ある小説の中に、世界を旅して「何を祀ってあるのかわからないんだけど、地元の人が拝んでいるものには手を合わせることににました。そうしたら、なぜか商売がうまくいくようになったんですよ」というフレーズがありました。SFだし、本筋とはまったく関係ないんだけど、心に残った一節です。そんなわけで(どんなわけで?)、日々の何気ないできごとを綴ってみようかと思います。
2007/08/17  (金) 

烏森神社「いっとき祭」

人形山車を見に、烏森神社の「いっとき祭」に行ってきました。正式には鵠沼皇大神宮例祭。境内には樹齢600年を超える巨木が多く、かっては烏がたくさんいたことから「烏森神社」といわれているそうです。
 
午後2時に人形山車が集合し、夕方の5時には祭のすべての行事が終わるため、「いっとき祭」と呼ばれるそうですが、なにせ35℃を超えるような気温の中、「いっとき」でも十分暑かったです(笑)
 露払いは子どもたちのひょっとこ踊り

 
昔は9台ある山車がそれぞれの町内に保管され、町を巡行したそうです。そのときは「いっとき祭」じゃなかったんでしょうかね? 今は神社に保管され、当日に組み立てて200メートルほど離れたところ持っていって、1時間ほどで神社へ巡行してきます。
1番那須与一 2番源頼朝 
山車は1本の柱に人形などを固定し、高欄に乗った氏子の人々が太鼓を叩きながら賑やかにお囃子を演奏しています。これを引っ張るのですが、背が高いのでゆさゆさ、ゆらゆら、これがまた、いとおもしろしって感じ。
3番神武天皇 4番源義経 
境内の手前で9台が順に並び、1台ずつ入場してきます。順番は昔から決まっているそうで、宮前町の那須与一、上村町の源頼朝、清水町の神武天皇、宿庭町の源義経、苅田町の徳川家康、大東町の楠正成、中東町の浦島太郎、原町の日本武尊、堀川町の仁徳天皇という順。だけど、なんでここで浦島太郎? 写真は位置的にみんな逆光で、暗くてごめんなさいm(_ _)m
5番徳川家康 6番楠正成

7番浦島太郎 8番日本武尊 
境内に整列した山車は、囃子の競演。お囃子の高欄はくるくる回転するので、お囃子の音ばかりではなく、視覚的にも楽しめます。
9番仁徳天皇 
参道にはいろいろな露店が賑わいを見せていますが、なんといっても一番人気はカキ氷。それはそうでしょ、暑い上に山車の巻き上げる砂埃もすごくて、見てるほうだってけっこう根性がいります(^_^;) 甘くない水が飲みたくて(熱中症で運ばれたくないし)、飲み物の自動販売機に走っていたら2台あるのにぜ〜んぶ売り切れでした(-_-;)
  
神社の境内では、山車の巡行に合わせて、さまざまな神事も営まれています。山車はお祭が終わると、解体されてあっさり境内の保管庫の中へ。「あっさり祭」でもいいかもしれませんね(笑)

 

縁日ガイド」にも写真をご紹介しています。



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