ある小説の中に、世界を旅して「何を祀ってあるのかわからないんだけど、地元の人が拝んでいるものには手を合わせることににました。そうしたら、なぜか商売がうまくいくようになったんですよ」というフレーズがありました。SFだし、本筋とはまったく関係ないんだけど、心に残った一節です。そんなわけで(どんなわけで?)、日々の何気ないできごとを綴ってみようかと思います。
2007/04/30  (月) 振替休日

多摩モノレール&浅川

ついでにもうひとつ高幡不動方面の話題を。高幡不動尊から石田寺まで、歩いていける距離ではありますが、あちこち壊れている年寄りでもあるので、多摩モノレールに乗ってみました。ずいぶん前から走っているような気はしますが、乗ったのは初めてです。
車体に動物の絵が 

ガキが……失礼、お子さまが多いなぁと思ったら、これは多摩動物園に行くのに便利な交通機関なのですね。静かにすーっと進む感じで、なかなかよい乗り物です。

石田寺は、浅川のすぐそばにありました。多摩川に注ぐ一級河川ですよね? 昔はちょくちょく氾濫して、歳三の生家も洪水で流されたそうですが、すっかり整備されてのどかな風情をみせています。けど、多摩川よりは緑が少ない印象でした。川幅が狭いからかな?
 

以前にこのあたりに行ったときは、JR日野駅で降りたのですが、京王線の高幡不動のほうが便利かな。日野駅から行くとおいしいお蕎麦屋さんに寄れるんですけどね。



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2007/04/29  (日) 昭和の日

石田寺

高幡不動まで行ったので、ついでに?新義真言宗愛宕山地蔵院石田寺(東京都日野市)まで足を延ばしました。そうです、新撰組の土方歳三の墓所があるお寺です。土方家の菩提寺は高幡山金剛寺(高幡不動)で、歳三の位牌も金剛寺本堂の大日堂に納められているそうですが、土方家の墓所は金剛寺の末寺だった石田寺にあり、ここに土方歳三義豊の墓石も立てられているのだそうです。

  歳三の墓

といっても、遺骨が残っているわけではないので、記念碑みたいなものですね。
日野で石を投げれば、土方さんに当たるっていうくらい、ここらへんには多い名字ですが、他の土地の人にこれを「つちかた」とか「どかた」とか読まれないために一番功績があったのが歳三さまかも。

 

むかしは石田村だったところも、いまはすっかり新興住宅街。その中で大きな家があると表札はやっぱり土方さんです。近くに土方歳三資料館があり、ここには歳三さまお手植えの矢竹があるそうですが(今日は開館日ではないので行きませんでした)、この辺の大きな家の中には細い竹が植わっている家もあり(やっぱり表札は土方さん)、この辺の歴史はよく知らないのですが、八王子千人同人の地侍の流れをくむ一族なんでしょうね。

 

住宅街の一角に「とうかん森」と解説された小さな祠がありました。目立たないけど、こういうものが残ってるのはすごい! きっと歳さんも手を合わせたことがあるのではないでしょうかね。

 貴重なものが残ってました



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2007/04/28  (土) 

高幡不動尊、春の大例祭

28日はお不動様の縁日。高幡不動尊(東京都日野市)では、春の大例祭が行われていました。正式名称は真言宗智山派別格本山高幡山明王院金剛寺。関東三不動の一つに数えられています。

 広〜い境内

平安時代初期に慈覚大師円仁が東関鎮護の霊場として不動堂を建立し、不動明王を安置したのが開山らしいです。1335(建武2)年8月4日の台風で堂が倒壊、1342(康永元)年に建てたのが現在の不動堂。関東でも指折り数えられるほどの古い建築物で、続いて建てられた仁王門とともに重要文化財に指定されています。

春の大例祭には、盛装した子どもたちの稚児行列が行われます。錫杖とほら貝に先導され、親御さんに手をひかれて境内を歩いてきました。おかあさんたちも思いっきりおしゃれをして、あちこちでカメラやビデオが回ってました。
 

終点は本堂でお経になるのですが、あふれるばかりの人で、いや、じっさいあふれてまして、なかなか写真も撮れなかった〜。暗いし。立ち並ぶ露店をひやかしながら、たくさんの人々がお参りに集まっていましたよ。
しめやかに読経が行われる 



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2007/04/27  (金) 

鏡を割ると縁起が悪い?

