところです。早起きして作ってきたおにぎりを食べて元気を出し、下山。下りはのぼりほどきつくはありませんが、膝はがくがく……。先輩がもってきてくれたストックにすがって下りました。感謝!
 
帰りはヤビツ峠へ回り、ここからバスで秦野へ。もう、本当に疲労困憊(-_-;) 山歩きなんかしたことのない人間にとっては、けっこう過酷なコースなのではないでしょうか。なんていうと「情けない!」と言われそうですが。でも、なんとかやり遂げたので、次はどこへ?(笑)
 



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「小森生活向上クラブ」
N響コンサート