棚から物をとろうとして、一歩踏み出したら、足元でばりっというようないやな音がしました。なんだ? もしや(-_-;)

 

うっかり床に置いてあった鏡を踏んでしまったのでした。閉じられていた蓋をそろそろと開けてみると……、やっぱり〜。鏡が蜘蛛の巣状になってました。あーあ。

鏡を割ると縁起が悪いといいますよね。これは日本の迷信ではなくて、西洋で鏡を割ると7年不幸が続くという言い伝えがあるようです。なんでだろう? 

 

これから7年は長いなぁ。験直しはないのでしょうか? クリスチャンの人なら、あわてて十字をきって、神様にお祈りするのでしょうか。日本では、私はあまり口にした記憶はありませんが、子どもたちは中指と人差し指を重ねて「えんがちょ、切った」なんて、言ってませんでした? あ、これは汚いものにさわったときだったかな。

 

なぜ縁起が悪いといわれるのかといえば、実質、鏡が割れると、まず危ないからでしょうね。ガラスだし。とくに細かい破片になっちゃったりすると手に負えない。まあ、気をつけなさいよ、という警告でしょう。

 

私はあわてものなので、鏡を割ったもは2回や3回じゃない。たぶん、不幸は永遠に続くのだろうとあきらめるしかないです〜。今回は幸いスタンド型でカバーっていうのか、内側に鏡がしまえるようになっていたものだったので、蜘蛛の巣だけですみましたが、ほんとに危ないよ。

 

顔を映せば万華鏡状態なので捨てるしかないけど、GWでも不燃物の収集はあるのかしらん?



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2007/04/26  (木) 

身延山久遠寺

身延山久遠寺(山梨県南巨摩郡身延町)に行ってきました。久遠寺は鎌倉時代に日蓮聖人によって開かれたお寺で、日蓮宗の総本山です。私は別に信徒(宗徒っていうのかな、日蓮宗)じゃありませんが、ま、観光です。山一つがみんなお寺って感じで、本堂、祖師堂、御真骨堂などのたくさんのお堂があります。来年には五重塔も建立されるそうです。

立派な本堂五重塔完成予想図


本堂の裏手にあるロープウェイで身延山に登っていくと、海抜1,153メートルの頂上は、ロープウエイなら7分ほどですが、山道を登っていくと元気な人でも2時間半ぐらいかかるそうです。山頂展望台からは、富士川と身延の町並みが眼下に広がり、お天気がよければ南には駿河湾、東には富士山、西には七面山、北には南アルプス連峰、八ヶ岳と360度の大パノラマが楽しめるそうです。

東側 ロープウェイ

今日もお天気はよかったのですが、快晴とまではいえず、やや霞がかかった感じでしたが、まだ雪が残っている富士山を望むことができました。

西側。七面山を望む

 

日蓮聖人は、雨の日も晴れの日も毎日、ここまで登ってたんだって。頂上で故郷のほうに向かい(ちなみに日蓮上人は千葉の生まれで、千葉県には誕生寺ってお寺がありますね)両親を思った場所、というので奥の院、思親閣がここにあります。境内には、日蓮大聖人が植えたという杉が4本あり、ということは樹齢750年近いですか、立派な姿でそびえています。

  

日蓮上人は1274(文永11)年5月17日に身延山に入山、そして6月17日に久遠寺を建立。それ以来、ここで法華経の読誦と門弟たちの教育に生涯をささげたそうです。1282(弘安5)年に両親の墓参のために山を下り、その途中、61歳の生涯を終えられたそうです。遺言に「いづくにて死に候とも墓をば身延山に立てさせ給へ」とあったため、遺骨は身延山に埋けられているのだそうです。そんなことで墓所である御廟所があり、宗派を問わず(なのかな?)、日蓮宗の総本山になっているのですね。

 

身延山はしだれ桜でも有名ですが、いまは葉桜。でも緑は緑でとてもきれいです。近くにはほたるの里があります。以前、ほたる研究家の方にうかがった話によると、ここは関東ではいちばん多くほたるが見られるところだそうです。6月下旬頃でしょうかね? その頃、今度はほたるを見に行ってみたいなぁと思っています。



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「写楽考」
くらやみ祭